以前、警戒すべき事があるときに、「お知らせ音」で知らせる場合は、あえて人の耳に刺激を与えるような音を組み合わせて作っている…という報道を聞いたことがあります。「耳に馴染まない=注意する、警戒する」という意識を狙ってのものだそうです。だから地震速報やニュース速報の音はあんなに「えっ」という気持ちになるのだと改めて感心したっけ…。目覚ましアラームの音もそういった仕組みで開発されているものもあるようですが、悲しいかな目覚まし時計は眠気が勝って止めてしまいがちなのです。
いつも聞いている音、というのが各ご家庭にあるかと思います。電話のベル、給湯器のお知らせやストーブのセンサー、インターフォン等々、それらの音には耳も馴染んで突然鳴ったり喋ったりしても「ああ、はいはい」と対応出来ることが多いでしょう。一回一回驚いていたら心臓にも悪いですしね。しかし、それらとは逆にアラーム音や警告音は「耳慣れない」音でなくてはいけないようにできているようで、その都度「何!?何!?どしたの!?」と集中して向き合うことがほとんどです。