DTM・DAW方面の話ではありますが本題に入る前のかなり長いマクラが幾分PC絡みの、興味ない人には興味ない話だと思いますので興味ない人は適当なところ(動画貼ってる辺り)までスクロールして頂ければ、と。
先日、DAWソフト「Cakewalk」が何故か急に立ち上がらなくなりまして。
デスクトップのショートカットやスタートの一覧(上のショートカット)をクリックしても「ソフトが立ち上がる前のロゴがドーン」にはなるんだけど、ソフト自体は立ち上がることもなくロゴもすぐに消える状態。
Cakewalkのプログラムファイル(.exe)を直接クリックしても「管理者として実行」をしてもやはり同じ。
PCに何かしたかなぁと思い出してみても思いつくことがなく。
試しに「LUNA」
(Universal AudioのDAW。基本無料)
こっちを立ち上げてみたら、特に問題なく立ち上がるし諸々の外部プラグインもちゃんと読み込む。
もういっそLUNAに鞍替えするかとも思いましたが、LUNAは日本語に対応してないんですよね。
まぁプラグインの大半は表記が英語だし基本的な作業も英語表記でそこまで判らないこともありませんけど、詳細をアレコレするときに英語表記だとちょっとまごつくし作業の確実性に「?」もつく。
なのでやはりCakewalkをどうにかした方が良いかなあと言うことで、取り敢えずアンインストールしました。
で、ちょうどいいタイミングなのでフォルダの容量がもうギリになりつつあるプラグインを別のSSD(内のフォルダ)に移動しまして。
↑この記事にその辺の顛末というか前フリを書いてます。
その上でCakewalkを再インストールしたんですが、立ち上がらない不具合は直らなかったです。
その後、移動する前にプラグインを収納してた(フォルダのある)ドライブ(D:)が空になったのでパーティションを削除してC:と統合しました(1つのドライブをパーティションで2つのドライブに分けて使用してました)。
↑この辺の話も上のリンク記事に書いてます。
その上で(こればっかだなw)Cakewalkをアンインストール→再々インストールしようとしたんですが、今度はインストール途中で先に進めなくなり。
インストール中に本ソフトとそれに付随するソフト諸々のインストール場所とかを指定するんですけど、諸々のソフトはこれまで削除したD:内のフォルダにインストールしてました。
で、今度はプラグインを移動したドライブ(K:)内フォルダを使おうとしたんですが、「前にインスコした場所あったんでそこに入れんで?かまへんな?」てなメッセージが出て指定する枠に前のD:VSTPluginsがグレーアウトで残ってて変えられないんですよ。
しかしドライブD:はもう無いのです。
なので、致し方無しにインストール進めてもその先でエラーになってインストールされません。
ここに来てやっとネットで色々調べたところ、完全に同じ不具合ではないけど似たような不具合に関する情報を見つけました。
曰く、
「アンインストールしてもレジストリに~な情報が残ってて、それが悪さをしてる。なのでその〇〇と✕✕のレジストリを削除すればおk」
みたいな(かなり要約)。
レジストリというのはOSや色んなソフトの情報を収納する場所というかデータベースで、ソフト上で何か変更があればそこに書き込まれていきます。
なのでレジストリを弄るのはあまり行儀の良いやり方ではないのですが、他に有効な手段も見当たらないしそもそもこの時点ではPC内に存在してないソフトのレジストリなので、レジストリエディタを開いて調べた情報にあったレジストリを削除しました。
で、改めてインストールしたら諸々の関連ソフトをちゃんとK:ドライブ内フォルダに指定出来てインストールも問題なく出来ました。
はいめでたしめでたし。
と思いきや(まだだ、まだ終わらんよ)(いや、クワトロ・バジーナほど熱くなってはいませんけどw)
Cakewalkを立ち上げると各プラグインを検索するんですが、何故かVST3のプラグインだけしか表示されません。
