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ソースのブログ

ソースの駄目恋愛

お母さんと途中まで一緒に帰り、電車で別れ、私はまた乗換えをして電車の中でぼーっとしていると


??電話が鳴ってる・・・。


着信を見ると・・・誰?この番号・・・・。


08029・・・


え?


嘘。


U子だ・・・・。


なんで?


何度か電話が鳴った後、メールが届いた。


「○○駅で待ってる。」


うそ・・・・・・



私は慌てて電車を乗り換え、駅に向かった。


心臓がバクバクする・・・・・U子?!



駅に着いてきょろきょろしてると、男が歩いてきた・・・・U子があの時電話で呼んだ男だ・・・。


!!U子の携帯を持っている!





そういえばU子携帯違うの持ってたな・・・・。


何を慌てて来てしまったんだろ・・・馬鹿みたい・・・。



男「おい。」


私「なに。」


男「見せたいものがある。」


私「帰る。」


男「U子のものだ。家にあっても仕方ない。いらないなら捨てる。」


私「・・・・・・・・・。」


男「こい。」



私は男についていった。綺麗なアパートに着き、部屋へ入る。



U子の物が沢山・・・・。



男「これなんだけど。」



何かノートを持っている。



男「少し読んで見ろ。」



ノートは日記だった。毎日びっしりと書かれている。字もまちまちで、読めないところもあった。


薬を飲まされた日のこと・・・・やめたい・・・帰りたい・・・・。


しばらく読み進めて行くと・・・・・あ!!



男「気付いたか?俺、それを警察に持っていこうかと思うんだ。」


私「そんなことしたら、自分が捕まるだけじゃない!あんたの名前も沢山書いてある!」


男「お前ら、結婚するんだろ?」


男「警察につかまっちゃうよ?」


私「なら警察にもっていけばいい!!!私は捕まったって全く構わない!!!!」


男「ああ、お前もとらわれの身、だったか。」


男「俺が助けてやろうか?」


私「Bに喧嘩すらかてないじゃない!」


男「ああ、いい男だよな、あいつは。」


男「お前も、いい女だ。髪は長いほうがいいけどな。」


私「け・・・警察を・・・・。」


男「警察に・・・一緒にいくか?」


男「俺よぉ、最近眠れねーんだ。毎日U子が夢に出てきて・・・イライラする!!」


男「じゃぁ・・・この日記やるからよ、薬くれよ。」


私「は?持ってるんじゃないの?」


男「Bのやつ・・・U子が死んだとたん、俺らとお前は一切つながりがない。つって、大量の金をおいてったんだ。」


私「口封じ・・・?」


男「ああ。でもな、金より薬が欲しいんだよ・・・・!!!!!」


私「お金があるなら買えばいいじゃん・・・。」


男「あいつ以外の何処から買えばいいかわかんねーんだよ!!!誰も売っちゃくれねぇ!!!」


男「Bのやつ・・・俺を殺す気か?!」


男「なぁ、お前持ってねぇの?くれよ。ノート欲しいだろ??」


私「もって無いよ・・・。」


男「カバンの中は・・・。」


私「見ればいいよ。」



カバンを差し出すと、男は必死で物を出し、無いと分かると、カバンを引裂いた。




私「あ!!!!なにするの?!」


男「うるせぇ!」


男はカバンを私に叩きつけ、思いっきりつかみ掛かってきた。


男「頼む・・・薬を・・・・。」


私「ちょっと!やだ!!!!」


男「頼む・・・」


男は私を押し倒し、首を絞めてきた・・・・・。



く・・・くるし・・・・・



男「何とかいえ・・・薬をもってこい!!!」


更に強く締める



し・・・ぬ・・・・



その時、男の背後に、U子が見えた気がした。


私はU子ににっこり笑って・・・・。



気付くと、部屋が真っ暗になってた・・・・。



電気・・・電気は?壁伝いに歩いてる途中、何かぬるい水を踏んだ。



あ、電気。



電気をつけると・・・・・・


男が・・・・・お腹をかかえるようにして・・・・・物凄い血のなかで・・・うずくまっていた。



私・・・・?わたしがやったの?・・・・・・・・・・。


携帯は・・・・?


