(10月7日)
「もう死にたい、死んだほうが楽だと思う時が何度かあった」と妻が言った事がある。
それ以来、スパルタ的な接し方を私はやめました。
松葉杖歩行によるリハビリで、ゆっくりと体力を付けて来てたのに、先週再び坐骨神経痛が妻の左足膝を襲う。
(整形外科入口へ向かう階段)
妻が車椅子生活になった当初、看護師さん達の手を借り、車椅子に乗せたまま登っていたのだが、私はこの時ランニングで膝を痛めていたので、こじらせてしまう。
「階段を自力で上がれるように頑張って」と頼むしかなかったのだった。
妻が階段の手摺に、力の弱くなった両腕で体を乗せ、階段を登るようになる。
その姿は痛々しく、同情の目が注がれていた。
その後、食器洗い・洗濯物干し・車までの自力移動・車から診察室までの自力移動・松葉杖歩行等を克服し、念願だった美容室で髪をカットする。
クリアする度に喜びを分かち合ってあってますが、髪をカットした時は生気が甦ったような表情を見せていました。
再びの車椅子通院は先週一度だけ、今日は松葉杖歩行に戻りました。
医院の階段から車まで松葉杖歩行をクリアした時、〈初めての外遊〉外を初めて歩いたと言って笑いました。
充分頑張っている妻に〈頑張れ〉を言う必要は無いですね。