今日は関関同立一般入試合格のための英語の学習について書いていきますが
その前に確認しておきたいこととして
関関同立一般入試の英語について
出題形式と各設問の配点について触れておこうと思います。
以前ここ↓↓↓にも書いたのですが
この時は
もう過去問を演習してるだろうという気持ちで
配点だけ掲載して問題形式などについては触れてなかったので、
今日改めて、問題形式とともに配点を掲載しておきますね。
その後、英語についての勉強の進め方の一端について触れてみることにします。
【関西大学 英語】配点200点
(公表)
大問1 配点44点
(会話長文フレーズ空所補充) 4点✖️5問
(パラグラフ整序) 4点✖️6箇所
大問2 長文問題 配点88点
(長文空所補充) 4点✖️15問
(リード文 内容一致) 4点✖️7問
大問3 長文問題 配点68点
(長文中でのフレーズの意味) 4点✖️10問
(リード文 内容一致) 4点✖️7問
【立命館大学 英語】配点120点
(過去に公表されたことあり)
大問1 長文問題 配点29点
(リード文 内容一致) 4点✖️4問
(内容真偽 〇△✕問題) 2点✖️5問
(タイトル主題) 3点✖️1問
大問2 長文問題 配点31点
(空所補充) 2点✖️8問
(指示語、フレーズの意味) 3点✖️5問
大問3 配点24点
(会話問題) 3点✖️8問
大問4 配点16点
(文法4択問題) 2点✖️8問
大問5 配点20点
(短文語彙問題) 2点✖️10問
【同志社大学 英語】配点200点
(非公表だが過去に公表された部分は多い)
大問1 長文問題 配点75点前後
大問2 長文問題 配点75点前後
大問3 会話問題 配点50点
設問別およそ配点
・単語、空将補充...各2点(〜各4点)
・パラフレーズ問題...各6点
・選択肢一括型内容一致問題...3つ選ぶ✖️6点
・和訳問題...各20点(採点は0点、10点、20点をベースに語彙レベルミス➖2点)
・英文完成問題(語句整序)...完答で8点
・会話フレーズ補充...各4点✖️8箇所
・英作文...18点(採点は和訳問題と同様の採点法)
【関西学院大学 英語】配点200点
(非公表)
大問1 長文問題 配点50点前後
(同意表現) 2点✖️3問
(空所補充) 2点✖️7問
(パラフレーズ) 5点✖️2問
(内容一致) 6点✖️3問
大問2 長文問題 配点40点前後
(同義表現) 3点✖️9問
(内容一致) 6点✖️2問
大問3 長文問題 配点30点前後
(空所補充) 2点✖️8問
(内容一致) 6点✖️2問
大問4 配点20点
(文法4択問題) 2点✖️10問
大問5 配点25点
(語句整序) 5点✖️5問
大問6 配点40点
(会話問題) 4点✖️10問
ここで特筆すべきこととして言っておきますが
関関同立とGMARCHの過去問に対する決定的な違いは
GMARCHは学部毎に設問パターンや難易度は全く異なる学部独立型問題であるのに対して、
関関同立は、日程が違えど基本の受験パターンにおいては
難易度はほぼ変わらない同形式な問題である点です。
しかも、関関同立では、年度の推移にあわせて多少の変更はあれど、
ここ20年間形式はそこまで変わっておらず、
難易度は徐々にですが易化傾向にあり、
同形式のその大学の過去問が1年で4〜5回分、
20年間分でなんと80〜100回分ほど手に入るため、
過去問演習の効果も発揮させやすいのが関関同立一般入試の特徴でもあるわけです。
(少し難しめの昔の過去問から解いていって、最近の過去問を解くと易化具合が実感でき点数も上がっていくことが確認できるでしょう)
各大学での出題形式と配点を頭に入れておくことで、
仮に受験大学を絞るならどこに絞って集中対策をすれば良いか?
英語は出題形式に合わせて、どういう基礎を真っ先に組み立てるべきか?
ということが見えやすくなりますよね。
たとえば、極端な話として、
関西大学だけに志望を絞った場合、
英単語は先に最優先的に覚えておくとして、
英文法は読解の基礎を固めるタイプのものを真っ先に組み立てて、
ネクステ系の文法4択問題を細々とやる時間を、
短い文を正確に読んだり、長文の基礎問題や速読英単語などを読み込むことに充てていき、
そこから、過去問に突入して形式やレベルに慣れながら正確さを詰めていき、
足りない知識があれば補強しならも、さらに過去問でその成果を試していくことにより、
早い段階で、合格者平均レベルには達してくる
という流れが見えてきますよね (。-_-。)
(昨年、この流れで関西大学特待生合格を果たした生徒さんがおられました)
英語の勉強は
よくある勉強ルートでひとつひとつ組み立てていっても、いつかは頭の中で知識や慣れがひとつにまとまっていって
長文がしっかり読めるようになったり、英文法語法問題などにもきちんとした対応ができるようになり
入試でも運が良ければ高得点で終わることは可能でしょう。
(受験生レベルでは受けた試験全てで英語が高得点というのは難しいでしょうから、運が良ければと書いておきました)
でも、そこまでに到達するのにどのくらいの時間を要するものなのでしょう...
