$dans ma tete

21日のイベントもまだ終わっていませんが、、、、、

11月16日に「CUT STYLE CONTEST」を開催します。

例年、agence21では11月にCut&Stylingのコンペを開催して来ました。
これは、若手の美容師が、何よりも楽しむ事を目的として来ました。そして、agence21が考える美容師、、、、美容師としてただのサロンワーカーでなく、クリエイターとして存在するという観点から、カット、スタイリング、メイク、衣装をはじめとする表現を含むトータルで競い合っていくという形でした。

それに対して、今回の企画は、、、「カット」でのコンテストとなります。(従来のCut&Stylingのコンペは来年春に予定しています)
純粋にカットでの競い合いとなりますから、今回はスタイリストとアシスタントの2部門に分ける事にしました。これは、カットのみという事になると、経験による差も産まれる可能性があるためです。
そして、年齢制限もカットの深み、楽しさが本当の意味で分かってくる33歳までとしました。

もともと、agence21とエフィラージュは表裏一体の関係です。だけど、エフィラージュだけでない、、、
その源となっている「クリエイト」を、、、というように考えて来ました。ですから、Cut&Stylingでのコンペを行ってきました。。。
「サロンワーカーはクリエイトが出来ない」
「スタジオワーカー(ヘアメイク)はカットが出来ない」
と言われて来ました。。。確かに、サロンワークとヘアメイクは異なる職種かもしれません。
素材に対して、カットで表現する事、反対にカットをしないで創って表現する事、、、相反してる部分でもあります。でも、その2つが融合する事によって、その1つ1つが輝いて来るというのが、agence21の求める所です。

では、なぜ今回カットのみのコンペなのか、、、、、
それは、原点回帰なんです。僕らはエフィラージュを基に全てが成り立っています。
今こそ、原点にもどり純粋にカットを追求していくというのが必要だと思い、今回の企画となりました。

そして、何よりもカットコンクールとした理由がもう1つあります。。。
それは、ドライカットというくくりで集まれ、競い合い、良き関係が築く事の出来る場を作りたいという事です。僕らは、エフィラージュを世に伝えたいというライフワークを掲げています。
エフィラージュという事を考えた時、みんなすぐ隣を見ます、、、言ってみれば内輪を、、、
僕達からしたら、分かりやすいのがドライカットです。。。もっと狭い内輪で見てる人も多数いますが、、、そしてすぐ、そことの比較をします。。。今の僕には、そういう事が下らない事にしか感じれません。
視点を変えたなら、ドライカットは、そのコンセプトや技法に異なる部分があったとしても、大きな枠で捉えたなら同じエリアにいるんだと思います。。。
だから、僕の本意としてはagence21でも旧Mサロンでも無い人が参加して欲しいと思っています。
そして、いずれこのカットコンクールがそういう場になってくれたらという想いです。

そうやって集まって、コミニケーションが生まれる事によって、お互いの成長が望めると思います。
そして、、、大きなムーブメントになれば、、、と願います。

大きな組織に属している人、自分の中で追求し、また疑問を抱えながらドライカットをしている人、、、ぜひ、参加して見ませんか?せめて見学だけでもO.Kです!!!

$dans ma tete
先日もお伝えしたように9月21日にイベントを開催します。
多数のご応募有り難うございました。Mに関わって来たみなさんも参加してくれるようで、良かったです。
参加してくれる方にagence21の方から、交流会のお知らせが行ってると思います。

簡単な交流会なんですが、僕にとっては、これが、このイベントのメインだと思っています、、、
今回のイベントは、もともとエフィラージュに思いを持つ人が集まるモノにしたいと思っていました。

個が小さい輪を創り、またその小さい輪が交わる事によって更なる大きな輪を創って行く、、、
僕がエフィラージュに考える1番の事です。小さい輪同士がぶつかり合って何の意味があるのだろう?
それぞれの思いを達成するためには、大きな輪にならなくてはならないと思います。

