要約問題=英文を強弱つけて読む&骨子をつかむのに最適な課題
ですので、英語読解の力をさらに伸ばすには、格好の材料となります
というのも、、、、、
要約できる力は、センター試験であろうと、
早慶などの難関私大の面倒な英文であろうと
必要な学力の一つとなるからです
(1つといっても、限りなくメインに近い能力かもしれません)
そこで
強弱練習の一環としての英文を用意しました
1997年の東大の要約問題です
100字~130字で要約(句読点を含む)するんですが
字数におさめることを気にするより、英文が何を言いたいのか把握する練習材料として
この英文を解説してみようと思います!!
ここから、、、、、、軽いちょうーしで書いてみまーす!!
ではでは、スタート!!!!
まずは全体ながめて、、、、、
時制に注目やったな
なんで???って???
過去と現在を区分けしながら書いてあったら
そういうときは、対比やん!!
現在の視点が重要やったね
←ここ重要!!
何について対比してるのか
確認せんとアカンで!!←ここも重要!!
現在オンリー(まあ珍しいけど)なら、論展開は激しくないので
ねちっこく読まないとな
やたら具体例が多くなる英文になるから
その具体例に引きずられて
何を言いたいのか分からなくなったらアカンよ!
あくまで、抽象の部分をアタマに残すか
メモっておかないと
整理しにくくなるからね
過去オンリーなら、論文より、物語的なものがほとんどだから
とりあえず、ゆるーく読む感じやな
逆接には注意しときや
あと、気持ちを表す、形容詞、副詞には
かなり注目しておかんとね
そんなことを気にせず、いきなり英文にがばっって飛びついたら
疲れまっせ!!
だいたい、試験のときにガツガツいくやつに限って、
点数が…
全体を見渡して、解けそうなトコ、面倒なトコを
見極めてスタートしたほうが
まあ、ええ点数になりやすいわな
「全体を見る」
これは、どんな試験でもいえるから
まあ、落ち着けや!!!
とりあえず、、、、、、、
この英文では
パラ1、2…過去
パラ3 …現在
を真っ先に確認しといてや!!
次は、ディスコースマーカーのチェックやな
逆接、結論のマーカーは、だいたいすぐに見つかるから
先にしるしをうって、先手取っておくべし!!
さきに全体を俯瞰(上から大きく眺めること)しておくと
展開にひきずられなくなるからね
まあ、大雑把な地図を持って出かける感じかな
あらすじ知って映画に行く感じやで
ちなみに、映画に行くと、10分で寝てまうけど…
暗さが眠気を誘う…
あ、かんけーなかった、、、、、、、
はなし戻すで(*^▽^*)
ディスコースマーカーは、地図で言うとこの、目印ポイントや
大きな郵便局とか、パルコとか
その左を入ってとかで説明されたら、分かりやすいやろ??
まあ、そんな標識みたいなやつやから、見逃したら、、、、、
迷子になるだけやで(;´▽`A``
あ、ディスコースマーカーが少ない英文なら、、、、、、、
ほかにワザはあるから、またおいおい説明するわ!
設問を利用するとか、それなりの隠れ標識とかもあるし、
…まあ、細かいことになるから、またアップするわ!
とりあえず、
ざーっと見て、気になるディスコースマーカーには
赤字入れといたで!!
まずは、掲載した英文を読んでみて!
めんどうなら、下へスクロールどうぞ!!!
パラ1)))
Until a few years ago, the common idea among archaeologists
was that early human beings began to practice farming
because they had no choice.
Experts claimed that population growth led people to push
some of their group members out of the most productive areas
where it was easy to hunt and gather plenty of food
from the wild.
パラ2)))
Liviing on the poorer edges of the rich environments,
according to the old thinking, these people noticed that
seeds of gathered wild plants often began to grow
where they had been thrown away or accidentally dropped.
They then realized that planting crops intentionally in these
poor areas provided a more plentiful and reliable source
of food than hunting and collecting wild plants that could
be eaten.