受験勉強を始めた段階では、ひとつひとつきちんとこなせば順調に成績が伸びて
そのうち入試過去問でも勝手に点数が取れ、本番当日でもきちんとパフォーマンスが発揮できるはず
と勝手に思い込んでしまうかもしれませんが、、、
理想的な勉強ルートのひとつひとつをこなすのに相当な時間がかかる上
ひとつひとつのことが総合的に結びつき、
長文、文法問題、問題形式などに対する慣れができ、
それでも関関同立の入試の日には、まばらにしか力が発揮出来なかったりします。。。
たいていは
ひとつひとつを組み上げていく間に
入試過去問に慣れる前の段階でタイムアウトとなり入試を迎えてしまったり
入試過去問に慣れることを優先するがあまり、大切なことが抜け落ちたりしていて
点数の伸びが感じられないまま入試を迎えてしまったり
第1志望の大学にはそれなりに対策を立てても、併願先の対策はほとんど出来ずに
併願先まで落としてしまう、ということにもなるのです。。。
よくある勉強ルートで関関同立一般入試で合格ラインに到達するには
英語が中学レベルから苦手なら、、、順調にいっても3年はかかります。
中学レベルはそこそこ大丈夫という状態からスタートしても
よくある勉強ルートで学習していくと、、、
全く伸びずに関関同立などとんでもないレベルで終わるか、
それなりの形になるのにも1年(⇽ここで合格する人ももちろんいるにはいます)
関関同立一般入試で合格ラインが安定して取れるのに2年
かかると思っておいてください。(⇽塾で長く生徒を直接指導してましたので、肌感ですが間違ってはないと思います)
(最初の習熟度次第では、外れ値的なこと、例外はもちろんあります)
そういう状況で
勉強をサボってきた人が1年弱で関関同立一般入試で合格を果たすには、
(自分で運営してた塾では、毎年この状況で半年〜〜1年弱で(中には2年弱かかった人もいましたが)、合格してもらっていました)
特に英語において、
関関同立一般入試合格のために、
初期の段階で、いかに無駄なことをしないかを意識して、
必要なことに対して必要な量で真剣にやり込めるか?
多くの(高級な)参考書をこなすようなオーバーワークを避けつつ、
過去問で点数が取れるようにしていくか?
この辺りを真剣に考え、勉強の流れを作る必要があります。
生徒さんには時間もあまり残されていませんし
他の教科もやらなくてはいけませんし
併願先への対策も考えておかないといけないし
ましてや勉強が苦手だったり、これまでサボったりしてきた人には
オーバーワーク的な勉強はそもそも無理でしょう。。。
解釈系は、肘井参考書⇒基礎英文解釈100シリーズ⇒ハイパートレーニング、ルールズで長文問題対策⇒ついでにポレポレもやっておく
(当然、音読はしつこくしておくべし)
英単語は、入門英単語⇒シス単⇒鉄壁
英文法は、エバーグリーンを読む⇒ネクステorヴィンテージを回す⇒語句整序
英熟語は、最低ネクステの内容を覚える
オーバーワークすぎて
過去問にたどりつけますかね...??
会話長文の練習はしないのかな...?
どの大学に向けた対策なんだろう...?
(自分の塾という現場で指導していた時は
こういう流れをほとんど踏まずに勉強してもらっていましたが何も問題なかったです)
このようなことを踏まえて
直接指導出来れば早いのですが、それは一旦無いものとして、
次回より
英語の学習プランニングについて話していきますので
よろしかったら、また続きを期待してお待ちくださいね🙏
(追記)
ゆっくり確実に英語力を鍛えていくことを
否定してるわけでは決してありませんので
そこは誤解のないようお願いします。
あくまで
勉強が苦手だったりサボったりしてきた人が
なんとか1年弱で関関同立一般入試で合格出来きないか?
を考えて考えて考えた上で、何度も試行錯誤しながら試してきた形で
実行してもらうことになった苦肉の策でもあることをご理解いただけるとありがたいです。
関関同立に逆転合格するための受験サポートです
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このシリーズははじめから一連の流れがありますので、出来ればはじめから読み進めてくださいね!