禁煙が社会的に“流行”っている。「敷地内禁煙」を謳う公共施設が当たり前になってきた。
自分の所属する大学病院もそう。高らかに「学内全面禁煙!」を宣言している。
謳うのはいいけれども,じゃあ実際はどうなのよというお話。
禁煙を啓蒙するのはよいけれど,啓蒙で簡単に無くなるものでもないようで・・・
やめられない医療従事者もいるんだな,これが! (ちなみに自分は吸いませぬ!)
そういう人たちの存在をまったく否定するような「全面禁煙」の大合唱の是非はともかくとして・・・
非常におもしろいのが,こういう抑圧状況下における喫煙者の行動だ。
当院でも人目につきにくいところ(病院の裏)に自然発生的な喫煙場所が(もちろん公に認められたものではないが)あるわけで・・・
その利用にあたっては,誰が決めたか知らないが,守るべきルール(掟)があるようだ。
掟その1)灰皿入れは,指定のもの使うべし!
{スモーカーのおばちゃん(たぶん委託業者さんの一人)によって,自発的に毎日灰皿入れが(単なる空き缶ですが)用意され,定期的に清掃される。なんとすばらしきボランティア精神ではないか?}
掟その2)吸い殻はポイ捨てしない!みんなの喫煙場所はみんなできれいに!
(この“秘密”の喫煙所近くでは,ポイ捨てされた吸い殻をあまり見かけない。なんてマナーがいいんでしょう!)
掟その3)人目を避けて吸うべし!
(病院の壁に向かってでもなし,おおっぴらに外を向くでもなし,何時でも退避できる?ように斜め45度態勢で一服される輩が多いようだ。ちなみに通り過ぎ際に目があっても,なるべく挨拶はしないのも暗黙の了解?)
掟その4)喫煙者ネットワークを重んずるべし!
(同僚のスモーカーは,病院の丸秘情報をこのネットワークを通じてよく仕入れてくる。おそるべし!)
肩身の狭い環境において,人間はこんな団結したネットワーク社会を成すとは・・・・・人間って少し抑圧された方がいいのかもしれん。