〇2024年8月21日、エアプサンBX145便で、福岡から釜山へ飛んだ。その後、釜山でエアプサンBX341便に乗り換え、西安まで飛ぶ予定だった。我が家から西安へ行くのに、最も安価な方法がこれだと判断したからである。
〇福岡空港を出発のが16時20分で、17時には、もう釜山金海国際空港に着いていた。つまり、実質40分が福岡⇔釜山間だと言うことになる。釜山は何とも九州から近い。
〇釜山金海国際空港に降り立ったのは良いが、空港の入国ゲートは大混雑していた。エアプサンBX145便の搭乗客は、ほとんど韓国人だったのに、その前の香港エクスプレスの多くの乗客が中国人の団体客で、外国人入国ゲートには、長い列ができていた。
〇お陰で、30分以上は並ばされた。これだけ並んでいるのに、ゲートは二つか三つしか開けていない。少しは考慮して欲しい気がした。もっとも、これは何処の空港でも、これは同じである。我慢して並ぶしかないのである。
〇何とか、無事に韓国に入国できた。取り合えず、そのままエアプサンのカウンターへ行って、エアプサンBX341便の切符を手に入れることとした。カウンターには窓口がたくさんあって、それに人が全然いなかった。時間帯が良かったのだろう。
〇若い女性と若者の男性が手招きしてくれたので、迷うことなく若い女性の方へ行った。当古代文化研究所が「中国トランジェット利用で、西安へ行く。」と言うと、難しい顔をされた。それから、その女性の奮闘努力が始まった。
〇片言英語と自動翻訳機を利用して、いろいろと話を伺った。エアプサンBX341便を利用して西安へ行くのに、中国トランジェットを利用する人は、全然居ないとおっしゃる。それで係の方も慣れていなくて、たいへんそうだった。
〇若い女性が孤軍奮闘してくれたお陰で、何とか、切符を手にすることができた。航空会社にとっては、中国トランジェット利用は、結構、面倒なものらしい。迷惑を掛けた。係の女性が何とも優しく親切で助かった。
〇釜山金海国際空港では、時間は十分あったのだが、そのまま出発ゲートへ向かった。一回は、釜山金海国際空港の外に出ることもできたのに、勿体なかった。50代に釜山を訪れたことがあるから、釜山は、今回が二回目のはずである。その時はソウルから慶州を経て、釜山へ来て福岡空港へ帰った。もう20年も前の話である。
〇と言うのも、出掛ける前に、釜山金海国際空港のVIPラウンジを予約していた。そこなら軽食くらいは食べることができると思ったからである。これがとんでもない間違いだった。
〇出発ゲートをくぐって、無事、出国手続きを済ませて、ゲート9と10の間にあると言うVIPラウンジへ向かった。VIPラウンジは簡単に見付かったが、入るのに、長い行列ができているではないか。それが何とも凄い数なのである。
〇第一、VIPラウンジ利用者は、飛行機出発まで、VIPラウンジから出ることは無い。そんなに簡単に空くはずがない。それで、せっかく予約していたVIPラウンジ利用を諦めるしかなかった。まるで詐欺に会った感じだった。
〇この日、朝は自宅で済ませ、昼食は福岡空港で取った。それなら夕食は必ず釜山金海国際空港になることは判っていた。それで、わざわざ、VIPラウンジを予約しておいた。それが利用できないと、夕食が取れない。手元に韓国ウオンが無いからである。
〇何処か、食べられるところを探していたら、「SOBAN」と言う店を見付けた。どうやら、VISAカードが使えるようである。係の女性に尋ねると、すぐさま、利用方法を教えてくれた。と言うか、彼女が全部してくれた。何とも有難い。これで何とか夕食にありつけた。
〇注文したのは、「カルビのコムタン」定食だった。たいへん美味しかった。店の「SOBAN」と言うのは、韓国語で「お膳」のことだと言う。韓国はハングル文字だらけで、なかなか理解できない。当たり前のことなのだが。
〇釜山金海国際空港滞在は、午後5時から10時まで、5時間の余裕があった。結構、長いので退屈するのでないかと心配したが、あっという間だった。何とか、無事に夕食もいただくことができた。