若い人たちのテレビ離れが進んでいるという。
先日も娘とテレビの話になり、空いてる時間はTikTokやYouTubeを観ることが多く、テレビはあまり観ないらしい。
いや、テレビ離れは若者ばかりではなくジジイも同じ。
夜テレビをつけると安っぽいドラマか、芸人が身内の話題で盛り上がっているつまらないバラエティ番組ばかりだもんなあ…
テレビ離れしているこのジジイもYouTubeを観る機会は多く、先日あった「降下訓練始め」のライブ配信もYouTubeで視聴したし、猫用扉「ペットドア」の取り付け方法もYouTubeを参考にさせてもらった。
正に「困ったときのYouTube頼み」というやつで。
YouTubeはテレビのように一方的にくだらない番組を垂れ流してくるのではなく、自分の知りたいこと、好きなジャンルのターゲットを絞って自ら選択できるのがいい。
しかし、YouTubeは訳のわからない動画が乱立しているのも事実で、再生回数によって金銭が絡んでくるものだから再生回数稼ぎのための嘘や擬情報、それを配信するエセYouTuber(ユーチューバー)も多数存在する。
そんな中で、かれこれ2年以上視聴している動画がある。
「トラック野郎USA」というYouTubeチャンネルで、自らを「おじさん」と称する北海道出身、本名「吉田さん」という50代の日本人がアメリカで大型トラックの長距離ドライバーをしながら日常生活を配信している。
アメリカで長距離トラックドライバーをしながらYouTubeを配信している日本人は他にもいるが、トラック野郎USAの「おじさん」の驚かされるところは、住まいを持たず(一応、New Yorkに借りてる家があるらしいが)通年をトラックのスリーパー(居住スペース)で自炊生活をしていて、言い方を変えれば「車上生活者」。
おじさんのトラック(トラクター)の内装が何より凄く、居住スペースと撮影スタジオが合体した様な今まで見たことのない光景は、目を見張るものがある。
何よりおもしろいのがおじさんのキャラクター。
神経質で気が小さい割に「人に指図されたり意見されるのが耐えられない」という性格で、ワイルドな仕事とのアンバランス感が絶妙。
徹底的な平和主義を主張する割には敵意を感じる人を小バカにした口調で揶揄したり、ちょっと偏った思想(思い込み)には首を傾げる面も多々あるが、アメリカ文化や自身のトラックのDIYは見ごたえがある。
アメリカは広いね。