かむながら巡る/虫のこと。 | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

今月の告知・宣伝 

 

耳の聴こえない絵描き

ソルト/Shiori Ueda

自己紹介

 

Facebook個人ページ⇒Shiori Ueda

Facebook公式ページ⇒ソルト/耳の聴こえない絵描き

 

問い合わせフォーム⇒チームソルト事務局

 

◆◇-------------◇◆

今までの記事はこちら

◇かむながら巡る◇まとめ

 

 

《信じるか信じないかはあなた次第~www》

 

いつものごとく、長い!

 

 


 
どうもソルトです。

 

「虫」 と聞くと、アレですよね、蜂とかバッタとか蜘蛛とか。

 

 
でも本来は、

 

「虫」とは蛇のこと。

本来は「虫=キ」と読む。 

 

いわゆる昆虫などの虫は、「蟲(むし・チュウ)」が本来の字です。

 

 

 

さて、古代から、蛇はとても重要な存在です。

 

縄文時代の「縄」は蛇のことだよ説があったりします、が、

まあそこはわたしは詳しくないので置いといて!

 

 

「人」と「虫(=蛇)」は切り離せない存在。

 

 

神話において「人」と「蛇」の関連性はとても深い。

 

エジプト神話では、円をかいた蛇は太陽の象徴。

↑こんな感じね。

◆メジェドさま&ぽっこりエジプト神

詳しくはこちら

 

 

円をかいた蛇といえば、尾をくわえた「ウロボロス=永遠の世界」だ。

 

中国神話の伏羲と女媧は、下半身が蛇、上半身が人間。つまり半人半蛇。

ギリシア神話や北欧圏でも「ラミア」という半人半蛇の存在があるし

「メデューサ」は頭髪が蛇になっている怪物。

人魚も、みようによっては半人半蛇のよう。

 

日本神話の神名(かむな)にも、「蛇」が隠れている。

 

一番わかりやすいのは出雲のヤマタノオロチ伝説、クシナダヒメの父母「アシナヅチ」「テナヅチ」。
 

蛇は「ち」ともいう。

「蛇」の古語であるオロチ、ミヅチの「ち」。 

 

足無つ蛇 ・ 手無つ蛇。

 

他にもありますが、まあおいおい。

 
そうそう、奈良の三輪山の神、大物主(オオモノヌシ)は蛇神だ。

山は、とぐろを巻いた蛇のカタチに似てる。

 

 

 

「ヨガ」のなかに《クンダリーニ》の蛇の話がある。

尾てい骨から脳にかけての脊髄に沿って、蛇がとぐろをまいているという。

 

クンダリーニにおいて、脊髄を伝う蛇は「神のごとく昇るエネルギー」。

 

 

日本でも、こんな言葉がある。

「腹の虫」

「疳(かん)の虫」

「虫の知らせ」

「虫唾が走る」

・・・

 

不機嫌であるようすは「虫の居所が悪い」と言う。

腹が立ってしかたがないことは「腹の虫がおさまらない」

 

 

おなかがすいたら「腹の虫が鳴く」

 

これらの「虫」とは、昆虫ではない!

「蛇」のこと。

 

みんなお腹に、を飼っているんだ。

 

大物主が蛇神だって言ったよね。

大きな「物」の主。「物」が蛇のことだとしたら…

 

これぞ「腹に一物抱えてる」! (※違います…ごめんなさい。)
 
 

冗談はさておき、

 

 

そんな諸々の理由から、わたしはよく蛇を描く。

 

 

胎蔵界8曼荼羅でも、仏に蛇を持たせている。

胎蔵界8曼荼羅

 

それは、人と蛇とが、切り離せない象徴であると思うからなんだ。

 

 

---------------

 

さてこんな長々と書いて、しめくくりがコレ。

 

 

わたしの作品に出てくる、この金色の蛇さんは、みんな同じ蛇。モデルいます。

 

わたしのお腹の霊

しらたまくんです(*´∀`*)

 

かわゆい。

 

よろしくどうぞ。