ぽっこり仏さま◆204/一髻羅刹 | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

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神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

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胎蔵界曼荼羅について

 

 

ぽっこり仏さまシリーズ

204/一髻羅刹(いちけいらせつ)

 

 

 

苦悩をも糧とせよ

どのような苦悩の道を行くか

どのように苦悩を打ち祓うか

 

 

 

《真言》

エイキャジャタ ママ

ボウキャジャヤ ソワカ

 

 

 

《一髻羅刹》

羅刹とはサンスクリット語「ラクシャサ」を日本語にしたもの。

ラクシャサは人を食べる悪鬼として描かれ、後に人の苦悩を食べる善鬼へ変じる。

 

左手に持つ「8」は元々は「煩悩を持つ衆生を捕らえて引き寄せる綱」。

綱で引き寄せ、剣と斧で多くの悪を切り、金剛杵(独鈷)で砕き、食べ、昇華させる。

 

 

 

 

 

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文・デザイン/ソルト

 

 

 

 

 

 

 

 

《胎蔵界》とはなにか。

 

それは文字通り、《胎(はら)》の《蔵》。

 

胎児が宿る、その蔵は、すなわち子宮のこと。

 

全ての慈悲の満ち充ちる、母なる海のこと。

 

全てを抱擁する、あたたかな、大いなる慈悲のこと。

 
 
胎蔵界曼荼羅の中心に坐(おわ)す、

大日如来は伝える。
 

 

──あなたはわたしで わたしはあなたで

あなたはすなわち わたしのいのりに包まれていて

そのわたしもまたあなたの内側に存在する。