僕自身も、フランスでの生活、マニアティスでの生活、マルブフでの生活があたり前となって来て充実した日々を過ごすようになりました。。。

つづく、、、、


と、言っても、やっと普通になれたという感じですけど、、、
何も出来なかったのが、やっと1歳の幼児になったという事です。。。

フランスで思った事、、、
才能、センスを持っている人間はいっぱいいるんです。。。
例えば、ある日トレーニングの時、モデルが余ってるからと、アプロンティ(学生兼シャンプーマン)が、ロングのカットをしました。。。
ちょっと時間が経って、バックワンレングスが出来ました、、、とKenzoを呼びました。。。
周りもKenzoも出来てるワケないと、、、でも、出来てるんです。。。
僕なんて、ロングのバックをきちんと切るのが、どれほど難しかったか、、、
ホント、いとも簡単に出来ちゃうんですよね、、、
なんなんでしょうね~文化の違いから生まれるモノなんですかね。。。

だから、ちょっと出来るようになった位は普通なんです。。。
やっと、アシスタントというステージに立ったという事でした。。。

マニアティスは、基本的に中途入社ばかりでした。アプロンティから、そのままスタッフになる事は、稀で、マルブフでも過去には、フィリップ、ソンドリーヌ位しかいなかったようです。。。
つまり、アシスタントも、他の美容室にてスタイリストをしていた人間ばかりでした。(マニアティスは、どんなにキャリアがあろうが、みなアシスタントスタートです)
なので、アスタントと言っても、みな仕事は出来るんです。。。
それでも、厳しくて続けられずに辞めて行く人間は少なくなかったです。。。

そんな、才能があり、キャリアもあり、一通りの仕事が出来るアシスタントの中ですから、、、、、
ただ、やっているだけでは生き残れません。。。ましてや、マルブフですから。。。

どうやって生き残るか???

僕なりに考えたのは、、、、


つづく、、、、
つづく、、、

マニアティスというサロン、エフィラージュというカット、日本から離れたパリ、そして日本人として、、、この環境が何だかリンクしたのだと思います。。。

エフィラージュカット=大山ケンカ空手(実践空手、極真空手)

◯◯◯◯カット=組み手空手(寸止め)


みたいに考えていました。。。
つまり、大山倍達が、自身の空手を広め極真空手を設立したように、エフィラージュも世界を制せると考えていました、、、(本気で、、、)

「空手バカ一代」には、ホントに様々なエピソードがあります。。。中には「そりゃ、ないだろ。。。」みたいな事も描かれています。しかし、当時僕らは、それを「男の生き様」と思い話してしました。。。

弟子に、もし、勝負に負けたなら「死んで来い」という師匠、、、まぁ、腹切りという武士道精神ですが、、、また、そこで生まれる「死中に活の精神」。。。自分自身がその精神を全うしているのか?と言われれば、出来てるとは言えません。。。しかし、「勝負」という言葉を聞けば、僕にはこのイメージが湧いてきます。。。勝負をする方も、される方も、真に本気に勝負する事に意義があるのであり、「負ける=死」と思いしなければ意味がありません。。。そう、挑戦する事に意義がある、、、なぜなら勝利するからなのです。。。

そして、僕が最も好きなエピソード、、、
ケンカ十段こと芦原英幸、、、様々な問題を起こし一度、極真空手を破門となり、しかし、不屈の信念から極真空手に戻った後、極真を名乗らず四国にて極真空手を広め、支部設立する。。。
独り、四国に渡り、極真空手の強さを知らすために、芦原は道場破りをしました。

その時の彼の台詞、、、「それって、空手?」

何て言う究極の言葉なんでしょう、、、この頃、Kenzoと良く冗談で話てました、、、

『ロンドンのサロンにでも行って、、、見学させてもらって、、、

最後に向こうのスタイリストがどぉ?なんて質問してきたら、、、

「それって、カット?」って言って、エフィラージュで切り倒して来る。。。』

この道場破りやりたいよね~って話してました。。。
いや、ホントにやりたかった。。。

まぁ、漫画が自分のバイブルだなんて、、、下らないかもしれませんが、やっぱり僕のスピリットは極真にありです。
今も、僕のベット脇には、「空手バカ一代」が置いてあります。。。
大山倍達が極真を広めたように、エフィラージュを世に広げたい、、、、と思っています。

興味がある方は読んでみて下さい。。。僕が影響を受けてるっていう事がバレますが、、、

ちなみに、こんなのもあります。。。


$dans ma tete
この時は、日本人として共感しているもの、、、もちろん美容の話がほとんどですが色々話しました。。。
そんな中でも、熱く語られるのは、、、

つづく、、、、


僕のバイブルとも言える、、、

「空手バカ一代」

$dans ma tete
そう、極真空手の創始者、大山倍達の半生を綴った漫画です。原作は梶原一騎です。
といっても、知らない人がほとんどだと思いますが、、、

簡単に内容を書くと、、、
「マス・オオヤマ」「牛殺し・大山」「ゴッドハンド・オオヤマ」こと、大山倍達が、当時(戦後)の日本で行われていた、寸止めや組み手を主体とした空手に疑問を持ち、力こそ技である実践空手を提唱し、最初は邪道とされながらも、その真を見いだすために国内、世界を周り、その圧倒的強さを証明して行き、あの「極真空手」を設立し、その後、弟子達と供に「極真空手」を国内、海外共にひろめて行く、伝記的な内容です。

この漫画と出会ったのは、どちらかというと同じく梶原一騎作の「あしたのジョー」からだったと思います。。。その他、巨人の星やタイガーマスクも読みました。。。

もちろん、空手をやっていたワケではないです、、、

Kenzoにとっては、思いっきり世代だったらしく、やはり大山倍達の生き方に影響を受けていたみたいです。。。

なんで、こんな話になったかというと、、、ちょうどあの頃日本では、格闘技の「K-1」が流行っていました。僕らは、それをビデオをレンタルし観てました。そして、飲んでる時度々その話となりました。
当時、フリオという極真空手ブラジル支部の格闘家がKのリングに立ちました。まさに一撃必殺でした。。。。当然のように、僕らはその話で盛り上がったのはいうまでもありません。。。
それからは、「空手バカ一代」「マス・オオヤマ」について、自分達とリンクさせ、度々話しになるようになりました。。。

つづく、、、