【PCE】Alalogue Duoの雑感 | 僕とPSな日々

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主にプレイステーションで遊んでます

Analogue Duoが届いてから1ヶ月半ほどちょくちょく起動して遊んでいる。

 

実はAnalogue Duoが届く少し前にPCエンジンDUOの実機を中古で買って、RGB出力改造と全般的なオーバーホールもしてもらっていて、そっちでかなり満足していたのだけど、Analogue Duo届がいたら届いたでやっぱり気分は盛り上がった。

 

サイズは、想像以上にコンパクトで、最終版のPS2よりも小さいという感じ。PCエンジンDUO実機と比べるとずいぶん小さい。

 

 

ソフトの互換性

Huカードは手持ちのソフトは全て問題なく動いている。

カードの読み取り感度がとても良く、手持ちの中で読み取りにくいカードでも一発で認識する。抜いたり差したりしてようやく認識するということが一切ない。

アルコールでの掃除もレトロゲーム復活剤も全く必要ない。

とても良い感じだ。

 

CD-ROMについては少し微妙だ。

フリーズするソフトが結構ある。

 

自分手持ちのゲームを15分〜30分ずつくらい、RPG系はなるべく音声が入る最初のイベントシーンまで試してみた。

(ファームウェアはver1.1)

結果は今のところ、以下の通りです。

・アトラス 問題なし

・イースⅠ・Ⅱ 問題なし

・イースⅢ 問題なし

・エグザイル 

 キャンプからアサシンの村に帰ろうとしたら暗転後フリーズ(シリア砂漠方面は問題なかった。)

・エメラルドドラゴン 問題なし

・風の伝説ザナドゥ 問題なし

・風の伝説ザナドゥⅡ 問題なし

・機動警察パトレイバー 最初のシーン(内海と黒崎の会話)でフリーズ

・グラディウスⅡ 問題なし

・ゲッツェンディーナー 問題なし

・サークⅠ・Ⅱ OPでフリーズ

・サイキックデティクティブvol3.AYA 問題なし

・シルフィア 問題なし

・スーパーダライアス 問題なし

・スプリガンmk2

 ステージ1の会話発生時(スプリガン登場直後)にフリーズ

・スナッチャー 

 序盤で部長に現金を渡された場面でフリーズ

・天外魔境ジライアSCD版 問題なし

・天使の詩 問題なし

・天使の詩2 問題なし

・秘宝伝説クリスの冒険 問題なし

・ブランディッシュ 問題なし

・プリンス・オブ・ペルシャ 問題なし

・ぽっぷるメイル 問題なし

・未来少年コナン 問題なし

・ラストハルマゲドン 問題なし

・ラプラスの魔 問題なし

・ロードス島戦記2 問題なし

(今後も気が向けば更新します。)

※序盤だけ試した結果なので「問題なし」と書いたソフトも、もっと進めればフリーズする可能性はあります。

 

序盤だけで5本がフリーズした。

ちなみにフリーズしても本体ごと巻き込むことはなく、Analogue OSからゲームを終了することはできる。

フリーズというよりは、「次のシーンを読み込めない」というほうが近いかもしれない。

 

もちろん、5本とも実機でも試してみたけど、実機では問題なくプレイできた。

 

Analogue Duoは音声やムービーの読み込みに問題がありそうだ。

 

特に頻繁に音声が入るアドベンチャー系は厳しそうだ。

シューティングとかアクション主体のゲームは音声も少ないので危険度は低そう。

ただ、スプリガンmk2は、シューティングに音声が交じるゲームなので、危なそうだなあと思っていたら、案の定、すぐにフリーズした。

RPG系も順調に進めていてもどこかのイベントシーンでいきなりフリーズするかもしれない。

 

原因はわからないし、知識もないのだけど、もしかしたら、Analogue Duoのシステムカードの役割を果たすプログラム(ファームウェア?)がオリジナルのシステムカードのプログラム動作をうまく再現できていないのかもしれないと思った。

技術的なところはわからないけど。

 

スーパーシステムカードを使ったらどうだろう、と試してみたがスーパーシステムカードからのゲーム立ち上げはできなかった。

(普通のシステムカードからの立ち上げはできるらしいのだけど。)

 

ファームウェアがアップデートされたら改善されそうな気もするので、Analogue社には頑張って欲しい。

アナログポケットのアダプタの出荷のタイミングで更新されるんじゃないかと期待している。

 

あるいはスーパーシステムカードを使えるようにしてくれたらそれでも改善されそうな気もする。

 

スーパーグラフィックス

楽しみにしていたのは、スーパーグラフィックスのソフトができるというところだ。

このために「大魔界村」を買った。

パッケージがカッコよすぎる。

「大魔界村」は、PCエンジンアーカイブスでもPCエンジンminiでもプレイしたのだけど、あえてHuカードから起動してみたかった。

 

