11月30日 東京講習の最終回に参加してきました。

東京講習は何だかニュートラルな気分なんです。。。
ずっとFCの教育を担当して来ましたから、、、色々な事情もありましたから、、、
比べるのも変ですけど、違うんですよね。。。
それに、モデルトレーニングのみの担当っていうのもあるのかな???

今回も最終という事もあり、時間より早く銀座に着き、精神統一を、、、と思ってドトールに行くと、、、
視界にはリアルクローズ灰谷、石井、マイギャル金子。。。精神統一出来るワケもなく、、、、
今でこそ、こんな事当たり前な感じがするけど、考えてみれば、これも東京講習に参加するようになってからの事なんですよね、、、そう思えば参加して良かったと思います。。。

まあ、ハサミ持てば集中出来るという事で、講習会場に、、、手違いがあったらしく参加者も含めて30分以上、外で待つというハプニングがありました、、、、、

待っている間、四元さんから、、、

「モデルトレーニング、16名だけど、どぉ???」と、、、

エフィラージュはマニュアル型のカットじゃないし、、、1人5分見ても80分だし、、、
担当しろと言われれば、やれるけど、、、せっかくの講習だから中身が、、、、、

という事で、松原さん6名、僕10名を担当する事に、、、そして僕のヘルプに松田と吉田が付く事になりました。。。2人とも実力者ですから安心です。。。

そして、やっと中に入ると、、、始まりの挨拶もナシにスタートです。
まず、1人づつカウンセリングをしました。。。いつもの通りです、、、何よりカウンセリングが大事です。これがしっかり行けば、後は切るだけですから。。。
個々レベルも違いますが、目的を絞って見て行きました。10人ともなると、視界に全員入らないですけど、振り返ってビックリなんて事は無かったですね。。。みなさん、積み重ねて来てるモノがあるからだと思います。

思い出してみれば、3月に講習をスタートした時は、モデルトレーニング参加は2名でした、、、
それが、最終回の今回は16名、、、
少しでも多くの方が本質に触れるためにモデルトレーニングに参加して来た、、、
本当に嬉しい事です。
そして、何より、、、「エフィラージュって楽しいな」と思ってくれたらと望みます。。。

個人的には自分の環境が大きく変化した中での参加でしたが、この機会を作ってくれた、四元さん、松原さんに感謝をしたいです。有り難うございました。
そして、リアルクローズ、アンテリアのスタッフも一緒に出来て楽しかったです。
来年、アンテリアは新たなステージのため、東京講習はお休み???なのが残念ですが、、、

そして、多くのエフィラージュに向き合っている方達と出会う事が出来て本当に良かったです。
みなさん、お疲れ様でした。。。

また、来年お会いして、一緒にやれる事を望みますが、欲張りなので、、、1つだけ、、、
もし、また参加するなら、、、せっかくやるんですから狙って行きましょう!何の為にトレーニングをするのか?ベース?テクニック?デザイン???ただ切るだけじゃつまらないですからね、、、

では、また来年を楽しみにしてます!!!



コンテストも終わり、、、通常の日にもどって営業していると。。。

スタッフ:「Kenzoから電話ですよ、、、」

出ると、、、

Kenzo:「Keigo、、、福岡の臨店どうする???」

僕  :「月曜は休みだから大丈夫ですけど、翌日は午前中にもどらないと、、、」

   :「それに飛行機どうするんですか???後3日しかないですけど、、、」

Kenzo:「ギリギリ空いてるみたい、、、行けるなら一緒に取っておいてよ、、、」

僕  :「わかりました。。。」

そんなで、福岡の天神にある「Matthew」に臨店に行ってきました。

$dans ma tete

「Matthew」のオーナーである木下さんとは、何度か東京講習で会っていました。
木下さんは、この1年、東京講習も前日入して、リアルクローズのトレーニングに参加したり、大阪講習にも参加し、パリにも研修に行く程、モチベーションも高く、エフィラージュにどっぷり浸かり始めています。。。
そこで、もっとどっぷりハマってもらおうと、、、Kenzoと福岡に行こうと事ある毎に話していました。

