新臨床研修医制度が3年ほど前からスタートして,医師不足や僻地医療問題がマスメディアにとりあげられて久しい.
自分の属する大学病院も,以前は卒業生の半分弱がいわゆる「医局」に入局して,地域医療を支える核となっていた.
4月には若葉マークの初々しい若手がワンサカで,彼らがいろいろやらかしてくれるので,何かと大変だったのであるが・・・.
いまやその制度は見事に崩壊し,若手がいなくてさみし~思いをしている.
今日はそんな逆風吹き荒れる中,ひとりの訪問者がある.
今年二年目になる某研修医クンが,当初の予定を変更して自分の所属科にローテートしたい,と申し出てきた.
二年間の研修の後半は「選択」で,自分の興味しだいで好きな科をまわることができる(途中での変更もフレキシブルに可能).
断る理由などないため,「いいよ」とあっさり承諾.
そう言えば,先日も同様に自分の部門への変更がひとりあったっけ・・・・・・ひょっとして,自分たちって研修医に人気があるのかも・・・・・・んなことって・・・・・・まさかねぇ・・・(と,思い込みのイイ気分!).
研修も二年目の佳境に入っての変更が相次ぐって,まさしく「研修医の駆け込み寺」みたいじゃん・・・(ちょっと意味違うか・・・).
頭を冷やして冷静に分析すると,自分たちの部門の研修は以下のようなことをモットーにしている.
1)研修医教育に愚直に時間を割く (ちゃんとやるよ)
2)いろいろな業務を結構やらせてあげる (いいからやってみな)
3)研修期間の最初と最後に飲みに行く (自分の趣味です!)
でも,こんなことで(別の部門でもやってるけど)人気なんて出てこんわなぁ・・・.
冷静に考えた結果,「たまたま偶然」という分析結果に落ち着いた.
大学時代の同級生が長い勤務医生活を終えて開業するという。今日はその内覧会があったので行って来た。
通常こういう場合は花をお祝いに持参するヒトが多いようで,大勢に倣って持参品を仕入れにまずは花屋に行く。何がいいのかは全く分からず(自慢ではないが区別がつくのはあさがお,チューリップ,菊ぐらい?),勧められるがままに黄の映えた洋ラン「シンビジウム」にした。
で,内覧会会場において・・・
久しぶりに会う同級生としばし歓談してランを渡したところ,院内には至る所にランの行列が・・・。しかもその多くが大輪1~3本立ちの胡蝶蘭(おそらくン万円もする)の鉢で,すでに所狭しと並べてある。鉢には名前を存じ上げているいろんな先生の名札が掲げてあり,やっぱり同級生の人徳のなせるところだなあと思う。
並べられると,胡蝶蘭の清楚な感じはやっぱりとてもよく見える。胡蝶蘭の色は白がほとんどであったが,白は気品があってきりっとした見栄えがいいなあと 思った。こんなところで競い合ってもしょうがないが,黄のシンビジウムは白の胡蝶蘭に囲まれてやや喧しく見えたものの,まずまず上品な感じである。
理由の後付だが,シンビジウムの花言葉は「飾らない心」だそうだ。初心を忘れずに,慢心せずに・・・がんばれ!
通常こういう場合は花をお祝いに持参するヒトが多いようで,大勢に倣って持参品を仕入れにまずは花屋に行く。何がいいのかは全く分からず(自慢ではないが区別がつくのはあさがお,チューリップ,菊ぐらい?),勧められるがままに黄の映えた洋ラン「シンビジウム」にした。
で,内覧会会場において・・・
久しぶりに会う同級生としばし歓談してランを渡したところ,院内には至る所にランの行列が・・・。しかもその多くが大輪1~3本立ちの胡蝶蘭(おそらくン万円もする)の鉢で,すでに所狭しと並べてある。鉢には名前を存じ上げているいろんな先生の名札が掲げてあり,やっぱり同級生の人徳のなせるところだなあと思う。
並べられると,胡蝶蘭の清楚な感じはやっぱりとてもよく見える。胡蝶蘭の色は白がほとんどであったが,白は気品があってきりっとした見栄えがいいなあと 思った。こんなところで競い合ってもしょうがないが,黄のシンビジウムは白の胡蝶蘭に囲まれてやや喧しく見えたものの,まずまず上品な感じである。
理由の後付だが,シンビジウムの花言葉は「飾らない心」だそうだ。初心を忘れずに,慢心せずに・・・がんばれ!