As a result, according to the traditional idea, temporary
camps in the poor areas developed into permanent settlements.
Recent research, however, suggests it didn't happen guite
that way.
パラ3)))
Archaeologists now think that agriculture might not have begun
just by accident.
Instead, it might have begun because early humans did some
scientific research.
They say that because ancient peoples had experienced
occasional bad years when wild foods were not easily available,
people thought they should look for ways of making sure they
always had enough food.
So they experimented with particular wild plants, and eventually
chose to grow the ones that seemed the best.
Archaeologists say now that necessity was not necessarily
the mother of the invention of agriculture.
Instead, human creative ability was.
ほな、説明スタート!!
パラ1)))
Until a few years ago, the common idea among archaeologists
was that early human beings began to practice farming
because they had no choice.
common(普通の、共通の)やから、一般論やな
しかも、過去形の英文やから、どこかでくつがえされること
としてとらえようっと
いちおうthat節内に目を通すと…
「選択がない⇒農耕をはじめた」
選択がない
って意味がよーわからんけど、、、
しかたなしみたいな意味かな?
ま、どうせ、次に説明されているやろう
情報は、後のほうが大切なのは、英語の大原則やし、
とりあえず、筆者は、農耕の始まりの理由に焦点をあててるみたい
Experts claimed that population growth led people to push
some of their group members out of the most productive areas
where it was easy to hunt and gather plenty of food
from the wild.
that節内のさらにメインパーツだけ読んでみると、、、、
V O to v って見えるから
① Oがvするようにする
② Oがvすると思う
のどちらかだけど、、、、
Sが無生物主語なら、①しかないからな
それで読んでみると
「人口増加⇒生産的なエリアから追い出す」
生産的なエリア??
って疑問がいちおう沸いたから
where以下を読み取って
「生産的なエリア=豊富な食料がとれるとこ」
と、いちおうカバーしておくわ
なんか、人が増えて、あまり食べ物がないところに行かないと
いけなくなったみたいやな
あ、、、、、
「選択がない=食べ物がないところに行かないとアカンくなった」
ってことやん!!
ってことで、あとでくつがえされるであろう1パラの内容をまとめると
「人口増加⇒食べ物が取れない地域へ⇒農耕の始まり」
って感じやね
次のパラもまだ過去形やから、同じ流れがつづくのかなあ…
ま、パラが変わっているわけだから、
ハナシは進展しながら、さらに、くつがえされる核心へと
向かっていくんやろーな
1パラに、何を付け加えていくんかな???
ちょっとそのあたりを気をつけながら、読んでみよう!!
パラ2)))
Liviing on the poorer edges of the rich environments,
according to the old thinking, these people noticed that
seeds of gathered wild plants often began to grow
where they had been thrown away
or accidentally dropped.
あたまの分詞構文は、だいたい前文との接続に使われる
だけの、繰り返しの内容がくるだけなので、カットして、、、
according to も、いつも中身がないので、カットして、、、
that節内のメインだけ読むと…
「集めた植物の種が成長した」
ん????
where以下も読んでみると、、、
「種が捨てられたところに、偶然落ちたところに」
流れが見えにくいので、、、、、
次の英文に期待!!
They then realized that planting crops intentionally in these
poor areas provided a more plentiful and reliable source
of food than hunting and collecting wild plants that could
be eaten.
than以下は内容が薄いので、ひとまずカットして、、、、
that以下のメインを読んでみると、、、、
「作物をわざと植える⇒食べ物豊富」
あ、2文で、農業の始まるきっかけが書いてあったわけやね!!!
あっ
次が結論系やから
そこをちゃんととらえておかんと!!
で、結局どうなっていくんやろう???
As a result, according to the traditional idea, temporary
camps in the poor areas developed into permanent settlements.
つぎに逆接があるわけだから、、、どうせくつがえされる内容
なんだけど、、、、
いちおう読み取っておくか!!
according to は薄い情報しかないからカットして、、、
intoは左から右への変化やから、
右をしっかりとらえないとな!!
