汽車の券、って呼んでました。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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いくつかの鉄道会社では、あと数年のうちに「裏が黒い切符(磁気乗車券)」を廃止させ、「QRコード切符」へと移行させていく…そんなニュースを耳にしました。現在の切符には金属が含まれているため、リサイクルが難しいとのこと。今後更に環境問題に配慮したい会社の意向もあり、より再利用しやすい作りに生まれ変わるようです。QRコード切符にすると自動改札機内で切符が詰まるリスクも減らせる、なんて利点もあると聞きましたよ。今更ながら「あの黒い部分って磁気が含まれていたんだ…」と構造について知りました。最近では自動券売機で切符を購入する機会も減ったように感じます。交通系ICカードにすっかり頼りっきりですね。切符の端に印字されている4つの数字を足したり引いたりして「10」にする一人遊び、よくやっていたなぁ。降車駅の自動改札機に切符を入れサヨナラするまでに10にならないと「ああ~惜しいとこまできてるのにぃ」と名残惜しい気持ちになっていました。別れをしぶる私をよそに無慈悲にシュッと回収する改札機…もう二度と会えない切符と私…「ゲームオーバー」感が半端ない。 

まだ自動改札機も拡散していないような時代…、私が幼少時代に触れていた新幹線や寝台車の切符は細長い薄い紙製でした。昔々の映画やコンサートのチケットみたいな。薄緑色のチケットには行き先や発着時間、指定座席の位置などが印刷され、「この券があれば汽車に乗って(祖母の影響で「汽車」と言ってしまいがち)秋田に行けるんだ!」とワクワクしたものです。行き先はもっぱら秋田でしたからね。大事な切符だから封筒に入れて、始終大人が扱うモノよと教えられていたため、私は出掛ける準備中に隙を見てこっそりちょっと触るくらいでしたよ。