先日、某サロンのスタッフとお酒を飲みながら話していると、、、

宮本武蔵、坂本龍馬、吉田松陰、西郷隆盛、人斬り半次郎などなど幕末の人間の名前が、、、
エフィラージュによる革新幕末とかけてるからだと思います。。。
そして、それに関わる人間を、、、あの人は武蔵だとか、あの人は龍馬だとかリンクさせていました、、、
こんな話、実は以前から良くある事でした。。。
(確かにみな、それぞれ個性がありますし、役割があるので分かりやすいのですが、、、)

僕自身もこの時代は好きです。パリにいる時も吉川英治著「宮本武蔵」、司馬遼太郎著「竜馬がゆく」は愛読しておりました。。。

$dans ma tete

僕自身が、誰になぞられてるかは、別として、、、、

自分自身ピンと来ません。。。

なぜなら、、、、僕にとってのリンクさせてる題材が幕末でないからです。。。


パリ時代、、、
履歴書の本編でも書いてるように、仕事後は良く飲みに行っていました、、、、
まぁ、5日中4日位は、、、これはサロンが7時で閉まったというのもあったし、フランスのカフェという文化があったからかもしれません。。。ホントに気軽に1杯が出来たんです。。。
で、その後、みんなでご飯食べたり、メンバーの中で都合の良い奴だけで、夕飯したり、、、でした。
そんな中でも、フランス人が今日は、、、という日は、Kenzoとご飯を食べに行く日が多かったです。。。もちろん飲んでますが、、、

この時は、日本人として共感しているもの、、、もちろん美容の話がほとんどですが色々話しました。。。
そんな中でも、熱く語られるのは、、、

つづく、、、


僕にとって、人生の中でも、本当に1番の達成感を感じれた時だったかもしれません。。。

つづく、、、


まだ、何も出来るようになったワケでないんですが、この件以来少しづつ他サロンのスタッフも、僕に対する対応は変わってきました。。。

あるトレーニングの時、、、セーブルにいつもの様に行くと、その日はリュックというデュフーのマネージャーとでした。。。
(僕は、あの日以降もセーブルのトレーニングでもショートを切っていました。それは、ショートなら勝てるからという事では、けして無く、自分の中で、「まだまだ」という気持ちだったからです。)
じゃ、モデルを探そうと思っていると、、、

リュック:「Keigo、、、こっちに来て」

僕   :「???」

リュック:「今日は、このモデルさん切って。」

僕   :「??? 何でだろう?リュックはそういうやり方なのかな???」と思いました。。。

まあ、ショートのモデルだったので、僕も何も言わずに担当する事にしました。。。
当然、気持ちは変わっていないので、自分の思うようにカットに専念しました。。。
この時は、最後にほんの少しリュックに治されたと思いますが、得に何事も無く終わりました。。。

終了後、みんなと飲んでる時、、、Kenzoに、、、

僕   :「今日のトレーニングはリュックがモデル決めたんですよ、、、」

Kenzo :「やっぱりね、、、」

僕   :「???何でですか???」

Kenzo : 「あのモデル、リュックの友達だよ、、、」

僕   :「そうなんですか?!」

Kenzo :「俺はリュックとは仲良かったんだよ。。。だから、あいつも分かってるんだよ、、、」

僕   :「、、、、、」

Kenzo :「自分の友達をモデルに来させる時、Kenzoの所のKeigoが良いと思ったんだろうね、、、」

こうやってすこしづつ、マルブフが認められていきました。。。

僕らが、セーブルでトレーニングで見せている事、モーガンがデュフーに移動になり、そこで見せていた仕事などにより、マルブフに興味を持ち出す人間が少しづつ増えて行きました、、、

マルブフでトレーニングが行われるとなると、他サロンから見学に来たりもするようになりました。。

僕自身も、フランスでの生活、マニアティスでの生活、マルブフでの生活があたり前となって来て充実した日々を過ごすようになりました。。。

つづく、、、、
そして、アレキサンドルにやりたい事を伝え、、、
スタートしました。。。

つづく、、、


自分の中で、「今日は絶対、アレキサンドルに触らせないように切る!」という目標で、とにかくカットしました。
ちょっとでも、隙を見せれば終わり、、、とでも思う気持ちで、カットに集中しました。。。
今まで、やって来た事を全部出す、、、それだけしかない。。。

本当に集中していたのか、途中経過をあまり覚えてません。。。
アレキサンドルの視線も周りも何も気にならなかった、、、

時間を進み自分なりのカットが出来てきた、、、
自分としては、アレキサンドルに触られる事なく、ここまで来れた、、、
正直、心の中で「やった~」って感じだったと思います。。。

そして、周りを見たら、、、

僕の後ろに、大勢のスタッフが、、、僕のカットを見ていました。。。
ビックリして、その後逆に緊張してしまいましたが、、、

結局、最後までアレキサンドルに触られる事なく、トレーニングは終わりました。
カットが終わった後、Kenzoには部分的にダメ出しされましたが、、、

そして、いつものように仲間のみんなと飲みに行きました。。。
みんな、おだてながら褒めてくれたと思います。同時に喜んでくれました。
僕自身はKenzoにダメ出しがあったので、大喜びとまで行かなかったですが、、、
何よりマルブフのスタッフとしての証明が出来た事が嬉しかった。。。

「言葉も技術も出来ないアジア人が、Kenzo率いるマルブフによって、ここまで出来るようになった」

それを、見せれた事が嬉しかった。。。

そして、同時にフランスという国、マニアティスというサロンの素晴らしさを改めて感じました、、、
「やる事をやれば、その人を認めてくれる、、、良いモノは良いと表現してくれる、、、」

僕にとって、人生の中でも、本当に1番の達成感を感じれた時だったかもしれません。。。

つづく、、、