小島氏館    寺院内に残る美しい遺構   ~埼玉県本庄市~ | 攻城日記/3rd ~城逢人~

攻城日記/3rd ~城逢人~

中世城館・板碑好きのマニアの日々の記録

小島氏館(おじま)は国道17号線の本庄市小島交差点の
南側に所在しました
現在、長松寺が建ちますが本堂を囲むように西側と北側に
土塁と堀が残されております


北側の土塁と堀は見応えがあります


 

館の北側の低地には元小山川が流れます
この低地は利根川や烏川の氾濫原であり
肥沃な耕作地であったと思われます

小島氏は丹党・秩父氏の出身といわれます
館の北側にある唐鈴神社は小島氏の氏神と伝わります
御神体は唐(中国)の鈴といわれ小島家に
古くから伝わるものといわれます
この鈴は古墳時代の馬具の一部で小島古墳群の
中の一つから出土した埋葬品では?と考えられます
小島氏が領地を開発する際に古墳を崩し畑を
切り開いた際に見つけたものなのでしょうか?
ちょっと面白い話だったのでここで紹介します

 

 

 

↓小島氏館の航空写真(電子国土空中写真を使用して作図)



参考  本庄市史/ 通史編
     本庄歴史缶/ 本庄市教育委員会
     地名と歴史/ 水島治平 (本庄市の地名小字を紹介)
     長松寺の案内板