● ご夫婦の寝室は同じにする。その方が夫婦仲は良くなります。
こんにちは、井上貴美です。
お子さんが生まれたのを、きっかけに家庭内別居になった、という方がいます。
奥さまは家庭内別居しよう、なんて当初は思っていなかったそうです。
なれない初めての育児、24時間休みなしです。
奥さまは夜中も授乳で何度も起きます。
そこで、それまでは、ご夫婦が同じ寝室でしたが出産後、寝室を別にされたのです。
奥さまは夜に何度も赤ちゃんのお世話をするので、ご主人に気を使ったつもりでした。
ご主人も奥さまの提案を自然に受け止めて別室で寝るようになりました。
ご主人は、ゆっくり寝られるし、奥さまは子育てに集中できる、そう思われていました。
ところが…
だんだん、ご夫婦の間に変化が起こります。
ご主人の態度が何だか、おかしい、奥さまは、そう思い始めます。
家に帰ってきても言葉少なく、すぐ別室に入って出てきません。
最近では、
「いってらっしゃい」「おかえり」
しか言っていないような気がします。
「今日は、ちょっと笑ったよ。」
「もうすぐ寝返りするかもしれないね。」
奥さまが話しかけても、ご主人は
「そうか」
くらいにしか答えてくれません。
ご主人は、ダイニングにきて夕食をとり、お風呂に入ると早々に部屋に戻ります。
そのうち、ご夫婦で言葉を交わすことがなくなり食事も一緒にとることがなくなってきて…
今では顔を合わすこともままならない家庭内別居になった、というのです。
奥さまは毎日お子さんのお世話を一生懸命していて母親として、がんばっています。
昼間は、お子さんと二人きり。ご主人は帰ってきても接点がなくなっている。
この状態では奥さまは、とても、つらいです。
こちらの奥さまには、ご夫婦一緒の寝室に戻すよう、お伝えしました。
ご夫婦にとって寝室は、とても大事です。
たとえ一緒に家で過ごす時間が短い、という、ご夫婦でも寝室が同じならば、お互いの存在を感じられます。
相手の寝息や、ちょっとした動きなど、
「そばにいる」
という感覚です。
寝室を分けてしまうと、ご夫婦の距離が、とても遠く感じられます。
それは奥さまだけでなく、ご主人も、なのです。
ご主人は寂しく感じても、なかなか自分からは言えないものです。
あなたが、お子さんに、つきっきりなのも、ご主人にとっては、おもしろくない部分があります。
でも育児が、とても大変そうなのは、ご主人も分かっていて、あえて不満は言わないのです。
もし、お子さんが夜泣きをしても、かわいい自分のお子さんです、ご主人が、どのようにするか、様子を見てみましょう。
あなたが気を使って先回りしたい気持ちも、じゅうぶん分かるのですが、ご主人にも無理のない範囲で子育てに参加してもらう気持ちで。
あなたの、ご主人を気づかう優しい気持ちは伝わっています。ご主人は、あなたのことは、ずっと好きなんです。
同じ空間を共有することで、これからも、ご夫婦として仲良く過ごしてくださいね。
カウンセリングでは、あなたにあった家庭内別居の解消方法をお伝えします。
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