RUSH その4 | Do or Do not, There is no try.

Do or Do not, There is no try.

ギターや音楽(含むDTM)絡みが多いかな

 

前々回は、

 

「All The World's a Stage」(1976年)

まで遡りました(コレ自体は紹介しただけですけど)。

 

 

 

今回は、最初期を。

 

前述のライブアルバムと同じ年、遡ること約5ヶ月、

 

「2112」(邦題「西暦2112年」1976年)

 
初期ラッシュの集大成というか、ラッシュが「プログレ」というジャンルに
カテゴライズされる決定打というか。
 
前々作の「Fly by Night」はある程度の評価を受けたものの、
前作「Caress of Steel」はあまり評価されず、バンドは岐路に立たされ
レコード会社からは「売れ線を作れ」と言われたとか。
(「Parmanent Waves」時の「短い曲にしろ」とはニュアンスが全然違いますね)
 
 
でも彼らはその要求を跳ね除けて「2112」を作りました。
 
「自分たちのやりたいようにやる。それでダメなら、それまでだ」

という、不退転の覚悟を持って。

 

 

果たして、「2112」はラッシュとしては初めてのヒット作となりました。

 

音楽性としては、鍵盤が導入されたくらいで前作と特に乖離もしてないんですけどね。

 

「2112」

 

アルバム冒頭を飾る、全7章、21分弱の大作。

冒頭というか、アナログ(レコード)時代だと丸々A面です。

 

そのタイトルが示す通り、SFです。

SFと言っても「少し不思議」じゃないですよ。

まぁあの猫型ロボットが生まれた年も確か2112年ですけど。

 

未来、戦争、宗教、支配、そういった感じです。

 

このイントロの「ヒュイーン」てのは確かメロトロンの音で、ヒュー・サイムが

弾いてるんじゃなかったかな。

 

前々回で書いたようにヒュー・サイムはラッシュのアートワークをほぼ担ってる

デザイナーですが元々鍵盤弾きでもあって、アルバム内の「Tears」という曲でも

鍵盤を弾いてます(こっちはちゃんとクレジットされてます)。

 

 

「2112」(「RUSH in Rio」より)

 

ライブではショートバージョンな事が多いです。

というか、公式なライブ音源ではフル尺は

 

「Different Stages」(1998年)に入ってる(「Test for Echo Tour」時の演奏)くらいで、

直後のツアー音源である

 

「All The World's a Stage」でも、ショートとは言わないまでも2章ほど

飛ばしたバージョン(約15分)で演奏されてます。

 

 

ここ一月半ほど、そしてこのラッシュの記事を書くにあたってかなりラッシュを

聴いてた(る)んですが、極論を言うと

ラッシュの音楽は全て「2112」に集約する

と言っても過言ではない気がしてきました。

 

何ていうのかな、それまでの楽曲のエッセンスは勿論、

この後に作られる楽曲のエッセンスもこの曲から感じられると言うか(結果論ですけど)。

 

導入として「ムービング・ピクチャーズ」を勧めましたが、1曲だけを勧めるなら

「2112」かもしれないですね。

1曲というかまぁ、7曲(章)なんですけどw

 

 

「A Passage To Bangkok」(「Snakes&Arrows Tour」より)

 

オリエンタルと言うかアジアンテイストというか。

 

(歌詞が)「ハッパの曲」だという一説もありますがどうなんでしょうねw

あまりそういうイメージはありませんけど。

 

KISSの前座でツアー回ってたときも

「アイツらはライブ終わったらさっさとホテルに引き返して部屋でおとなしくしてた」って、

ジーン・シモンズが言ってましたが。

 

 

遡って前年、

 

「Caress of Steel」(邦題「鋼の抱擁」1975年)

 

前述の通り、「ヒットの前夜」ということですね。

ヒュー・サイムのデザイナーキャリアが始まった作品でもありますね。

 

4曲目(アナログだとA面ラスト)が12分、5曲目(まるまるB面)が19分と

大作志向がここから始まってます。

 

「Bastille Day」(「Different Stages」より)
 
フランス革命がどうの、な曲です。
いきなり「パンがなかったらケーキ食ったらええがな」と歌ってますが、
アントワネットはホントはそんな事言って無いんですよねw
 
デビュー時は、数多いたツェッペリン・フォロワーの一つと見られていた
ラッシュですが(クイーンもそうだったよね)、やはりこのアルバムくらいまでは
(短めの曲では特に)そう思われるのもむべなるかな、といった感じですね。
 

 

「The Necromancer」

 

確か「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」をモチーフにした歌詞だったはず。

 

この曲に限らず、大作モノの歌詞はファンタジー系の事が多いですね

(SFはファンタジーのサブジャンルと考えると「2112」だってファンタジー)。

 

なんですかねぇ、ゲディのハイトーンシャウトがやはりツェッペリン感に

寄っちゃってるんですかね。

声自体がプラントに似てるわけではないけど。

 

「2112」以降は、シャウトと言ってももうちょっと落ち着いてると言うか、

この辺までは「とにかくシャウト」感が強いんですよね。

 

まぁ若くて高い声が無尽蔵に出るならとにかく高い声出そう、となってしまうのは

そういうものなのかもしれませんが。

 

 

遡って約半年前、

 

「Fly By Night」(邦題「夜間飛行」1975年)

 

ニールが加入して初のアルバム。

歌詞も大半をニールが書いてます。

 

2ndではありますが、実質的にはラッシュの「始まり」とも言える作品ですね。

 

 

「Fly By Night」
​​​​​​

初期のゲディといえばやはりリッケンバッカーのイメージですね。

 

 

「By-Tor & The Snow Dog」
 
これは何かしらのラジオ・オンエア音源なんでしょうね。
そういった音源は最近よくCDになったり、ベスト盤やリマスター版の
ボーナストラックになったりしてますね。
 
この曲はスタジオ版では9分弱ですが、ライブでは大抵ショートバージョンに
なってます(「All The World's A Stage」では12分弱と逆に長くなってますがw)。
 
タイトルはスタッフだか知り合いだかの飼ってる2匹の犬の名前で、
それをモチーフにファンタジックな詞を書いたらしいです。

 

 

遡って前年、

 

「Rush」(邦題「閃光のラッシュ」1974年)

 

なんですが。

 

今回の連載記事を「ニール・パート」を軸と考えた場合、
1stアルバムは紹介する必要は無いのかもしれません。
近年のライブでも1曲くらいしか演奏もしませんし。
 

初代ドラマーであるジョン・ラトジー(彼も10年くらい前に他界)のドラムは

多分にボンゾ感(特にバスドラ)がありますが、上手さではニールに引けを取りません。

趣きは違いますが。

 

まぁそれも「数多いたツェッペリン・フォロワーの一つ」というラベリングの

一因だったのでしょうけど。

 
 

とはいえ、せっかくなのでその、近年でも演奏する曲くらいは紹介しておきましょう。

 

 

「Working Man」(「R30」より)

 

まぁ普通にハードなロックですよねw

全体的にこんな感じだと思っても間違いではないですw

 

 

1stの曲の動画を色々探してたらこんなのがありました。

 

「In The Mood」

 

「Presto Tour」時の、オープニングアクトのMr.Bigとの共演。

画質はダメダメですけど。

 

今年初めに買った、

この右上の「Raw Like Sushi」は、そのツアー時の音源ですね。

(「卓から直でDATに録音してるぜ」て書いてある通り、このミニライブアルバムは

 基本モノラルでホントにPAアウト音源なのな)

 

 

 

次回はその3の続き、
 

「A Show of Hands」以降を。