VST3のプラグインは立ち上げられますが、VST2や32ビットのプラグインはフォルダ自体はツリーにはあるんですけどフォルダが開けないのでそこにあるであろうプラグインは当然立ち上げられません。
更にDAW上で「(プラグインがある各フォルダを)検索」をかけてみても検索する様子もなく設定でその辺の情報を確認しても設定画面にあるはずの検索ボタン自体が存在せず。
いやもう何なん?と再びネットで調べてみましたが先の情報ほどこの不具合にニアリーな情報がありません。
なので、ダメ元で先の不具合と同じようにCakewalkをアンインストールして、後に残ってるレジストリを今度は見かけた情報の2つだけではなく「Cakewalk」に関連するもの(Cakewalkの語句が入ってるもの)を片っ端から削除して何度目か判らないインストール。
その際、諸々の関連ソフトのうち検索プログラムファイルに関連するモノはK:ではなく本体と同じC:の方にインストールしました。
果たして、
プラグインを全部検索&読み込みするようになってVST2や32ビットのプラグインも問題なく立ち上がるようになりました。
そんで新環境のお試しがてら
これ作ったんですねw
今度こそめでたしめでたし。
(スクロールせずに根気よくここまで読んで頂いた方々、ありがとうございます)
はい、長いマクラはここまでで、この先が本編です。
プラグインを別のフォルダに移動したのはいいんですけど、音源みたいに「プラグイン自体はC:の方にインストールしてるけど中身は別フォルダ」みたいなものはその関連付けを一個づつ新たに指定しないとならないんですよ。
(全部同じところにインストールしてる場合は関係ないです)
DAW上でとある音源を立ち上げますと
こういうグレーのブランク画面が出ます(立ち上げてスクショが面倒だったのでこの画像はネットで拾いました。たまたまこれから話すヤツのとこのものなので丁度いいw)。
で、この音源があるフォルダーを選んで指定すると
使えるようになる。
それなりの量のプラグインが入っててその中の大半(の音源)が中身別のフォルダでこれを一個づつやっていくのはそれなりに手間ですがそこは関係なく。
その過程で色んな音源を確認してて、ちょっとこのシリーズは紹介しとこうかなと思ったのですよ。
Agus Hardimanというインドネシアのプロデューサー/ミュージシャンが運営してるサイトで配布している「MONSTERシリーズ」という無料音源です。
シンセ、ストリングス、ギター、ベース、ピアノなど一通りの音源はもちろん、エスニックな楽器やサックス、SFXなど15種類の音源があります。
ぶっちゃけギター音源は
ちょっとどうかなというか使い所を選ぶ感じですが、他のはどれも割りと使えるクオリティですよ。
実際「春の海」もメインのドラムとシンセベースはMonsterDrumとMonsterBassを使いました。
ドラムは80種類くらいの音源が入っててしかもメジャーどころなドラムマシンの音源が20入ってます。
ストリングス。
6種の系統にそれぞれ5つの音色があって、それを自由に組み合わせて音色を作るレイヤー系の音源。
個別の音自体は加工はできませんけど、逆に組み合わせだけで作れるのはシンプルでいいです。
シンセ使いたいって方は
こちらを。
コード作成機能付き音源、なんてのもあります。
「なんか音源探してる」
「フリーで良さげなものないかな」
「DTMやるにあたって一通りの音源ほしい」
てな方はこちらの音源を試しに使ってみるのは如何でしょう。
もとよりフリーなので損はしないと思いますよw
ただ、音源にもよりますが結構な容量だったりもしますのでインストール場所にはご注意を。
プラグイン本体と音源を別にダウンロード(zip)して音源は任意の場所に置いてプラグイン立ち上げ時にそれを指定する(上に書いてる状態)方式です。
「音源再設定の過程で気になってちょっと紹介したくなった無料プラグイン」ってのは他にもいくつかあったので、これから何回か記事にしようと思います。
もちろん今回みたいに長いマクラは書かない(つもりだ)ともw