個人的には、こんなタイミングで、しかも殺人的スケジュールで実現するとは思ってもいませんでしたけど、、、

朝9時の飛行機だったので、Kenzoと羽田で待ち合わせをし、、、福岡へ、、、
僕自身、福岡初めてでした。空港と中心部へのアクセスが近くてビックリしました。そして、天神、、、賑やかですね~何て言うのかな、、、札幌に行った時と同じ感じがしました。一言で言うとモダンさが感じられます。俄然やる気になりました。。。

「Matthew」に着くと、、、センスを感じられるインテリア、、、速攻で簡易撮影が可能なスペース、、、、まあ、そんな事に堪能してる時間もなく、スタッフはスタンバイ状態なので、トレーニングスタートです。

「Kenzoからも、最初の回は見ていてよ」と言われていたので、、、スタッフも初めて会うし、、、と思って見ていました、、、

木下さん自身もエフィラージュを始めて1年、、、スタッフみんなエフィラージュでカットしている。
本当に、良くここまでに出来たなと感心しました。でも、感心すると同時に、、、言いたい事、伝えたい事が出て来てしまうんですよね、、、見ていようと思っていても、手を出すのをギリギリ我慢しても、口が出てしまいました。。。

2回目の回からは、別にKenzoと決めた訳もなくトレーニングを見ました。。。
そして、3回目も、、、僕としては、とにかく「もっと先があるんだ」「もっと限界まで行ける」なんて事を伝えたかったんですよね。初めてのスタッフだから、何でもかんでも全てというワケでなく、何か1つでもという想いでした。。。

しかし、「Matthew」のスタッフ、、、無意識なのかな?それとも作戦なのかな???みんな計3回のトレーニングで、スタイルを繰り返しでやるんですよね、、、例えば、ボブ3回とかね、、、
確かに、3回やると見えて来るモノがありますからね、、、みんな集中力を切らさずに頑張っていました。。。

僕自身、何がみんなに伝えられたかは???です。。。
でも、スタッフにとって、翌日からのカットをする時の景色が変わってれば、本当にそれだけで良いと思います。

そして、最後のモデルさんが帰ったのは23時半、、、13時からスタートですから、、、10時間ぶっ続けのトレーニング、、、「Matthew」のスタッフのみなさんお疲れ様でした。。。

トレーニングが終わって、木下さんと食事に、、、まあ、密談っていうやつですね。。。
現状の事、これからの事、様々話しました。。。
僕は、翌日サロンで仕事のため、7時の飛行機でした。。。なので、そのギリギリまで、、、

来年は、きっと「Matthew」もさらなる第一歩を踏み出すはずです、、、
まさに弾丸トラベラー状態ですが、楽しみな事がまた増えました!!!



アシスタント部門も終わり、いよいよスタイリスト部門です。
参加者29名に加え、そのサロン関係者、見学者、開場は埋め尽くされました。
企画段階では人が集まるのかな?という心配もあったので、窮屈で空気も薄いんだけど、この風景は嬉しかったです。
そして、何よりも、、、景色が変わっていました。。。
今回は21として初の東京開催のコンテストでした。大阪、名古屋、奈良などから参加してるメンバーに加え、新たに参加してくる旧Mサロンのメンバー、東京講習に参加しているメンバーなど今までと違った感じでした。。。
アシスタント部門もスムーズに進んだので、スタイリスト部門参加者の仕込み時間にも余裕が取れました。
みんなが準備していく姿は、僕らにとって何が出来るのかという期待に写っていました。

今回は審査方法、参加者が予定を超えた事、会場の都合により4グループに分けて時間差スタートという複雑な形となりましたが、いよいよスタートです。

スタートしていると、、、複雑な形だったけど、この方法は良いと思いました。
僕としては、カットコンテストですから、カット中の審査をどうしてもしたかったんです。
経験でいうと30名近くなると審査も難しくなってきます。なので、時間差をもうけてしっかり個々のカットを見るという事をしたかったんです。
でも、何がこの方法の良い所かというと、、、参加者自身が、他の参加者の切っている所を見る事が出来る!!!やっぱり参加者は出来上がったモノは最後に見れますが、途中を見る事が出来ないです。。。
この方法だと、それが少しでも出来るんです。。。現に参加者達も自分に集中しながらも、待っている間は他の参加者のカットを見ていました。
コンテストですから、もちろん勝ち負けも重要です。しかし、如何にお互いがお互いに高め合えるか、、、これもコンテストとしては重要な意義だと思います。