朝に病院の看護部長から突然の電話があった。
初めての直々の電話なので面食らう。
今日中に部屋まで来てほしいとのことなので,とりあえず15時に伺うということにする。
何の用事だろう?・・・呼び出しを食らう様な心当たりはまるでないし・・・最近看護士さんを怒らせるようなことはしていないし・・・ちょっと前のあの件だろうか・・・それともこの間の例の件?・・・ひょっとすると何かの頼み事かも・・・でも頼み事くらいなら電話で十分なはずだし・・・きっと怒っているに違いない・・・
ああでもないこうでもないと,無駄な時間を過ごしてしまう。
15時どんぴしゃりに看護部長室前へ。
中から話し声が聞こえるので,誰だか先客が居るらしい。
意を決してノックすると「ちょっと待ってて!」という声がある。
少しすると,看護部長室からはなんと「消化器外科教授」が出てきた。
何故このような偉い先生方が中から???
ただならぬ予感を胸に,いざ室内へ向う。
「さあこちらへ座って」と看護部長からやさしく言われる。
少し緊張が解けるが,その後は案の定,自分たちの部門の仕事の「ある不手際」が,いかに看護部に対して精神的苦痛及び肉体的過剰労働を与えたかについて,とーとーと諭される。
「はっきり言って,この件には私たちは関係したくないのよ・・・」
まあ,言われてみればこちらに非があってのことなのだが・・・そう言われれば身もふたもない。
「・・・さっきも外科の教授にいやなことを言わせてもらったのよ。私はこの看護部を守る立場にあるの・・・」
「・・・お互い忙しさの中で,大切なものを忘れたくはないわね・・・」
緊張してやってきたけど,なんだかちょっといいこと言うおば(あ)さんじゃん(失礼!)。
丁重にお詫びをお伝えして帰参した。
大奥は意外によいところ?でした。
初めての直々の電話なので面食らう。
今日中に部屋まで来てほしいとのことなので,とりあえず15時に伺うということにする。
何の用事だろう?・・・呼び出しを食らう様な心当たりはまるでないし・・・最近看護士さんを怒らせるようなことはしていないし・・・ちょっと前のあの件だろうか・・・それともこの間の例の件?・・・ひょっとすると何かの頼み事かも・・・でも頼み事くらいなら電話で十分なはずだし・・・きっと怒っているに違いない・・・
ああでもないこうでもないと,無駄な時間を過ごしてしまう。
15時どんぴしゃりに看護部長室前へ。
中から話し声が聞こえるので,誰だか先客が居るらしい。
意を決してノックすると「ちょっと待ってて!」という声がある。
少しすると,看護部長室からはなんと「消化器外科教授」が出てきた。
何故このような偉い先生方が中から???
ただならぬ予感を胸に,いざ室内へ向う。
「さあこちらへ座って」と看護部長からやさしく言われる。
少し緊張が解けるが,その後は案の定,自分たちの部門の仕事の「ある不手際」が,いかに看護部に対して精神的苦痛及び肉体的過剰労働を与えたかについて,とーとーと諭される。
「はっきり言って,この件には私たちは関係したくないのよ・・・」
まあ,言われてみればこちらに非があってのことなのだが・・・そう言われれば身もふたもない。
「・・・さっきも外科の教授にいやなことを言わせてもらったのよ。私はこの看護部を守る立場にあるの・・・」
「・・・お互い忙しさの中で,大切なものを忘れたくはないわね・・・」
緊張してやってきたけど,なんだかちょっといいこと言うおば(あ)さんじゃん(失礼!)。
丁重にお詫びをお伝えして帰参した。
大奥は意外によいところ?でした。
禁煙が社会的に“流行”っている。「敷地内禁煙」を謳う公共施設が当たり前になってきた。
自分の所属する大学病院もそう。高らかに「学内全面禁煙!」を宣言している。
謳うのはいいけれども,じゃあ実際はどうなのよというお話。
禁煙を啓蒙するのはよいけれど,啓蒙で簡単に無くなるものでもないようで・・・
やめられない医療従事者もいるんだな,これが! (ちなみに自分は吸いませぬ!)
