武将の墓 | 吉川経家の墓 - 円護寺！ 鳥取の飢え殺し！毛利のために命を捧げた義将 | 地図付

「武るる　日本全国の武将と城の旅。ときどき観光とグルメ」武将の墓めぐり、吉川経家の墓の紹介です。

人物名	墓のある施設	住所
吉川経家	円護寺	鳥取県鳥取市円護寺

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吉川経家の墓は円護寺にあります。
発見難易度★★☆☆☆
墓は円護寺からは離れていますのでご注意を。

駐車場があります。

「鳥取の飢え殺し」の前に何も出来なかった吉川経家
吉川経家（きっかわつねいえ）は、経安の嫡男で毛利家の家臣です。
織田信長旗下の羽柴秀吉が毛利領へと侵攻すると、鳥取城主の山名豊国は織田方への寝返りを画策。
そのために城を追放され、代わりに吉川経家が入城することとなります。
その際、経家は首桶を用意していたといいますから、城とともに討ち死にする覚悟があったのでしょう。

経家入城から5ヶ月後には秀吉軍が到着。
鳥取城との籠城戦に入ります。
鳥取城に籠る兵は4,000余り、それに対して秀吉軍は2万。
兵力に勝っていた秀吉軍ですが、あえて力攻めはしませんでした。
先の三木城で行ったように城を厳重に包囲し、糧道を断って、兵糧の尽きるのを待ちました。
これにより経家は無念、敵と刃を交える場を失ってしまいました。

まもなく城内の兵糧は尽き、牛馬をはじめネズミや虫、植物までも食べ尽くすと餓死者が続出。
そして、ついには人の肉まで食べるという地獄絵図になりました。

籠城はから４ヶ月。
経家はついに降伏を決め、 城兵の助命を条件に自刃して果てました。
この凄惨な戦いは「鳥取の飢え殺し」と呼ばれています。

移された吉川経家の墓
経家の墓は開城後に鳥取城内に建立されました。
関ケ原の後、入封してきた池田長吉によって城は改修。
それに伴い墓は城外の円護寺に移されました。
円護寺の境内なのでしょうが、墓は円護寺とは離れていますのでご注意を。

 

吉川経家の墓全景。小高い丘の上にあります。

墓への道。

吉川経家の墓。

墓アップ。

頌碑もありました。吉川経家について記されています。

鳥取城前にある吉川経家の銅像はこちら。

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