小さい輪で居続けるのは辛い事だと感じます。。。エフィラージュというテクニックを通じて共感出来る仲間がいる、、、これはそのモチベーションをキープするには大事な事です。。。

きっと、私なんてとか、僕行って大丈夫かな?なんて思っている人がいると思いますが、ぜひ参加してみて下さい。。。

その時は個性と言われても、どうやって解決していくのかが明確な事でなかったので、正直分からないままでした。。。

つづく、、、


そして、その答えが分かる事が起きました。

マルブフにマチューというスタイリストがいました。マチューはKenzoがマネージャーをする前のマルブフのマネージャーでした。昔は俗に言うイイ男だったみたいですし、才能にも溢れていたそうですが、僕が入った頃は、中年太りした、とにかくテキトーな男でした、、、アランドロンなんかも顧客で担当してましたから、確かに何かがあるんだろうとは思いましたが、しょっちゅう下らない事ばかり言って、からかわれてたので、僕からしたらどうでも良い人間でした。。。

ある時、マチューの知り合い?がマルブフの近くにアジアンテイストのカフェがオープンする事になり、そこで働く女の子達をたびたび連れて来て、僕らにモデルとして与えて来てました。。。。。
マチュー絡みというのは歓迎的でなかったですが、さすがオープニングスタッフだけあって、カワイイ娘が多かったですし、自由にカット出来ましたし、マチューはカット内容については何も言わなかったので、ラッキーだと思い、ほぼジェロームと僕で担当していました。。。この時はスタイリングなんかも色々勉強出来たので、今考えれば良い体験でした。

そして、そのカフェのオープンの日、、、
そこのスタッフが次から次へとやって来てスタイリングをする事になりました、、、
たぶん、マチューが調子の良い事を言って引き受けたんでしょう。。。
しかし、僕らはそんな事は知らされていませんでした、、、、、
当然、サロンは営業しているので、一時パニック状態になりました。最初はカットをさせてもらった娘達だけかと思いきや、メンズのスタッフまで、、、、一体何人だったのか覚えてませんが、ホントかなりの数でした。
営業でのアシスタントはしなければならないし、ぞくぞくとカフェスタッフは来るしで、当のマチューは何もしないしで、僕もさすがにイラっとしていました。言葉としては、ちゃんと伝えられなかったですが、態度、言葉に自分の怒りを自然と表していたと思います。。。
ホント、職場で、あれほど感情表現をした事は今まででも無いです。。。

その夜、パーティーがあり、マチューは僕らに出席したら?と声をかけて来ました、、、
フィリップとかみんなは行くという事でしたが、僕はどうにもマチューの傍若無人ぶりがゆるせなかったので、行かないと言いました。。。
そんな時、イオネルとステファンが「パーティー行かないなら、ご飯食べに行こう」と誘ってくれました。イオネルもステファンも仲は良かったですが、当時僕らがしょっちゅう飲みに行くメンバーではありませんでした。。。その時一緒にご飯に行き何を話したかは覚えてませんが、何より2人が誘ってくれた事がビックリでした。。。

そして翌日、、、サロンに行ってみると、明らかにみんなの態度が変わっていました、、、
僕が感情表現をした事によって、初めて個性=キャラクターが見え、僕という人間が分かるという事なんだと思います。
フランスでは、主張したモノ勝ちと良く言います。主張しなければ、意見が無いとみなされます。。。
日本のように相手の気持ちを汲み取るみたいな考え方は存在しません。。。
つまり、主張してはじめて存在できるワケです。

個性を出すという事、日本人である僕は難しく考えていました。。。でも、考え方を変えると意外と普通にすれば良いんです。。。

アシスタント仕事としてのブロー&スタイリングをしながら、プロというプライドと意識を持ち仕事をする、、、でも、それだけでは足りなかったんです。。。

どんなに意識を高く持っていたとしても、、、

なぜか???それは、、、


つづく、、、