セックスレス(未完成婚を含む)の問題については、今まで夫婦・カップルで相談に行くことが必要であることを書かせていただいていたので、もう書くことがないかなと思いずいぶん書いていませんでした。
今回は、先月、男性側の問題でのセックスレスだった三夫婦の妻が離婚を決意したことがあったので書いてみました。(当ルームでは月に三件は多い)
三夫婦とも、妻のみがセックスカウンセリングを受けに来られたので、心理教育を行った後にご主人にも心理教育部分を共有してもらう必要があるので、家に帰ってから説明をしほしいということを伝えた。
ただ、うまく伝えられなければカウンセラーが一度説明をするので聞きに来てほしいとも伝えてもらうようにした。
さて、三夫婦の旦那さんは同じような反応をしたようです。
まず、聞く耳を持たずに拒否的な態度、なんでいまさらと妻を逆に攻める(セックスレスの期間がそれぞれ6カ月、1年、2年ちょっと)、カウンセリングなんかに行っても解決しないと否定、その他にもいろいろな拒否的態度や言動。
妻が泣いて辛いことを訴えていても、上記のような態度で逆に妻に問題があるかのように攻めてくる。
『妻が泣いて訴えてくる』⇒これだけでもただ事ではない考えられそうなものなのに、拒否的な態度をとる夫に優しさを感じられなくなった。と話されていました。
この方たちは結婚をされていたので離婚となりましたが、付き合っている段階でセックスレスになり、三夫婦の旦那さんと同じような反応をする彼に愛想をつかして分かれることは多々あります。
また、同棲を始めた途端に数が少なくなり、話し合いやカウンセリングを拒否するので分かれてしまうカップルも結構な数おられます。
同棲を初めて数が少なくなってきたけど、結婚すれば解決するかなと考えられる女性もおられるみたいですが、たぶんより少なくなる確率の方が大きいと思います。
なので、同棲(付き合っていても同じです)をして少なくなっている時点で話し合いが必要かと思います。
ただ、こういう男性もおられます。
カウンセリングに1人で来られて、今までに何人かと付き合っているのだけど、なぜか1年ぐらいでセックスレスになってしまって別れてしまう。と話される方。
このような方も心理教育で正しい知識が得られれば、今後の対処方法がわかります。
このような男性はずいぶん少なくなってきていると思いますが、カウンセリングに行くと責められる、知らないことがわかると恥ずかしい、何の根拠もないプライド、知らないのに知っているというわけのわからないプライド、他にもカウンセリングに行くのを拒否する言い訳はいろいろあるかと思いますが、相談に行って知るとわかることですが、上記のような理由付けは、ゴルフを習ったこともない人が習いに行くのを恥ずかしいと言っているのと同じようなレベルです。
セックスレスの問題は、専門のカウンセリングで男性性・女性性の正しい知識を得ることが必要で、お互いにその知識を持って二人で作っていく必要があります。
3か月以上のセックスレスの夫婦・カップルは専門のカウンセリングに行くことを考えてみてはいかがでしょうか。
当サイト内
千田 恵吾(公認心理師)