そういう人たちの存在をまったく否定するような「全面禁煙」の大合唱の是非はともかくとして・・・
非常におもしろいのが,こういう抑圧状況下における喫煙者の行動だ。
当院でも人目につきにくいところ(病院の裏)に自然発生的な喫煙場所が(もちろん公に認められたものではないが)あるわけで・・・
その利用にあたっては,誰が決めたか知らないが,守るべきルール(掟)があるようだ。
掟その1)灰皿入れは,指定のもの使うべし!
{スモーカーのおばちゃん(たぶん委託業者さんの一人)によって,自発的に毎日灰皿入れが(単なる空き缶ですが)用意され,定期的に清掃される。なんとすばらしきボランティア精神ではないか?}
掟その2)吸い殻はポイ捨てしない!みんなの喫煙場所はみんなできれいに!
(この“秘密”の喫煙所近くでは,ポイ捨てされた吸い殻をあまり見かけない。なんてマナーがいいんでしょう!)
掟その3)人目を避けて吸うべし!
(病院の壁に向かってでもなし,おおっぴらに外を向くでもなし,何時でも退避できる?ように斜め45度態勢で一服される輩が多いようだ。ちなみに通り過ぎ際に目があっても,なるべく挨拶はしないのも暗黙の了解?)
掟その4)喫煙者ネットワークを重んずるべし!
(同僚のスモーカーは,病院の丸秘情報をこのネットワークを通じてよく仕入れてくる。おそるべし!)
肩身の狭い環境において,人間はこんな団結したネットワーク社会を成すとは・・・・・人間って少し抑圧された方がいいのかもしれん。
自分の所属する大学病院もそう。高らかに「学内全面禁煙!」を宣言している。
謳うのはいいけれども,じゃあ実際はどうなのよというお話。
禁煙を啓蒙するのはよいけれど,啓蒙で簡単に無くなるものでもないようで・・・
やめられない医療従事者もいるんだな,これが! (ちなみに自分は吸いませぬ!)
そういう人たちの存在をまったく否定するような「全面禁煙」の大合唱の是非はともかくとして・・・
非常におもしろいのが,こういう抑圧状況下における喫煙者の行動だ。
当院でも人目につきにくいところ(病院の裏)に自然発生的な喫煙場所が(もちろん公に認められたものではないが)あるわけで・・・
その利用にあたっては,誰が決めたか知らないが,守るべきルール(掟)があるようだ。
掟その1)灰皿入れは,指定のもの使うべし!
{スモーカーのおばちゃん(たぶん委託業者さんの一人)によって,自発的に毎日灰皿入れが(単なる空き缶ですが)用意され,定期的に清掃される。なんとすばらしきボランティア精神ではないか?}
掟その2)吸い殻はポイ捨てしない!みんなの喫煙場所はみんなできれいに!
(この“秘密”の喫煙所近くでは,ポイ捨てされた吸い殻をあまり見かけない。なんてマナーがいいんでしょう!)
掟その3)人目を避けて吸うべし!
(病院の壁に向かってでもなし,おおっぴらに外を向くでもなし,何時でも退避できる?ように斜め45度態勢で一服される輩が多いようだ。ちなみに通り過ぎ際に目があっても,なるべく挨拶はしないのも暗黙の了解?)
掟その4)喫煙者ネットワークを重んずるべし!
(同僚のスモーカーは,病院の丸秘情報をこのネットワークを通じてよく仕入れてくる。おそるべし!)
肩身の狭い環境において,人間はこんな団結したネットワーク社会を成すとは・・・・・人間って少し抑圧された方がいいのかもしれん。