失神。気絶や卒倒、脳貧血ともいいますね。短い時間…数秒から数分ほど血圧が低下し、心臓から脳に送る血液が少なくなると脳が酸素不足になります。そして意識を失うのです。短時間の意識の消失でも倒れ方によってはケガをしたり、心臓や脳に病気が潜んでいる可能性もあるそうで、ただの一過性のものとは言い切れない恐い一面もあります。へたり込み崩れ落ちてしまう、座ったままでガクンとなってしまう、立っていてバタンと倒れてしまう…特に運転中や機械の操作中に失神すると非常に危険です。原因はさまざまで、過労だったり痛みが辛かったり、ショックを受けたり、起立したまま血圧低下が起きたり、不整脈だったりと本当に｢人による｣とのこと。息をこらえたり咳き込んだりして失神するケースもゼロではないとか。
一度だけ、失神した人を見たことがあります。高校時代のクラスメートでした。他のクラスメートが家庭科の調理実習中に包丁で指を切り、隣人の大出血する指を見てへたり込むように意識を失ってしまいました。先生がすぐさま抱えるように横に寝かせて対応したので数分で意識を取り戻しましたが、指を切ったクラスメートより先にショックを受けてしまったのでしょう。