「○○⇒永久定住」
とりあえず、定住生活になったみたい
ココまでをまとめてみると、、、、
「(偶然の発見から)農耕を始める⇒定住」
やな
Recent research, however, suggests it didn't happen guite
that way.
逆接を登場させて
ここで、転回しているから、ココの内容をターニングポイントとして
次のパラへとつなげているわけやね
that節内を読み取ると、、、
「それは、そんなふうに発生していない」
it って、だいたいは、流れのキーワードをさすことが多いから
ここでは、農耕をさすと予測しておくことにしよう
あ、次の英文で、農業が登場しているから、
たぶん間違いないぞ!!
このパラをまとめてみると…
「農耕のはじまりかたは、実は違うんですよ!!」
ということにしておきます(定住は??なんてツッコミ入れないこと)
ま、定住のことも気になるけど、、、
1パラ読んだ内容を思い出してや!!
「農耕の始まりのこと、ゆってたやん」
その流れで、このパラでそれをどう展開(付けたし)するのか
予測したよね
だから、焦点は、農耕の始まりの対比説ととらえやんと
アカンやん?
だから、こうまとめておいたよ
ちなみにどういう対比が行われているのかを読み取らないと
何も読めてないのとおんなじやから、、、、、
次のパラ読んで、ピンときてや!!!
パラ3)))
Archaeologists now think that agriculture might not have begun
just by accident.
nowで、現在の視点にうつしたね
that節内を読み取ってみると、、、
「農業は偶然に始まってはない」
と書いてあるので、前のパラの何と対比しているのか考えてみると…
…ちょっとチェックするのが、めんどーなので、、、、
次の英文の、instead に期待しよ!!
なんでって???
not ⇒ instead で、ひとつの流れを作るんやで!
~でなくて、その代わりに、…
もちろん、instead 以下に力点ありやからな
ちなみに、このinstead の使い方は、早稲田大好きでっせ!
ってことで、次の英文でいろいろ明らかになるはず!
Instead, it might have begun because early humans did some
scientific research.
前半は、書いてあったから、理由だけ読みとろう!!
「人間が科学的研究⇒農業が始まった」
偶然じゃなく、必然ってわけだったんやね
They say that because ancient peoples had experienced
occasional bad years when wild foods were not easily available,
people thought they should look for ways of making sure they
always had enough food.
前半のbecauseの節は、副詞節が文頭にある時は
それまでの内容とかぶっているパターンが多いので
ひとまずカットして、メインに入りまっせ!!
that節内のメインを読んで、、、、
「いつも十分な食べ物があることを確信できる方法を探すべき」
理由は「食べ物がない時期を経験したから」
飯はいつもないとね…死ぬんやから、切羽詰った状況やん
あ、だから、研究したんや!!
So they experimented with particular wild plants, and eventually
chose to grow the ones that seemed the best.
結論の登場や!!!
「特定の野生植物を実験して、ベストな植物を育てた」
実験したんや!!
あ、偶然発見したネタで農業をしたんやなしに
研究したわけね!
Archaeologists say now that necessity was not necessarily
the mother of the invention of agriculture.
Instead, human creative ability was.
結論がでたので、、、、、
めんどうだから、、、、
instead 以下を読んで、、、、
「人間の創造的能力が農業の発明の母である」
となり、
農業の起源=人間の研究によるもの
ということを言いたかったんやな!!
すべての流れをまとめると、、、、、、、
1パラ
「人口増加⇒食べ物が取れない地域へ⇒農耕の始まり」
2パラ
「(偶然の発見から)農耕を始める⇒定住」
という、しかたない形、偶然の産物から、農業の始まりが
定義されていたが、、、、
3パラ
「(実は)人間が科学的研究⇒農業が始まった」
という、農業の始まりは、食べ物がないときのための計算されたもの
という定義が最近なされた
というお話でした!!
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