白鳥山:ミヤマキリシマ | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○2024年5月26日、えびの高原へ出掛け、ミヤマキリシマの花を堪能してきた。前々回、『えびの高原:池巡り自然探勝路』については案内した。

  ・テーマ「日向国の邪馬台国」:ブログ『えびの高原:池巡り自然探勝路』

  えびの高原:池巡り自然探勝路 | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○続けて、前回、『ミヤマキリシマ:えびの高原池巡り』について、案内した。

  ・テーマ「日向国の邪馬台国」:ブログ『ミヤマキリシマ:えびの高原池巡り』

  ミヤマキリシマ:えびの高原池巡り | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○前回、すでに案内しているが、霧島山のミヤマキリシマを堪能するには、樹間に咲くミヤマキリシマと、尾根道に咲くミヤマキリシマとが存在する。もちろん、その両方とも、それぞれ特徴があって、何とも美しい。

○前回のブログ『ミヤマキリシマ:えびの高原池巡り』が樹間に咲くミヤマキリシマだったのに対して、今回のブログ『白鳥山:ミヤマキリシマ』は尾根道に咲くミヤマキリシマになる。その美しさはまるで別物である。

○基本、ミヤマキリシマは尾根道に咲くものであると思われる。それが周囲の木々が成長して大きくなると、樹間に咲くミヤマキリシマに変容する。そんな感じである。日当たりが悪くなった分、樹間に咲くミヤマキリシマはやさしくなった気がする。

○そういう意味では、尾根道のミヤマキリシマは厳しい自然環境の中にあるせいか、樹勢も縦では無くて横に伸びているし、花も小さい。ミヤマキリシマとしての風情は、そういうところにある。そういうふうに勝手に思い込んでいる。

○白鳥山は、それ程、目立つ山では無い。ところが、夷守岳が1344mであり、甑岳が1301mであるのに対し、白鳥山は1363mもあると言うのだから、驚く。白鳥山の山容は、夷守岳や甑岳に、遥かに及ばない。

○ある意味、白鳥山は山では無い。白紫池と言う火口湖の縁の最高点が白鳥山山頂と言うことになる。したがって、あまり、山に登った観が無い。白鳥山山頂自体が、白紫池と言う火口湖の縁だからである。

○ただ、白鳥山には、二湖パノラマ展望台、白鳥山山頂、白鳥山北展望台と、三カ所もビューポイントが存在し、そのいずれもが絶景である。ただ、今回登った2024年5月26日は、天気が今一つ良く無くて、眺望は無かった。

○その分、存分に、ミヤマキリシマを堪能することができた。ミヤマキリシマは、やはり、尾根道にあって、初めて、美しい。厳しい自然環境が彼女を逞しく慈しみ、育てている。岩陰に隠れるようにして、楚々と咲くミヤマキリシマを、私は愛する。