竜頭蛇尾…最初は勢いがあったのに、最後には疲弊や衰えをみせる様子…とありました。竜頭蛇尾の類語としては「虎頭蛇尾」という言葉もあります。意味は同じで、勢いが終盤につれてなくなる姿を表します。中国の仏教に関する古いエピソードからできたと言われておりますが…蛇好きからすると、それちょっと納得いかないなぁとなんとも言えない気持ちになります。竜(架空の生き物ですが)も虎も強そうなイメージを持っていますが、蛇だって種類によっては丸太みたいな子もいますし。それに細くたって基本は肉食ですからそこまで貧弱な印象はないと思うのです。
しかし、自然界でそこまでのご立派な大蛇と遭遇することは少ないでしょうから、やはり紐と見間違えるような細長いチョロンとしたほっそり蛇の姿が竜頭蛇尾や虎頭蛇尾という表現の元になったのでしょう。私の勝手な憶測では、竜は空想上の生き物ですが、空想中に蛇やトカゲのオマージュが入ってきて、竜の成分に加わっているような気がしてならないのですが。たくさんの鱗、長いカラダ、ちょっとツルっとしたお腹、口元とか…