何でも無駄にしない…そんな気持ちが強い学校で育った気がします。どこの学校も教育の一環としてそういう風潮なのかもしれませんが…。私も「無駄にしない」という考えに疑いもなく賛同し、「へぇ、雑巾は使わなくなったタオルで作るんだ…」とか、「チラシの裏を小さく切ってメモにすれば、覚え書きや走り書きをしたいときに便利だよね」と感心しながら生活していた記憶はあります。
しかし…アレはいまだにちょっと「いいのか?それ、いいのかな…」と思う再利用がひとつ。「使用済み歯ブラシを隙間掃除に使う」という手段は、どうしてもためらってしまいます。使用済み歯ブラシを持ってきて掃除しよう!という指示が学校から出たときも、「え…私の歯の汚れが着いてたかもしれないコレで…?困ったな…ちょっと恥ずかしい」と、無駄に意識してしまった記憶があります。結局階段や窓のサッシの隙間掃除に適しているなぁとしみじみ感じたのですが…
毛先がややボサボサになっているくらいが、掃除に丁度いいことを確認しつつ、大人になってからは何となく「隙間掃除専用ブラシ」を購入してしまうのでした。