耳の聴こえない絵描き
ソルト/Shiori Ueda
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《信じるか信じないかはあなた次第~www》
いつものごとく、長い!
「虫」 と聞くと、アレですよね、蜂とかバッタとか蜘蛛とか。
でも本来は、
「虫」とは蛇のこと。
本来は「虫=キ」と読む。
いわゆる昆虫などの虫は、「蟲(むし・チュウ)」が本来の字です。
さて、古代から、蛇はとても重要な存在です。
縄文時代の「縄」は蛇のことだよ説があったりします、が、
まあそこはわたしは詳しくないので置いといて!
「人」と「虫(=蛇)」は切り離せない存在。
神話において「人」と「蛇」の関連性はとても深い。
エジプト神話では、円をかいた蛇は太陽の象徴。
↑こんな感じね。
◆メジェドさま&ぽっこりエジプト神
円をかいた蛇といえば、尾をくわえた「ウロボロス=永遠の世界」だ。
中国神話の伏羲と女媧は、下半身が蛇、上半身が人間。つまり半人半蛇。
ギリシア神話や北欧圏でも「ラミア」という半人半蛇の存在があるし
「メデューサ」は頭髪が蛇になっている怪物。
人魚も、みようによっては半人半蛇のよう。
日本神話の神名(かむな)にも、「蛇」が隠れている。
一番わかりやすいのは出雲のヤマタノオロチ伝説、クシナダヒメの父母「アシナヅチ」「テナヅチ」。
蛇は「ち」ともいう。
「蛇」の古語であるオロチ、ミヅチの「ち」。
足無つ蛇 ・ 手無つ蛇。
他にもありますが、まあおいおい。
そうそう、奈良の三輪山の神、大物主(オオモノヌシ)は蛇神だ。
山は、とぐろを巻いた蛇のカタチに似てる。
「ヨガ」のなかに《クンダリーニ》の蛇の話がある。
尾てい骨から脳にかけての脊髄に沿って、蛇がとぐろをまいているという。
クンダリーニにおいて、脊髄を伝う蛇は「神のごとく昇るエネルギー」。
日本でも、こんな言葉がある。
「腹の虫」
「疳(かん)の虫」
「虫の知らせ」
「虫唾が走る」
・・・
不機嫌であるようすは「虫の居所が悪い」と言う。
腹が立ってしかたがないことは「腹の虫がおさまらない」。
おなかがすいたら「腹の虫が鳴く」。
これらの「虫」とは、昆虫ではない!
「蛇」のこと。
みんなお腹に、蛇を飼っているんだ。
大物主が蛇神だって言ったよね。
大きな「物」の主。「物」が蛇のことだとしたら…
これぞ「腹に一物抱えてる」! (※違います…ごめんなさい。)
冗談はさておき、
そんな諸々の理由から、わたしはよく蛇を描く。
胎蔵界8曼荼羅でも、仏に蛇を持たせている。
それは、人と蛇とが、切り離せない象徴であると思うからなんだ。
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さてこんな長々と書いて、しめくくりがコレ。
わたしの作品に出てくる、この金色の蛇さんは、みんな同じ蛇。モデルいます。
わたしのお腹の霊
しらたまくんです(*´∀`*)
かわゆい。
よろしくどうぞ。