2023 京の冬の旅~非公開文化財特別公開~ | Keiのエンジョイライフ

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先日、我がブロ友 随一の京都通である

京都検定1級保持者  まりんさんのブログ記事で
教えて頂いた  京都の普段は滅多に見れない(いつも非公開)お寺へ行ってきました😄

お引越しをしてから 同じ兵庫県ではありますが
距離にして 以前の家から 約3倍ほど掛かるため
小雪舞い散る中、早朝よりご出発 🚙💨💨💨


先ず最初に訪れた先は

臨済宗 妙心寺派の大本山である


正法山 妙心寺さん‼️  

まぁ、一口にお寺と言っても どちらかと言えば

お寺さん達の集合体と言うべきか、お寺の団地みたいなところ(^^;)



今回、妙心寺《京の冬の旅 スタンプラリー》でエントリーされて

公開されてらっしゃるのは こちら💁🏻‍♂️の二宇さんのみ



その中の

壽聖院(じゅしょういん)さんには

戦国時代大好きな僕が 生涯『推し活』中の武将

石田三成公 いや正確に言えば

三成公が  父正継公のために 菩提所として創建された寺院でございます。


ご存知の通り 三成率いる西軍が関ヶ原の戦いにて敗れたので

こちらの寺院も大きく縮小され 今の所に三成の嫡男 石田重家が出家して

現在まで 石田一族の菩提寺として存続しております。

この頃通常、敗戦の将の一族は 全員処刑が当たり前だったのですが

当時はまだ 豊臣秀頼もおり、重家も秀頼側近の立場だったから

珍しく存命が許されたのかもしれませんね。



ともあれ 貴重なご位牌や直筆の書面など(撮影NG)

間近で拝見することが出来たのが とても感動 致しました🥹


まぁ、肖像画も見せてくださいましたが

やはり 三成さんのパパさんと言えば

あの大河ドラマ『 葵 徳川三代 』で演じてらっしゃいました

内藤武敏さんの印象が 強く残っておりまする、、、



ちなみに 寿聖院さんのお庭は撮影OK
絵師である  狩野永徳作と伝わります。

ちょうど朝に降った雪が残っており

三成さんの主君 秀吉公にちなんでひょうたんをモチーフにされたらしく

ちょうど趣きのある 雪化粧となりましたヽ(´ー`)


本来なら ここの看板にゃん子に

挨拶して退出しようと思っておりましたが あいにく

暖かいお部屋にてお休みされていると 御朱印を書いてもらった

ご住職さんに教えて頂きました、、、  🤣🤣🤣



最後に 許可を頂き

石田一族が眠ると言われる

お墓に挨拶して あとに致しました🙂

( 石田三成の遺髪が納められているそうです。 )


そんな訳で 天気も回復してまいりましたので

次なる場所へ 






同じく臨済宗 大徳寺派の総本山

龍宝山

大徳寺の 塔頭の一つである


三玄院(さんげんいん)さん

皆さんもそうだと思いますが ここはいつも『拝観謝絶』の札が

(この日は公開に伴い ひっくり返してありました *)


あとで お寺関係の方に 聞いたところ

なんでも 約50年ほど お寺としては非公開だったのだとか、、、




そんな訳で やはり三成フリークとしは

是が非でも 今回、訪問しておかないと思いやってまいりましたヾ(๑╹◡╹)ノ"



未知なる山門をくぐり

禁断の境内へ

っと

撮影が許されている範囲はここまで!!🤣💦


今回、公開されているのは

江戸中期の絵師 原 在中(はら ざいちゅう)の襖絵や

禅寺では珍しく東向きに設えた 枯山水庭園 『 昨雲庭 』( 作庭者  不明 ) など

見どころはございましたが 、、、

本来、三成公他  有名どころの戦国武将のお墓は未公開

あのへうげもので有名な 織部さん好みと呼ばれている 茶室 『 篁庵 』なども

一度は 公開して欲しいのですが いろいろと問題があって難しいみたいですね 、、、笑''



最後にかなりマニアックな疑問

ここ三玄院は もともと開祖 春屋宗園(しゆんおく そうえん)大師に帰依した

石田三成 森 忠政(蘭丸の弟)  浅野 幸長(よしなが)の3人が建立したと伝わる禅宗寺院

ただ浅野 幸長だけは  創建した1589年当時、まだ元服前だったはず 

( 初陣が1590年の小田原の役と記録されている )

ひょっとしたら その時ちょうど京都奉行職だった親父さんの

浅野長政が 息子のためにと名を連ねられたのでは?

まぁ、その方が後に三成を襲撃した七将に入っているのも納得出来るし、、、




とにかく、今回 公開となる要因の一つに

1話で見るのをやめちゃった あの大河ドラマ『どうする家康』絡みと

言われておりますが . . .  

生きている内に 三玄院さんへ拝観出来たことは とてもラッキーでした😊




*  三玄院  特別公開は2023年3月13日までとなっています。