しかしこの復元作業、かなり時間がかかるようで、まだまだ技術向上のために研究も続いているようです。動画サイトで時々既存のものを見学しながら、ワクワク待つとします。
昔の白黒やセピア色の写真をカラーにする技術は、歴史を知る上で非常に重要な発明だそうです。確かに、100年以上前の写真がカラーになったものを拝見したことがありますが、人も風景も急に親近感がわいてくるというか、体温が伝わるような感じを覚えたものです。昔の人といっても、私たちとそんなに変わらないんだ、と妙に納得した瞬間でした。私が見たのは着物を着て仕事に励むいわゆる女中さんたちがカメラに向かって恥ずかしそうに微笑む姿や、小学生らしき子供たちのちょっと緊張したような集合写真等でした。｢仕事中、はい笑ってー、と言われたら照れちゃうよな｣｢子供の頃は学校で撮る写真ってあまり笑っちゃいけないって思っていたっけ｣と自分にもわき出そうな感情が写真におさめられていて、もっと沢山の復元写真を見たいなと思いました。