ぽっこり仏さま◆205/十一面観自在菩薩 | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

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神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

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胎蔵界曼荼羅について

 

 

ぽっこり仏さまシリーズ

205/十一面観自在菩薩(じゅういちめんかんじざいぼさつ)

 

 

 

誰もが多くの仮面を持って生きている

どれだけ多くの仮面を持っていても

芯はひとつ

 

 

 

《真言》

オン ロケイジンバラ キリク ソワカ

 

 

 

《十一面観自在菩薩》

十一面観世音菩薩とも。頭上に11もしくは10の面を持つ菩薩として描かれる。多くの顔は「多方面をよく見る」や「顔の数だけ功徳が強い」「それぞれの顔にそれぞれの役割(優しくする役や厳しくする役など)がある」などいろんな意味を持っている。

 

左手に持つ瓶には甘露(すなわち「苦」がない水)が入っていて、煩悩の熱で高ぶった衆生がいれば頭上に甘露を注いで熱を冷まし目を覚まさせる。また、頭上に甘露を注ぐことで仏と衆生の縁を強める働きもある。

 

 

 

 

 

 

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文・デザイン/ソルト

 

 

 

 

 

 

 

 

《胎蔵界》とはなにか。

 

それは文字通り、《胎(はら)》の《蔵》。

 

胎児が宿る、その蔵は、すなわち子宮のこと。

 

全ての慈悲の満ち充ちる、母なる海のこと。

 

全てを抱擁する、あたたかな、大いなる慈悲のこと。

 
 
胎蔵界曼荼羅の中心に坐(おわ)す、

大日如来は伝える。
 

 

──あなたはわたしで わたしはあなたで

あなたはすなわち わたしのいのりに包まれていて

そのわたしもまたあなたの内側に存在する。