新聞の折り込みチラシを眺めていたら、｢夏に成長する｣｢勝負の夏｣等のフレーズが大々的に掲げられたチラシが数枚。はて？夏に向けてその気合いの入れ具合はなんぞや？と疑問に思い…よく見ると塾や予備校の受講生募集のチラシでした。さらによく見るとフィットネスクラブの入会募集チラシにも｢魅せる夏！｣的なことが印字されており、｢6月に入ったよ！夏をどう過ごすかのイメージを濃厚にしてね！｣というメッセージを強く感じました。確かに来月に入れば夏だもんなぁ、夏休みや夏のレジャー、ファッションとか色々今とは違う感じになるだろうしなぁ、とこちらもすっかり｢夏｣を考える脳になってしまいました。我が母校は塾や家庭教師が原則禁止でしたが、夏休みには学内で補講や宿題の質問受け時間もあったっけ。学校が自宅から近いのもあり、補講タイムがあると聞けば積極的に参加して、課題を解いていたものです。課題といってもぎゅうぎゅうに詰め込まれたスケジュールなどはなく、数枚のプリントや先生の出したお題を調べまとめたりするようなライトなものでしたね。友人たちに会えるのも楽しみのひとつでしたし、予鈴も本鈴も鳴らないのをいいことにお昼やオヤツの時間もいつもより長めに取ってましたから、補講のおかげでその後の成績が格段にあがった…とはなりませんでした。自動販売機で買った紙パックジュース片手におしゃべりしてた時間の方が補講より長くなかった？なんて日も。 チラシをまとめていると、｢育つ！｣と書かれたモノが。お、これも塾のお誘いかな？と思って確認したら…こちらは育毛剤のチラシでした。育つ…育つなら…ああ、興味がまた生まれちゃう。