Honey Bee F-15N その1 | Do or Do not, There is no try.

Do or Do not, There is no try.

ギターや音楽(含むDTM)絡みが多いかな

 

エピフォンSGと一緒でこれも

 

この記事が「その0」って感じで。

 

 

ブリッジの浮き&剥がれがジャンクの理由だったんですが、買ってよく見ると

 

あり得ないほどの捻れ&順反り。

 

おまけというかそのせいというかフレットエッジもあちこち浮いて危険

 

まずはその辺を直します。

てか、それが直らんようならブリッジ直しても意味無し

 

 

まずは反りをどうにかすべくクッション挟んでネック浮かして床にうつ伏せに置いてダンベルを重しにして

 

ヒーター前に放置。

入手したのが冬だったのでね。

ヒーター使用時とそうでないときだと15-20度くらい寒暖差ありますんでね、重しと寒暖差利用して反りをマシにする作戦です。

 

ああ、トラスロッドは戻してゆるゆるにしてあります。

てか、トラスロッド結構ガッツリ締められた状態(本来なら逆反る)であの順反り&捻れ状態でした。

まぁこれほど順反ってるとトラスロッド戻してもそれ以上に順反る事はほぼ無かったですね。

それぐらいの反りではあります。

 

で、上の写真の状態でかなりな日数置いといたんですけど、まぁ多少マシにはなりましたが劇的な改善があまり無くて。

 

なので、もうちょい強制的に矯正(西尾維新風)すべく

 

適当な木片&アルミのコの字アングル&クランプキツめに負荷をかけてみました。

そんでもってまたしばしヒーター前に放置してたんですが、これは中々効果的でした。

クランプ締めてく時点でネックが動くの判るしね。

 

これで反り問題は概ね収束しました(完全に直った訳ではないです。その辺は後述)。

 

次は捻れをどうにかします。

 

6弦側が前に、1弦側が奥に向かって捻れています。

厳密には6弦側が前方向に捻れてるので1弦側が煽りを受けて奥にちょい捻れてるというか。

ギターを立てて正面から見るとゆる~く左向いてる感じですねw

 

なので、6弦側を戻す感じに矯正するんですけど、

 

こんな感じにギターを設置して、ネックの上部をクランプしてクランプにダンベルを乗せます。

んで、またしばしヒーター前放置w

 

やはり、幾らかマシにはなるんですけど負荷のかかり具合が弱い

更に、捻じれ修正の過程でまた若干反りが復活するんですね。

 

てことで、

 

反り捻れ同時矯正(捻じれは荷重を更に追加)ですw

 

これで一月くらいは放置してましたかね。

何にせよ、ヒーターの出番が数えるほどになる時期まではこの状態でしたw

 

 

すると、

 

完全にフラットとまではいきませんが捻れは相当マシになりました。

 

なんせ元が

 

こうでしたから。

 

反りも大分マシになったんですが、

 

1弦側がほぼフラットなのに対して

 

6弦側がちょっと歪んでます。

 

これねぇ、捻れ反りのダブルコンボな上にアコギでしょ、セットネックでしょ、当然ボディとくっついてる12フレット辺りから上は修正作業の範囲外(動かない)でしょ。

 

そういうのもあって、ネックを外しでもしない限りこれ以上修正のしようがないんですよね。

 

捻れ修正を追い込むと反りが生じる。

その反りを修正しようとしてもハイフレットが動かないので、ネックヒールより上と下で微妙に反りが合わない。

 

そんな感じなので、ネックそのものの修正はここまでですね。

 

まぁ恐らく

 

フレットの摺り合わせで何とかなるとは思います。

 

 

てことで、摺り合わせしましょう。

 

なのですが、

 

その前に、

 

浮きまくって危険極まりないフレットエッジを叩いて直します

 

「直します」とは言いましたが、あんまきっちり溝に戻ってはくれなかったです。

そらそうだ、クサビで溝にハマってるはずのものが浮き上がってるって事はクサビが効いてないって事だもん。

叩いたって元のように引っ掛かってはくれないさ。

 

とはいえある程度浮きを抑えることは出来たので、

 

前に作ったお手製のフレットエッジ処理ヤスリエッジを均します。

 

「均します」と言いましたが、浮きはともかくエッジ自体はちゃんと斜めに処理されてるので効果というか殆ど削れはしなかったです。

このお手製ヤスリもその後の作業を考慮して角度浅めにヤスリを固定してるので尚の事ね。

それでも指板よりちょっとはみ出てるようなフレットはその部分を削ることは出来ましたけど。

 

なので、

 

「その後の作業」用これまたお手勢フレットエッジ(丸め)ヤスリでエッジを丸めます。

 

これは割りとこのギターには有効でした。

 

ハイフレットは作業がちょっと手間でしたけどね(そもそもハイフレットはソコまでエッジが浮いてはなかったんですけどね)。

 

いい感じに丸められて

 

引っかかりも鋭利な感じもなくなりました。

少なくとも運指のプレイアビリティに支障ない程度にはなりました。

 

 

では改めてフレットの摺り合わせを。

 

まず、

 

一応トラスロッドでネックを出来る限りフラットに調整するんですけど、

 

捻れも反りも基本的に妥協的修正なので、

 

ドコかを基準に合わせるとドコかが合いません。

 

まぁその辺は判ってて摺り合わせでどうにかしようとしてるのでね、この調整もあるところで妥協してます。

 

では。

 

フレットにマジック塗って

 

削る。

 

捻れ&反り&フレット浮きなので削れ方の不均等っぷりがもうw

 

削った部分とそうでない部分は何なら倍くらい高さ違ってたかも。

 

 

まぁ散々削りまして、

 

ほぼ高さは揃いました。

 

一部、

 

低い(削れてない)部分もあるんですが、低音弦側のハイフレットなのでソコまでシビアにする必要も無いかなと。

 

そんで、

 

成形していきます。

 

さんざっぱらやってるし記事にもしてる作業なので

 

ダイジェストでw

 

よろし。

 

ネックの歪みはこれ以上どうしようもないですけど、フレットレベルでは概ねフラットになってます。

 

ネックが何とかなったので、ブリッジ直しましょう。

 

 

続く。