携帯にも血が・・・使えるかな・・・・・こ・・・怖い・・・・・


血のついた携帯は画面の中にまで血が入って、綺麗に見えなかった。


私「も・・・・もしもし・・・・」


B「おまえ!どこだ!散々連絡したろ!!!!!」


私「た・・・た・・・たすけて・・・おとこが・・・・U子・・・の・・・」


B「落ち着け!今何処だ!!!」


私「U子の・・・・男の・・・・」


B「あいつ・・・。なんでそんな」


私「しんでるの!!!!!私が殺したのかもしれない!!!!」


B「は?おい!!!どういうことだ!!!」



しばらくして・・・警察のサイレンの音が聞こえた。私は反射的にノートを探し、お腹に挟んだ。


Bが呼んだのかな・・・・・・・・。



ドアを開けて入ってきたのはあの時の警察官だった・・・・。


私をゆっくりと立たせると、病院へ連れて行かれた。



Bだ・・・。


私「B!!私・・・・・私なの?!」


B「落ち着け!」


B「お前・・・首・・・・どうした?」


私「なに・・・?あ・・・・思い切り首を・・・絞められた。」


私「それで・・・U子がいて・・・」


B「おい!落ち着け!U子ちゃんは死んだんだ!」


私「でも!!!いるの!ずっと!!!!あいつもお母さんもそう言ってた!!!!!」


B「・・・・・・・・とりあえず、着替えもってきたから。足も怪我したのか?」


私「ちがう・・・・血を・・・踏んで・・・・・・」


B「そうか。」




タオルで血を拭いて、服を着替える途中、ノートを服に包んで他の服と一緒に持ってでた。


Bが暖かいコーヒーを持ってきてくれた。


私「ありがとう。」


B「もうすぐ丸が来る。話せるか?」


私「うん・・・・・。これ、この服・・・・捨てないで。大事なものが入ってるから」


B「あ?わかった。」





丸「どうも。」


丸「落ち着いたかな?」


私「はい・・・。」


丸「今日は、警察署まで来てもらいたいんだけど。」


B「そうか・・・いけるか?」


私「うん。」



パトカーに乗って警察署へ行った。





夢を見た。


私は真っ暗闇を歩いてる・・・・。ふと光が見えて、どんどん光が広がっていく・・・・・U子だ・・・・・。


U子が暗闇を照らしながら歩いてくる。U子は手を伸ばし、私に行こうという動作をした。


私がU子の手を取ると・・・まっ逆さまに落ちていって  ドシャッ! とU子が落ちた時と同じ音がした・・・・。


目を開けると、U子が叫んで泣いている・・・・。ああ・・・落ちたのは私か・・・・。何を叫んでるの・・・?


「お ま え の せ い だ」


U子!!!!!!!!!!!!!


大汗をかいてベッドから飛び起きる。


何度この夢を見ただろう・・・・。U子・・・・U子・・・!!!



