【PSVR2】バイオハザードRE:4 VRモード 感想 | 僕とPSな日々

僕とPSな日々

ゲームなどの感想
主にプレイステーションで遊んでます

楽しみにしていたVRモードをクリアできた。

 

恐怖感

やっぱりVRモードは敵と同じ空間にいるという臨場感がある。

敵がそこにいる、というその存在感だけで脅威を感じる。

 

そんな敵がこちらに迫って距離を詰めてくるのが怖い。

ただ近づいてくるだけで怖い。

 

こっちも銃を持っているくせにいうのもなんだが、狂った村人が手斧を持って殴りつけてくるのがどうしようもなく暴力的に感じる。

そんなの当たれば…首が飛ぶだろ、飛ばなくても頸動脈が切れて死ぬぞ…みたいな感じだ。

 

はじめて囲まれて横から殴られた時には想像以上にショックを受けた。

ゲーム的にはちょっと体力ゲージが減っただけなのに、「駄目だ、もう死んだわ」という絶望感を感じた。

とにかく怖い、というのが第一印象だった。

 

やってるうちに少しは慣れてくるのだけど、チェーンソー姉妹との密閉された屋内でのバトルは震えた。

 

銃の取り扱い

VRモードは、武器の扱い方が通常モードよりもリアル寄りだ。

 

特に違うのがリロードだ。

弾薬を入れ替える際、左の腰に吊ったポーチから弾薬を取り出し、その銃の適切な位置に新しい弾薬を挿入する、という、結構工程のある作業を要する。

 

 

敵が迫ってきている時に、弾切れになると焦る。

 

当たり前だが、弾切れになると引き金を引いても「カチッ」 「カチッ」とトリガーは空を切り、弾は出ない。 

映画とかでよくあるシーンだけど、いざそうなるとこれはめちゃくちゃ焦る。

それでも自分を落ち着かせてポーチから弾を取り出して…ってやってるうちに敵から殴られて、酷い気分になる。

銃の強化はまず装弾数を優先しようとすぐに心に決めた。

 

初期のショットガンやライフルはリロード自体が難しい。

 

ショットガンはポンプアクション式なので、一発撃った後、あの銃身をガシャッと引くやつをやらないと次の弾は出ない。

これが結構難しい。

焦って左手をガチャガチャ動かすけど、全然銃身が動かない。

これは実用的じゃないなと思い、初期のショットガンはすぐに使わなくなった。

 

一応ハンドガンが弾切れになった場合に緊急用に一発は撃てるし、と思って肩に担いではいたけれど、いざハンドガンが弾切れになった場面では焦って肩から取り出せなかった。

あとで冷静になると、ハンドガンを握りしめたままで取り出そうとするからショットガンを掴めないのだった。

 

初期のライフルもボルトアクションなので、一発ごとにレバーを引がないと次が撃てない。

これも二、三発撃って使わなくなった。

 

リアル志向なのは焦ってばかりの僕にはちょっと辛かった。

 

結局、僕は最初はハンドガンくらいしか使いこなせなかった。

ただ、中盤以降出てくるオートマチック化されたショットガンやライフルは、すごく扱いやすかった。

銃器の進化の歴史を肌で感じてしまった。

 

手榴弾も焦っていると投げ損なう。

オーバースローで投げると、リリースポイントか投げ方が悪いのか、何回かに一回は至近距離の地面に投げつけたり、ほぼ真上に投げて足元に転がったりして、何度も吹き飛ばされた。

結局、アンダースローで転がすのが一番確実な気がした。

後で気づいたのだけど、手榴弾は、投げるモードを変更できるみたいだ。

 

色々書いたけど、こういう不便さで焦るのもホラーVRの醍醐味だと思うなので、これはこれでいいと思う。

 

