しるそばのうそ日記 -8ページ目

節足動物の限界。

  コロナは相変わらずだし、オリンピックもガタガタしているのに、やる気みたいだし、世の中、回っているんだか、回っていないんだか、わからない状態ですが、みなさんいかがお過ごしだろうか?
 
  ぼくのほうはといえば、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレビを見ていても、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食事をとっていても、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蚊の野郎が気になって

仕方がない有様である。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  蚊の野郎なんて申しましたが、蚊という昆虫は、通常、血を吸うという行為はしないものらしくて、吸血するのは、メスの蚊が、たまごを生む栄養を得るために、手っ取り早く、動物の血液から、タンパク質なんかを拝借しようと思って及ぶのみなのだそうだ。 ひとことで言えば、血を吸う蚊は、例外なくメスだということである。 野郎じゃなかった。
 
  この蚊の女郎(めろうと読むはずなのだが、なぜか変換できない)どもは、一生のうち、4~5回ほど、吸血をするらしい。 これは、蚊のメロウが、一生のうちに、たまごを生む回数と一致している。 つまり、蚊は、一回の産卵で、一回の吸血をすればよく、首尾よく血を吸えたのであれば、あとは、たまごを生むだけですよ、といった具合なのである。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



こういうことがなければ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



  蚊のメロウは、一回の吸血で、自分の体重と、同じくらいの血を吸うのだそうだ。 したがって、吸血を行ったあとは、動きも鈍くなり、敵に捕まる危険性も高まる。 そうなれば、血を吸ったあとは、とっとと逃げるのが最善、となるはずなのだが、そこは所詮、昆虫。 いつまでも部屋の中をうろうろしていたせいで、一巻のおしまい、となったわけである。 こうなると、蚊は蚊で、産卵をするのに失敗しているわけだし、ぼくはぼくで、手に血液が付いて、不愉快なわけで、誰も得をしないのである。 いやいや、蚊の命と、手が汚れるのと、どちらが重要なのかと、行き過ぎた博愛主義者はいうのかもしれないが、虫けらの命よりも、ぼくちんのおててのほうが重要だと、食い気味に答える程度には、ぼくの心は狭くできている。 そんなわけで、そろそろ、蚊の対策を始めなければなるまいと、手のひらの血をぬぐいながら思案する、殺し屋のような、ぼくなのであった。
 
  自分の血だけどね。
 

 

 

 

 

 


ぼくの人生につづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

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いそがば。

  最近、家の近くに自販機ができたおかげで、コーラが飲みたくなったら、すぐに手に入るようになった。 設置された当初は、「たまに使うかなあ」くらいに思っていた自販機は、存外に便利で、冷蔵庫代わりに使わせてもらっている。
 
ごとんごとん。
 
  缶コーラが、取り出し口に飛び出す音がすると、少しでもはやく、しゅわしゅわな気分を味わいたくて、そわそわで、うっきうきな様子でコーラを自販機から取り出す。 家に帰ってから飲もうか、ここでひとくち飲んでやろうか。 とりあえずは右手で、缶コーラの冷たさを味わっていると、路地に救急車が侵入してきた。
 
「緊急車両が通ります。 」
 
  通りたいのはわかるのだが、家の前の路地は、そこまで広くない。 そんな路地を、慎重に、しかし迅速に、アナウンスをくり返しながら、進んでいく。 そんなことよりも、救急車が来るということは、なにかあったということだ。 この辺りは、一軒家が多くて、お年寄りも多い。 心臓が高鳴るのを感じながら、救急車のテールランプを睨みつける。

 

 

 

 

 

 

  

 

 

  

 

 


 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

  

 


救急車は路地を抜けていった。
 

 

 

 

 

 

 

  

 

  

 


道を間違えた?
 

 

 

 

 

 

  

 

 

  

 


  わざわざ狭い路地を通らなくても、もう少し走れば、余裕でぐるっと回れる道がある。 救急車ってナビとか付いてないの? 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  

 

 

  そもそも、どこに行くつもりなのだろうか? 救急車の行く先には、月極めの駐車場しかなく、普段は、人っ子一人いない。


  と、ここまで考えて、気が付いた。 救急車が走っている道のとなりに、もう一本、路地がある。 だが、その路地は、軽自動車でも、走るのが難しいくらいの、とても細い路地である。 救急車が入れるのだろうか?

 

 

 

 

  

 

 


 

 

 

 

  

 


  ぼくは車も運転しないし、普段はなにも気にしないが、車も入れないような路地の近くに住んでいる人達は、具合が悪くなったり、火事になった時はどうしているのだろう? 他人事ながら、気になってしまった。
 
  ちなみに、その後、近所で事故があったとか、お年寄りが倒れたとかの話は全く聞こえてこず、結局、あの救急車が、どこに向かっていたのかは、うちの前の路地を使う必要は全くなかったということ以外に、なにもわかっていないのであった。
 

 

 

 

 

 

 


ぼくの人生につづく。

 

 

 

 

  

 


 

 

 

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あまおと。

  日曜日の午後。 テキトーにパソコンをいじって、録画したテレビ見て、うどんを茹でて食べたりして。 そろそろ、ブログの記事を書こうかしら、なんて思いながら時間が過ぎていく。
 
  ブログの記事に関しては、書くことが決まっている時も、決まっていない時もあって、今回は決まっていたのだけれど、まとまらなくて、うだうだしている。 こういう時は、大抵、そのネタはボツになって、思いつきで別の記事を書く。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 


ぱらぱらぱら……
 

 

 

 

 

 


  突然の雨。 夕立か。 いや、夕立は夏の雨か? じゃあ、今の季節はなんというのだろう?
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ばらばらばらばら……
 

 

 

 

 

 


  本格的に降ってきた。 今の季節は違うのかもしれないが、夕立としか言いようがない、これは夕立だ。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


カン!カン!バチバチバチバチ……
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  おいおい、近所の悪ガキが、石でも投げているかのような騒ぎだ。 なにが起きているのかを知りたくなって、ぼくは窓を開ける。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


雹だ。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  雹である。 空から降ってきた白っぽく光るつぶつぶが、アスファルトに当たっても染み込まずに、ぴょんぴょんと跳ね回っている。 雹が降るのはいつだっけ? 天気予報なんかを見ていても、6月中旬の陽気とか、2月下旬の寒さだとかいっているけど、雹はいつの、どんなお天気なのだろう。 こういう時には、ぐーぐるさんに聞いてみるに限る。
 
  しらべてみると、夕立というのは、特定の現象を指すものではなく、夕方の短い時間にバッと降ったら夕立、くらいのアバウトなものであるらしい。
 
  一方、雹は、積乱雲の中で、大きくなった氷の粒が、落下してきたものをいって、粒の直径が、5ミリ以上のものを『雹』、5ミリ以下のものを『あられ』といい、春や、秋によく見られるらしい。 と、いうことは……
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


別に普通。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  別に普通だった。 春に降るのは普通だった。 「雹だ! 雹が降った!」と大騒ぎして、ブログの記事にまでしたわけだが、別に普通だった。 ネコがニャーと鳴いて、犬がワンというくらい普通だった。 でも、雹自体が珍しいもんね? ね? ね?!
 
  と、いうわけで、チョットだけさわがしい 日曜日の午後のお話でした。
 

 

 

 

 

 


ぼくの人生につづく。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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