ミヤマキリシマ | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○霧島山と言えば、ミヤマキリシマだろう。霧島山には各所にミヤマキリシマの群生地が存在する。2022年5月20日の朝日新聞宮崎欄に、次の記事が掲載されていた。

      霧島連山 初夏の彩り

   鹿児島、宮崎両県境の霧島連山では、初夏の風物詩ミヤマキリシマが

  咲く季節がやってきた。鹿児島県霧島市の高千穂河原ビジターセンター

  などによると、今月下旬から6月上旬にかけ、「鹿ケ原」や御鉢の斜面、

  えびの市のえびの高原の「つつじケ丘」でも見頃を迎えるという。

   晴れ間が広がった18日、高千穂河原から入った中岳中腹探勝路では、

  見頃になったピンクの花々の間をハチが舞っていた。

○昨年、2021年5月16日に、雨の中、韓国岳へ登って来た。とは言っても、雨では何も見えない。それで、五合目から引き返した。山は何時でもそこにある。何も無理して登る必要など、無い。

○その際、もうミヤマキリシマが登山道の各所に咲いていて、驚いた。まるでミヤマキリシマを見に出掛けたような感じだった。雨に打たれた花はまた、何とも美しかった。その話は、次のブログに書いている。

  ・テーマ「日向国の邪馬台国」:ブログ『ミヤマキリシマ』

  ミヤマキリシマ | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○機会があれば、今年もミヤマキリシマ見物に出掛けたいと願い、その機会を見計らっていた。ここのところ、ずっと雨が続いていたが、20022年5月22日(日)が晴天だと言う予報がでた。それで、今日、5月22日にミヤマキリシマ見物に出掛けてきた。

○去年はえびの高原でミヤマキリシマを見ている。以前、大幡山でもミヤマキリシマを見た。私が見た中で、最も美しいと感じたのは、新燃岳のミヤマキリシマだったが、新燃岳が噴火したので、今は跡形も無いのではないか。

○ミヤマキリシマ見物に、何処へ出掛けるか。最後まで迷ったが、朝日新聞の記事に、「鹿ケ原」の名を見付けて、懐かしく感じた。それで、「鹿ケ原」へ出掛けることにした。

○「鹿ケ原」へは、高千穂河原から下って行く方法と、矢岳登山口から登って行く方法がある。どうせなら、帰りに楽をしたい。それで、矢岳登山口からのコースを選んだ。

○家を出たのは、7時42分だった。矢岳登山口到着は9時07分。途中、道に迷ってあちこちしたので、30分はロスしている。通常なら50分ほどで着くはずである。矢岳登山口の駐車場は車が満車状態だった。こんなことは、滅多に無い。多くの人がミヤマキリシマ目当てに、霧島山を訪れている。9時10分に登山開始。とは言っても、今日は山には登らない。「鹿ケ原」までの、散策コースである。

○地図には、矢岳への分岐まで15分とある。しかし、登山道と並行して舗装道路が走っているではないか。わざわざ山道を歩くのも何だから、舗装道路を歩いた。これが間違いのもとで、随分と登山コースを離れてしまった。

○それで、山を斜めに登って、登山道へ出ることとした。それで10分くらいはまたロスしてしまった。今日は、ロスばかりしている。手元に携帯で、YAMAPを入れているので、こういう時は重宝する。お陰で、ちゃんと登山ルートへ戻ることができた。

○矢岳谷越ルートの分岐に9時37分に着いた。15分のところを27分も要してしまった。矢岳山越ルートの分岐点到着は10時03分だった。20分のところを26分要している。竜王山への分岐点到着は10時30分だった。ここまでも標準時間は20分だが27分を要している。今はこれが正直な時間だろう。

○この辺りから先が「鹿ケ原」になる。高千穂河原まで続く。ちなみに、矢岳登山口の標高は783m。竜王山への分岐点の標高は980mだから、ちょうど標高差200mを登ったことになる。高千穂河原は1000mほどだから、これから先はほとんど登らない。

○したがって、「鹿ケ原」へ出掛けるには、断然、高千穂河原からの方が楽である。もっとも、私の場合は、矢岳登山口ルートが懐かしくて、登った次第である。たぶん、30年振りのルートであった。このルートを歩いたのは、これまで数回しかない。

○「鹿ケ原」のミヤマキリシマは、見事そのものであった。言葉は要らない。あまりの見事さに260枚もの写真を撮って来た。ここで30分ほど、夢中で写真を撮った。11時15分に「鹿ケ原」を発って、矢岳山越ルートの分岐点到着は11時33分(18分)、矢岳谷越ルート分岐到着は11時48分(15分)、矢岳登山口到着は12時01分(13分)だった。帰りは下りだから、何とも速い。

○この季節、霧島山に登らないで、何時、登る。そんな季節である。えびの高原のミヤマキリシマはこれからではないか。大幡山の花もこれからだろう。しばらくは花を楽しめる。