無限弾薬

とはいえ、武器の扱いは難しいし、ハンドガンしか使いこなせないし、HMDをつけた圧迫感と切迫感と緊張感の中で弾薬のリソース管理までするのはやっぱり無理だ…と思い、結局ネコミミ(無限弾薬)を使ってプレイした。

 

僕は長時間のプレイに向かないVRゲームはトライ&エラーがやりにくいので簡単な方が良いと思っている(持論)。

やり込むならともかく、カジュアルにVRを楽しんでストーリーを最後までやりたい、という感じなら、こういうアイテムを使うか、イージーでやる方がいい。

 

実際、無限弾薬の優位性と、VRの緊迫感やリアル志向のぎこちなさは釣り合っていて、ちょうど良い緊張感でプレイできた。

マグナムが手に入ってからは、精神的にだいぶん楽になった。

 

怖すぎるのは最初だけで十分だ。

あの怖さのままで最後まではやれない。

怖さは最初だけ堪能し、あとは楽しく遊ぶ。

これが一番いい。

 

パリィ・2丁拳銃

通常モードとは違い、右手と左手に両方武器を持つことができる。

慣れてくると、2丁拳銃などやってみたくなる。

右手と左手に銃を構えて、バンバン撃つのは楽しい。

しかし、当たり前だが、銃は照準を合わせなければ当たらない。

両方同時に照準を合わせるのは難しく、2丁拳銃は楽しいだけで案外攻撃としての効果はないな、と思った。

 

スタンダードなスタイルは右手に銃、左手にナイフという構えだと思う。

案外ナイフは使える。

銃で撃って怯ませてナイフで切りつけたりとか、弾薬が切れた時にナイフで戦っても、結構強い。

パリィは、タイミングがかなり緩和されていてやりやすかった。

 

特にパリィが面白かったのはクラウザーとの初戦だった。

ナイフで弾きあって、鉄がぶつかり合う感触はヒリヒリした。

いかにも男同士の渡り合い、という感じで楽しかった。

この時の自分は完全にレオンと一体化していた。

 

乗り物

ルイスと乗るトロッコは楽しかった。

最初はトロッコの傾け方がわからなかったのだけど、VRなので実際に自分の体を傾ければ良いだけだと気づいた。

「右だ右!倒れるぞ!」というルイスの掛け声に合わせてルイスと一緒に身体を傾けてなんとかカーブをやり過ごす時はルイスとの一体感を感じて楽しかった。

 

ジェットスキーも楽しかった。

最初はハンドル操作に戸惑ったけど、安全運転を基本にしながらも時にスロットルを開放して水上を走るのは気持ちよかった。

この時、アシュリーがレオンに後ろからしがみついているんだけど、あまりしがみつかれているという実感がなかったのはちょっと残念だった。

デバイスはHMDとセンスコントローラーだけなので実感がないのは当たり前なんだが、ここはなんとか一体感を感じたかったなあ。

なんとかならないものか…。


 

VRをやる時の姿勢

シーテッドスタイルで座ってプレイしたのだけど、これが結構しんどかった。

「グランツーリスモ」の時は、背もたれに背中を預けてHMDの重さを緩和できたのだけど、「バイオハザードER:4」は、背もたれに背中を預けていると、ポーチから弾薬をや取り出そうとしても太腿に手が当たって取り出せない。

 

仕方なく、浅く座ってプレイしたのだけど、緊張と不自然な姿勢とHMDの重さで首筋が痛くなった。

ポーチの高さは調整させてほしかった。

 

あるいは、今思えば立ってプレイしても良かったかもしれない。

中途半端に座ってプレイするよりも、体全体でHMDの重さを受け止めるべきだったんじゃないかという気もする。

 

たぶん次にプレイするVRゲームは「METRO Awakening」だと思う(またホラーだ)。

この時は立ってプレイするスタイルでやってみようかなと思っている。

 

クリアまでは11時間。

これ以上の時間をHMDをかぶるのはしんどいな、と思った。

 

でも、久々にVRをやって楽しかった。