B「どうした・・・?」


B「泣いてるのか・・・?」



Bは私が飛び起きるたびに、優しく抱きしめてくれた・・・・。


抱きしめてくれると、心が落ちついて、眠れた。




私「今日・・・お墓参り行ってくる・・・・。」


B「また?!」


私「だって・・・U子がまだ私に一緒に行こうっていうんだもん・・・・。」


B「そうか。」


私「店には自分で行くから。」


B「遠いだろ?迎えに行ってやるよ。」


私「いい。」


B「そうか、わかった。」




私は花と、U子が好きだったお菓子、それからキャラクターのぬいぐるみを持ってお墓に向かった。




私「あ・・・お母さん・・・。」


U子の母親が、お墓の片付けをしていた。


私「こんにちわ・・・。」


母「あ、ソースちゃん・・・よくU子に会いに来てくれてるみたいね。」


私「え・・・いや・・・・。」


母「ありがとう。」


U子の母親はそういって、私の持っている花やぬいぐるみを供えてくれた。


母「このぬいぐるみ・・・部屋にまだいっぱい残っててね・・・・。」


母「ソースちゃん、時間あるの?」


私「はい、構いませんけど・・・。」




私はU子のお墓に手を合わせ、U子の母親とファミレスに入った。




母「お葬式が終わってからね・・・・変なことばかりあったの・・・。」


私「え?変なこと?」


母「そう、U子の部屋から音がしたり、ぬいぐるみの位置が変わってたり・・・。」


母「ソースちゃんは何か変わった事ない?」


私「ゆ・・・・夢を見ます・・・。毎日同じ夢を・・・・。」


母「夢?」


私「U子が・・・私を呼ぶんです・・・・。」


母「そう・・・・。」


母「明日四十九日なのよ・・・きっと明日、U子は天国へ行くんだわ。」


私「そうですね・・・・。」


私「私・・・私が無理やりU子を部屋に連れて行ったんです・・・・。」


母「え?」


私「U子が飛び降りた日・・・。薬をやめさせようとして、無理やり部屋に連れて行ったんです。」


私「私が・・・連れて行かなければ・・・U子は・・・飛び降りたりしなかった・・・。」


母「そうかも・・・しれないわね。 でもね、ソースちゃん。」


母「あの子は、どうやって薬に手を出したか、全く分からないんだけど、ソースちゃんが連れ出してくれなかったら、あの子は一生、生きる屍。自分から抜け出せない世界に、自分から入ってしまったのよ・・・。 だから、そこから引っ張り出してくれたソースちゃんには、感謝してるんじゃないかしら?」



あの世界に閉じ込めてしまったのは・・・私なのに・・・・。


お母さんは・・・何も知らないんだ・・・・。


私は・・・うつむいたまま・・・何も言えず・・・ごめんなさい。と謝った。


お母さんが肩に手を置いて、謝ることは無いと言った。


私は・・・私は・・・・・・


ずっと謝り続けた・・・・ずっと・・・ずっと・・・・






家に着いて、食事を取って、ベランダで2人でぼーっとしてた。


B「お前・・・本当に気だけは強いよな。」


私「・・・・・・・・・・・・。」


B「もう男には勝てないの分かってるだろ?」


私「それとこれとは関係ないの。」


B「はは、そうかそうか。」


B「お前も飲むか?」


私「・・・・・・・。いらない。」



B「あ、そうだ。ちょっと手伝え。」



Bがなにか大きなものを持ってきた。


B「ほら、手伝えよ!」


私「机?」


B「そうそう、ベランダに出すぞ。」



小さめのキャンプ用の机だった。折りたたみのベンチがついてる。



今度はキッチンに走って行って、たくさんのリキュールやお酒を持ってきて、シェイカーやメジャーカップなど、色々持ってきては机に並べ始めた。


B「これ持ってって!」


氷が入ったボール。



B「こんなもんかな?」


B「ご注文をどうぞ♪」


私「・・・・・・。私の一番好きな物♪」


B「・・・・・・・・・・・・・・・。俺か?」


私「違うよ!」


B「もう作らないよ。」


私「ごめんごめん。」


B「ソースが一番好きな味・・・・甘いの嫌だろ?かといって香りが強いものも駄目・・・。」


B「よし決めた。」



シェイカーを振る姿が様になるな。Bは。



カクテルグラスに注がれたのは、薄いオレンジのカクテルだった。


B「果物があればいいんだけどな。」


私「なんていうカクテル?」


B「強気一徹!」


私「なにそれ、頑固親父じゃん。」


B「いやいや、お前だよ。飲んでみろ。」


飲んでみると、ヨーグルトの爽やかな酸味と、マンゴーの優しい甘み。飲み込んだ後、喉が熱くなった。


B「うまい?」


私「おいしい!でもこれ、結構きついでしょ?」


B「ああ。」


B「じゃぁ次俺の好きな味、作れ。」


私「ええ・・できないよ・・・そんなの。」


B「いーからいーから。」





Bなりの励ましだったのか・・・それとも償いだったのか・・・・。


とても楽しかった。


片付けもせず、そのまま眠りこけてしまった・・・。