子供の頃観ていた特撮もの、戦隊ものの番組のことを、総称して｢強いの｣と言っていました。秋田の本家に住む親戚の姉さんに教えて貰った表現です。使い方としては｢今日強いのやる？｣は｢今日はテレビで特撮番組が放送される？｣で、｢強いのの始まる歌、変わったね｣は｢特撮番組のオープニング曲新しくなったね｣…等。強いの、と言えば具体的な○○レンジャーや○○マン的な名前が出てこなくても大人に通じるのが利点(？)かもしれません。私は｢強いののホワイトが好き！｣と夢中でしたが、大人には｢色々いらっしゃりすぎて区別つかない…｣が正直なところだったと思います。ドラマみたいな特撮番組に加えてアニメもあったり、人形劇番組もあったり、子供が観るものって昔から沢山ありますよね。
強いのの番組内に出てくる悪役はもちろん｢悪いの｣です。悪いのの中には最終回付近で急に強いのを助けて味方になったりする展開もあり、ドキドキさせられたっけ。悪いのの女性リーダーみたいな人は大体薄着でバッチメイクで、妙に艶っぽかったりするんですよね。