○今回の「北京漫歩」旅行で、北京まで行くのに、選んだのは、熊本空港から韓国の仁川空港まで、ティーウェイ航空のTW２７６便で飛ぶルートだった。いろいろ調べてみて、これが最も安価で、早いと判断した。
○ただ、問題は、熊本空港までのルートが存在するかだった。ティーウェイ航空のTW２７６便は、10時30分に熊本空港を出発する。それに間に合うためには、最低でも、9時30分前に、熊本空港に着いておく必要がある。その便を探すのに、苦労した。
○前々から調べていたら、八代からのリムジンバスがあって、新八代駅を8時20分ほどに出て、9時20分ころに熊本空港に着くことになっていた。それで、都城から高速バスを利用して、新八代駅から、このリムジンバスを使えば良いと思っていた。
○ところが、今年になって、急に、このリムジンバスの発車時刻が変更になって、焦った。8時20分に新八代駅を出発する便が、9時50分に変更されたのである。それでは、到底、間に合わない。非常に困った。
○それで、さらに調べると、新幹線つばめ308号で新八代駅を7時55分に出れば、熊本駅に8時5分に到着する。熊本駅から熊本空港までのリムジンバスが熊本駅を出るのが8時10分と8時25分があって、それなら、どうにか、9時30分前に熊本空港に到着する。
○結局、この便を利用することとした。朝5時に起きて、都城北を6時5分の高速バスで出発し、7時38分に新八代駅に着き、新八代駅を7時55分のつばめ308号で出て、熊本駅で8時5分発のリムジンバスに乗り換え、9時12分に熊本空港へ津着すると言う、何とも慌ただしい方法だった。
○その話は、前回、詳しく、次のブログに書いている。
・テーマ「北京漫歩」：ブログ『熊本空港まで」
○熊本駅からのリムジンバスは、定刻の9時12分よりも、数分遅れて、無事、到着した。急いで、空港内へ向かった。ティーウェイ航空のカウンターには、大勢の乗客が押し寄せていた。どうやら、当古代文化研究所が最後であるようだった。
○バスには、10名ほどの乗客が居たが、このティーウェイ航空を利用する人は、私だけだった。先客が多いので、チェックインするのに、随分と時間を要した。ただ、国際便が多く飛んでいる空港では無いから、心配は要らない。
○結局、チェックインできたのは、10時10分過ぎだった。飛行機の出発予定時刻は10時30分である。それでも、私の後に、三名の乗客が並んで居た。放送で、飛行機の出発時間が遅れる案内があった。
○これまで、数回、韓国には訪れている。しかし、もう20年、30年も昔の話である。ほとんど、何も記憶していない。できれば、ゆうくり、訪れたい国である。ただ、当古代文化研究所には、韓国に興味があっても、そこまでの時間的余裕がない。
○今回、熊本空港から仁川空港まで利用したのは、ティーウェイ航空のTW２７６便である。ティーウェイ航空について、ウイキペディアフリー百科事典は、次のように案内する。
ティーウェイ航空
ティーウェイ航空（ティーウェイこうくう、英語: T'Way Airlines）は、韓国の格安航空会社。
韓国で最初に設立された格安航空会社(LCC)である。運賃は競合他社よりも最大80%程度安くしている。
ティーウェイ航空は2010年8月に韓星航空からティーウェイ航空へ社名変更し、就航を再スタートさせた。その年の9月には韓国国内航空運送事業運航証明(Air Operator's Certificate)を取得すると同時に金浦-済州線の運航を開始。2011年度、顧客満足度調査（韓国消費者院調べ）にて韓国系LCC5社のうち6部門中5部門でトップを獲得し、2012年には韓国交通研究院が実施する航空サービスモデル評価では、LCCの中で最も高く評価された。その結果、2013年には設立3年、保有航空機5機のみで黒字を達成。また、韓国系LCCの中で最初に国際航空運送協会IATAが設定した安全監査プログラム“IOSA”認証を取得している。
○搭乗手続きに手間取ったが、荷物も預けないので、出国手続き、税関はスムースで、何もなくできた。飛行機に乗る際、後ろに居た若い韓国人から、片言の日本語で話し掛けられた。ここに並んでいて待っていて大丈夫かと言うことだった。切符をみたら、私と同じだったから、たぶん、大丈夫でしょう、他に搭乗口も無いから、と応えたら、笑っていた。
○話を聞くと、熊本市内に住んでいると言う。もう半年くらい、日本に居るらしい。外見は全く私と変わらない。日本人に間違えられるでしょうと言うと、話さない限り、誰もが日本人と思って接して来るとおっしゃる。
○飛行機に乗る前、10分くらいだったか、彼と楽しい会話ができた。韓国に行くには、福岡からが一番安く、次が、この熊本便だと言う。半年ぶりに韓国へ帰るとのことだった。結構、上手な日本語だった。優しそうな若者で、74歳の老人には、その若さが羨ましかった。
○結局、ティーウェイ航空、TW２７６便が飛び立ったのは11時過ぎだった。天気が悪くて、雨が降っていて、何も見えない。けっこう、飛行機も揺れた。朝から慌ただしい旅行で、飛行機に乗って、やっと一安心した。
○出発が遅れた割には、到着は早く、10分遅れの12時35分には、仁川空港に到着していた。仁川空港では、次の出発まで、およそ3時間もあるから、のんびりできると思っていた。しかし、意外に、時間を要して、仁川空港では何もすることができなかった。