TAC行政書士講座 憲法科目別答練講評 | 森永の小部屋 

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受講生の皆様、お疲れ様です。


科目別答練の速報は昨日の夜に書きました。今日はより詳細な情報を。


憲法・基礎法学科目別答練


①各問題の正答率


正答率の低い問題

問題19、問題22のイ、問題23のイ


合否を分ける問題

問題1、2、3、6、8、12、13、18、20、21

問題22のア、ウ、エ

問題23のエ


正答率の高い問題

その他の問題


②中央値

総得点で60点


③講評

解説講義でも予想していた通り、例年の科目別答練に比べて少しの解きづらい問題が多くあったかと思います。文章が長めの問題が多くあり、時間配分が上手くいかなかったという方もいらっしゃったかと思いますが、思っていた以上に点数を取れている人も多くいました。


5肢択一式では、21問中12問取得という方のボリュームが多かった。少し目標ラインまで足りなかったという感じですので、あと少しずつ知識全体の正確性や問題を解く際の視点が変われば目標ラインに入れると思います。


そこまで取れなかったという方も一つ一つの問題を見れば解けるはずだった問題が多くあったはずです。実力が上がりだすと点数は一気に上がるので、秋まで粘り強く学習を継続しましょう。


多肢選択式は一問目で苦労している方が多かったように思います。ある意味予想通りであり、解説レジュメでもこちらの問題の解説を厚く書いていたので、解く際の視点を何度か確認してださい。


5肢択一式は憲法で8割弱、基礎法学で最低一問。多肢選択式は一問目、二問目ともに4つ中3つ正解出来ていれば現時点で順調だと思います。


④今後の勉強

まずは、間違えてしまった問題の復習をしましょう。インプット教材に載っているにも関わらず間違えてしまったものはインプット教材に書き込みをしたりすることで勉強の跡を残します。その書き込みを見ていれば二度とその問題を間違えないようにしましょう。

そして、現場でどのように考えれば解けたのか、配布した解説レジュメを読み込んで、問題を解く際の思考を確立しましょう。


それらが終了したら、インプット教材を最初から精読しましょう。その際に色々と気づくことがあるはずです。


ここが出てたなぁ

読んでるつもりでも現場では引き出せなかったなぁ


などなど、気付いたことがあれば簡単にメモをとり、今後の勉強に生かしましょう。また、解説講義を聞いたことにより、憲法自体の理解が増したところもあるはずです。相手が国なのに、何故違憲判決が出たり違法判決が出たりするのか、生存権がどのような性質を持っていると考えられているのかなど。


せっかく答練を受けたのですから、それを最大限に生かし実力の向上をはかりましょう。


では今回はここまでとします。お疲れ様でした。