そんな暮らしを実家時代からしていたせいか、浄水器にはかなりうといようで、以前働いていた場所で大失敗をしたことがあります。冷蔵庫にある浄水できるボトルに水を入れてといてねと頼まれたので了承して、水道水をボトルにじゃー。後は冷蔵庫に入れ直して出来上がり、と任務を遂行したつもりでした。…つもりでしたが、注ぎ口を間違えてろ過できないまま水を冷やしていたのです。先輩が「あれ？カートリッジ寿命かなぁ」と気づいて設置し直す様子を見ていなければ永遠に水道水を冷やしていたことに。もちろん平謝りしまして、笑われてしまいました。
私を含め、我が家にいる生き物たちは水道水をよく飲みます。一応ミネラルウォーターの買い置きや、浄水器的なものは持っていますが、灰色の同居人の水、無口なインコの水、蛇にトカゲに…あ、ついでに私も飲んじゃえ、となると一家(？)オールメンバーで水道水を仲良くいただくことになるのです。水の味にそれほど敏感ではなく、おまけに面倒くさがりで水道水の安全性を都合よく信じているという訳です。「東京の水道水を売ってるお店もあるし」と以前聞いたニュースを盾に、今日も蛇口をひねるのでした。