個人的にもぜひ聞きたいテーマでしたし、やはりこの年代のかかわり方が一番重要なので、多くの指導者と共に学びたいという気持ちでした。
平日の昼間というセッションでしたが、2回合わせて30名以上の指導者が参加してくれました。
ありがとうございます。

カンデラス氏自身も育成に今後取り組んでいきたいという想いがあるようで
非常に熱い話が聞けました。
まずカンデラス氏が大きく協調をしていたのは「子供の創造性を奪ってはいけない」ということ。
指導者は知識を詰め込むのではなく、まずは楽しくフットサルができる環境を用意することが大事で
ゴレイロを含め多くのポジションを経験させながら選手の個性を見出し、それを伸ばしていってあげましょうということです。
下のホワイトボードの太陽の絵を見てください。
これはその一例で書いてくれたものですが
子供に円の中を黒く塗りつぶしなさいという課題を出したとき
その中の一人が、どうしても円の外に線が飛び出してします。
しかし、その飛び出した線から実はその円が太陽の絵になるかもしれないというたとえ話です。
非常にわかりやすい話でしたね。
子供にはそれぞれ成長のスピードが違います。指導者が決めた成長のスピードに子供を合わせるのではなく、子供の成長のスピードに合わせた指導をしていきましょうという話でした。
子供たちの特性を見抜くといういうところでは
「子供はみんなメッシやネイマールになりたいと思っている。でもみんながなれるわけではない。」という話がありました。なるほど。
指導者は、しっかり話をすること(コミュニケーションをとること)、プレーの説明をしてあげること、それをデモンストレーションでしっかりと手本を見せること、成長のサポートをしてあげることが大事です。
シュート、パス、ドリブルなどをバランスよくトレーニングをしてしっかりとした技術を身に付けさせること、遊びの要素を取り入れ子供たちを飽きさせないことが大事です。
コーチはポジティブな声掛けをしましょう。あれはだめ、これはダメ、あれをしろ、これをしろ、という指導ではなく、子供の創造性を奪ってはいけない。
これはミゲルも言っていましたね。
脳科学からの話でしたが、子供の時はポジティブな声掛けしか、結局は頭に入っていないのだそうです。
そしてもう一つ。トレーニングは、その状況で最も早いものでトレーニングさせそれに慣れさせるほうが効果が上がるという話。
どうしても、ゆっくりからだんだんスピードを上げてと指導しがちですがそうではないと。
もちろん、早ければいいというわけではないのでご注意を。

今回は多くの熱い指導者が集まってくれました。
カンデラスのように情熱のあふれる指導をしていきましょう!
