霧島山の硫黄山 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○霧島山の硫黄山は、昔から有名である。それは、霧島山の硫黄山が霧島山の最高峰である韓国岳(1700m)の登山口に位置する山だからである。霧島山縦走の起点も実は硫黄山なのである。だから、硫黄山は誰でも知っている。

○それに、昔から、硫黄山は目立つ山でもあった。何故かと言うと、硫黄山は四六時中、蒸気を噴いている山で、近くを通ると、硫黄が臭い。そのせいで、硫黄山付近は植物が育たない。だから、全面、岩山が硫黄山だった。

○ウイキペディアフリー百科事典が案内する硫黄山は、次の通り。

      硫黄山(宮崎県)

硫黄山(いおうやま)は、宮崎県えびの市にある標高1317mの山。活火山である霧島火山において最も新しい火山で、種類は溶岩ドームに分類される。韓国岳の北西、えびの高原に位置し、山体の西斜面に宮崎県道・鹿児島県道1号小林えびの高原牧園線が走る。

有史以降で確認されている大規模な噴火は2回のみであり、2回ともマグマ噴火である

山体は珪石を主体とした火山岩に覆われ、植物に覆われた部分は少ない。頂上には直径100mほどの浅い火口があり、巨大な溶岩が残されている。かつては盛んに噴気が観察され、明治30年から昭和30年頃までは噴気を冷却して硫黄の採取が行われていた。火口内にその石積みの遺構が残されている。噴気中を管で導き出して冷却し、単体硫黄を結晶化させて採取していた。

2018年4月19日15時39分頃、硫黄山の南側で噴火し、高いところでは噴煙が300mの高さまで上がった。これを受けて気象庁は15時55分に噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。1768年以来250年ぶりの噴火となったが、死傷者は発生しなかった。4月20日には硫黄山の西側約500mの場所から新たに噴気が上がり、26日にはこの場所から火山灰を含む噴煙が上がった。気象庁は5月1日に噴火警戒レベルを2に引き下げた。

2018年9月現在は、火口周辺1kmの立ち入り禁止措置となっている。宮崎県道・鹿児島県道1号小林えびの高原牧園線も通行止めになっている。

すぐ横の宮崎県道・鹿児島県道1号小林えびの高原牧園線からは徒歩数分程度でアプローチでき、車道と火口の標高差は50m程度で登山は容易である。

  硫黄山 (宮崎県) - Wikipedia

○上記解説にあるように、

   すぐ横の宮崎県道・鹿児島県道1号小林えびの高原牧園線からは徒歩数分程度で

  アプローチでき、車道と火口の標高差は50m程度で登山は容易である。

山なのだが、肝心の県道一号線が通行止めなのだから、どうしようもない。最近、噴火が落ち着いた時、土日に限って、通行可能となっている。

○昨年6月4日に、ミヤマキリシマを見に、霧島山へ向かった。せっかくだから、県道一号線で行こうとしたら、通行止めだった。仕方なく、えびのまで行って、えびのからえびの高原へ上がった。

○今回、2024年5月25日は土曜日で、当然、県道一号線で行った。さいわい、無事に上ることができた。それでも、次の6月1日2日の土日は、通行止めだったらしい。通れるか通れないか、常に気に掛けておく必要がある。

○えびの高原で、硫黄山は目立つし、何処からでも見ることができる。「えびの高原:池巡り・白鳥山登山一周コース」の、

  ・えびの展望台

  ・二湖パノラマ展望台

  ・白鳥山山頂

  ・白鳥山北展望台

から、硫黄山の噴煙を眺めることができた。

○もちろん、えびの高原駐車場やキャンプ村、ピクニック広場、つつじケ丘などの、全てから硫黄山の噴煙は見えていた。それ程、えびの高原で硫黄山は目立つ存在である。

○今回は、帰りも行きも県道一号線を利用した。当古代文化研究所からえびの高原に行くには最短の時間である。何しろ、都城ICで高速道路に乗れば30分で小林ICに着く。そのまま小林IC自体が県道一号線に直結しているのだから、何とも便利である。この日、8時44分に我が家を出て、9時48分には、もうえびの高原駐車場に着いていた。