綺麗だし最高だ。

ラグもないし(アーカイブス版も、ミニ版もラグはないけど)やっぱりこのゲームは楽しい。

大好きだ。

ちなみに僕は裏技でコンティニュー回数を最大まで増やしてギリギリクリアできるかどうかというくらいだ(好きという割には上手くはない。)。

 

他のスーパーグラフィックスのソフトも欲しいけど、「バトルエース」以外はかなりプレミアがついてて手を出しづらい。

「大魔界村」以外では「1941」のSG版をやってみたいけど、駿河屋で9万円。これは手が出ない。

 

機能

ステートセーブやサスペンド&レジュームなどの機能は今後アップデートで追加されるみたいだ。

 

説明はすでにチュートリアルに組み込まれている。 

ステートセーブのやり方は、実機のパッドだと、上ボタン長押し+セレクトボタンでセーブできるようだ。

アクションゲームだとポーズをかけてステートセーブする、という感じになりそう。

 

サスペンド&レジュームは、ゲーム起動中の電源のオン・オフでできるようになるようだ。

 

コントローラー

8bitdoのコントローラーを買った。

無線で繋ぐには8bitdoのサイトからアナログドック用のファームウェアを8bitdoのコントローラーにインストールする必要があり,ここはちょっと苦労した。

 

8bitdoのコントローラーは少し小さい。アドベンチャーとかRPGなら気にならないけど、アクションやシューティングだと少しだけど操作しにくく感じるし、少し持ちにくい。

 

ただ、ホームボタンがあったり、ホームボタンでAlalogue Duoをウェイクアップできるという便利さもある。

 

僕は、結局、手に馴染む実機のターボパッドを使っている。(実機のパッドなどを挿入するコネクタもある。)

 

ただ、このターボパッドの連射機能がゲームによってはちゃんと作動しない。

点が3つの一番連射がきくところにスイッチを合わせると、なぜか連射モードにならず、点が2つのところなら連射モードになる、というゲームがある。

具体的には「R-TYPE」と「ドラゴンスピリット」がそうだった。

ただ、連射性能は最大になるので問題はないのだけど。

 

他方で「奇々怪界」なんかは一番上の点が3つのところに合わせてもちゃんと連射になる。

何が違うのかよくわからないけど、この辺もファームウェアのアップデートでなんとかして欲しいと思う。

 

映像

映像はめちゃくちゃ綺麗だ。

ドットがくっきり写る。

大画面のテレビに映しても、素直に綺麗だと思える。

ちょっとスクリーンショットをあげます。

 

「天外魔境 ZIRIA」

 

「天使の詩Ⅱ」

 

「天使の詩」

 

「イースⅠ・Ⅱ」

 

 

「ガンヘッド」

※いじっていないのだけど作品ごとに画像のサイズが違う。

 

映像は解像度など色々調整できる。

CRTモードとか、PCEngineLTモードなど選べる。

解像度は、デフォルトだと、1440*1080だ。

色味はコンポジットモードとRGBモードがあるのだけど、RGBモードの方が色味がくっきりしていて鮮やかなので、こっちに変更してプレイしている。

 

周辺機器

周辺機器は、PCエンジンマウスとメモリーベース128を試してみたけど、両方とも対応していなかった。

 

・PCエンジンマウス

マウスについては、Alalogue OSにも対応していないので、Alalogue OSからマウスを使ってゲームを起動することができない。

まずはパッドを使って起動してマウスに挿し替える、というやり方でやった。

一応マウスに反応はするのだけど、カーソルがちゃんと動かない。runとselectはちゃんと反応する。

次に初めからマウスを挿した状態で起動と同時にCD ROMを立ち上げるモードでやってみたけど、結果は同じだった。やはりカーソルがちゃんと動かない。

 

・メモリーベース128

メモリーベース128は、コネクタに繋げた状態で「アトラス」を起動した時でも「メモリーベース128が接続されていません」と表示されるので、認識されないようだ。

ちなみに「アトラス」などのメモリーベース128にしかセーブできないソフトは、Alalogue Duoの内部SDカードにもセーブができないようだ。

SDカードにはもちろん128KB以上の容量があるのだけど、そもそもソフトが内部メモリーにセーブする仕様になっていないんだろうと思う。

 

これはステートセーブが実装されれば解決する問題ではあるけど。

 

まとめ

今のところ、CD ROMはフリーズが多いので、ファームウェアのアップデートで修正されれば良い互換機になると思う。

しかし、改善されないなら、CDROMのゲームをやるハードとしてはちょっと微妙なハードといえそうだ。

 

HuCardのほうは問題ないので、予告通りのアップデートがされれば、ステートセーブのできる実機相当の互換機になりそうで、そこは楽しみだ。

 

僕は実機と併用で使っていくことになるかなと思っている。