僕が、カットコンテストをやりたかった理由、、、それは21としてカットレベルを上げたいという事が主たる要因でした、、、参加スタッフ達を見ていると、新しい風が入った事により明らかに全体としてレベルが高くなったと感じる事が出来ました。。。

さて、全グループ終わって作品発表です。今回スタイリストは「ストリート」というテーマでコンテストを行いました。。。個々それぞれのイメージするストリートを創ったのですが、、、、、
僕がその時感じたのは、、、何を表現したいのかが明確な人ほど、その出来上がりのスタイルが良く見えました。これはアシスタント部門の採点でも同じでした。反対に曖昧なイメージの人は出来上がりも、曖昧に見えていました。
これは、普通にカットする上でもとっても大切な事です。。。表現無きカットはダメですからね、、、

その後、審査をして集計をしました。今回審査はKenzo、僕、Chiaki、ヘアモード宮崎様で行いました。ヘアモードさんには、ヘアに対するアイディア、トータルの2部門の採点をお願いしました。
集計をしていると、、、Kenzoと僕の採点は似ているんです、、、で、Chiakiさんとヘアモードさんは似ているんです。。。見ているところが違うんですよね、、、この結果は僕にとって面白かったですし、コンテストの審査としても良かったと感じました。

そして審査発表をして終わりました。。。
今回のカットコンテスト、、、色々問題もあったと思います、、、でも、21らしいカットコンテストが出来たと思います。何でかって???
良くメーカーやディラーなどが主催するカットコンテストって、、、ほとんど仕込みで終わっていて、後はスタイリング勝負みたいなコンテストがほとんどですよね?ほとんど切らないなんてカットコンテストでないですからね。。。21のカットコンテストでは、みんな切ってました。(審査する僕らもカット前チェックもしました)終了間際まで、、、みんな純粋にカットで勝負してきたという事です。
その反面、スタイリングがほとんど無し、、、というのは、、、これからの課題だと思いますが、、、
これはヘアメイクで活躍するChiakiさんもコメントしていました。。。
でも、参加者がエフィラージュというカットで個々の何かを表現しようとする姿は僕にとって嬉しい事でした。

今回のコンテストを見ての結果ですが、、、
僕自身にとっても色んな事を感じる事が出来ました。。。
まず言える事は、このコンテストの結果には、エフィラージュに必要な事が全て表れていたと思います。
コンテストでは、テクニック、バランス、質感、アイディア(ヘア)、トータルの5項目で採点を行いました。
この5項目はエフィラージュにとって、どれも大切な事ばかりです。
テクニックだけでも足りない、勢いまかせのアイディアでもダメ、どんなにテクニック、バランス、質感が良くたって表現されていなければ足りない。。。どの要素も満たして行く事が必要だと思います。
エフィラージュは、表現をするために最適なカット法です。
だから、表現する事、、、何かを表現したいという事が何より大切です。そして、その表現を想い通りに伝えるためには、テクニックが必要となってきます。
参加した人達にとって、このコンテストを通じて、自分の更なるステップアップに繋がって行ってくれたらと思います。。。

最後に、、、今回本当に参加したスタッフのみなさん、、、お疲れ様でした。。。
また来年の更なる飛躍を期待しています。。。
そして、関係者の皆様、、、皆様のご協力もあって無事にコンテストを行う事が出来ました。
本当に有り難うございました。。。

もちろん来年、第2回を開催する予定です。
また、多くの参加者が更なる技とアイディアをぶつけに来る事を期待します。
そして、何よりも、、、エフィラージュだけでなく、ドライカットとしても頑張っている人達の参加も期待したいです。。。