偽物のポジティブ思考と本物のポジティブ思考 | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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ポジティブ思考には、

 

本物

 

偽物

 

の2つがあるから、それをまとめておこうと思います。

 

 

 

本物と偽物って、ブランド品とかそうだと思うんですけど、

 

「パッと見は同じ(ように見える)」

 

んですよね。

 

 

 

じゃあ、何が違うのか?っていうと、

 

「見えていない部分」

 

が違います。

 

 

 

素材が違うとか、縫製が違うとか、タグが本場と違うところとか。

 

だいたいは同じように見えるんだけど、よーーーく見ると違う。

 

 

 

ポジティブ思考でいることは大事なんですが、偽物のポジティブ思考だと、自分を追い込んでしんどいし、人生に成功だってしません。

 

ポジティブ思考は、本物と偽物で何が違うのかと言えば、

 

「ネガティブに対する考え方」

 

です。

 

 

 

偽物は、

 

ネガティブ = 悪いこと、ダメなこと

 

って捉えます。

 

 

 

ネガティブ思考は、自分にとって悪いことで毒だから、ネガティブ思考になってはいけない。

 

それでポジティブ思考でいなければいけない、っていうのが偽物のポジティブ思考です。

 

 

 

言い換えれば、

 

「ネガティブ(=悪)を避けて、ポジティブでいよう」

 

っていうことですね。

 

 

 

一方で、本物のポジティブ思考は、

 

ネガティブ = メッセージ、必要なこと

 

って捉えます。

 

 

 

悪いことじゃないんですよ。

 

だから、ネガティブなことにも向き合って、ちゃんと考えて、

 

対策が必要な対策を立てる

 

問題じゃなければ気にしなくていい

 

みたいに自分のあり方を自分で決めます。

 

 

 

対策が必要なことを見ないようにしていると、そのうち大きな問題に発展してややこしいことになりかねません。

 

問題じゃないことを心のどこかで問題だと思って、見ないようにしていても、結局、それって気にしちゃってるんです。

 

 

 

対策が必要なことに対策を立てれば、あとはもう忘れててもいい。

 

そういう事態になったら、あらかじめて決めておいた通りに事を進めればいいだけだから。

 

問題じゃないことはそもそも気にする理由が無いから忘れていい。

 

 

 

「すべての出来事を予測するなんて無理だから、対策を立ててないのに、対策が必要なことが起こったりするんじゃないの?」

 

って思うかもしれません。

 

 

 

さっきピアノの練習から帰ってくる時に、タクシーと自転車が追突した事故現場を見かけたんさ。

 

突発的なものだから、対策なんて立てようがないよね。

 

事故は、気を付けてても起こる時は起こる。

 

 

 

じゃあ、そういう時はどうするか、って言ったら、

 

「受け容れて、次に活かす」

 

しかない。

 

 

 

然るべき必要な対処だけして、あとはもう事故が起こったことを受け容れて、損害賠償なり、実刑なりを受け容れるしかない。

 

さっき見かけた事故は、僕は通り過ぎただけだからどの程度の事故かは分からんけどね。

 

んで、次に活かすっていうのは、自分が遭遇した出来事についてじっくり考えて、そこから僕らは学んで次に活かすしかない。

 

 

 

ポジティブ思考で大事なことは、

 

「悪い事に遭遇しないようにすること」

 

「落ち込まないようにすること」

 

じゃない。

 

 

 

落ち込んでいい。

 

傷ついていい。

 

落ち込んだり、傷ついたり、沈んだ気持ちをじっくりと受け入れて、そこから浮上してくることが大切です。

 

 

 

落ち込むことは悪いことじゃない。

 

偽物のポジティブ思考だと、落ち込むことを嫌って、がんばって浮上しようとする。

 

でも、ちゃんと落ち込んでいないから、浮上しては落ち込み、浮上しては落ち込み・・・をずっと繰り返しちゃう。

 

 

 

そして、次第にメンタルが病んできて、うつになったりする。

 

本物のポジティブ思考だと、落ち込むことも悪いことじゃないから、浮上したくない時は無理に浮上しない。

 

沈んだままでいる。

 

いじいじ、うじうじしてる。

 

 

 

自分の中を駆け巡るネガティブな想いについてもじっくりと考えてみる。

 

ほんで、自分なりに答えが出せたら、勝手に浮上していきます。

 

 

 

偽物のポジティブは、

 

「ネガティブになっちゃいけない」

 

って思ってる。

 

 

 

でも、本物のポジティブは、

 

「ネガティブになってもOK」

 

って思ってる。

 

 

 

むしろ、ネガティブになった時にもテンションが上がる(笑)

 

いや、ネガティブになってるから、テンションは下がってるんだけど、心のどこかでワクワクしてたりする。

 

 

 

僕は6月にぎっくり腰になりまして、その後、ずっと腰が痛かったんです。

 

普通に考えたら、

 

「ぎっくり腰の後遺症だな」

 

って思うやんか?

 

 

 

でも、一方で、僕の知識の中には、

 

「全ての痛み、症状は、自分に対するメッセージである」

 

っていうものがあるんです。

 

 

 

自分の腰痛をじっくりと味わってみて、自分の身体と対話していく。

 

そして、気付いたのがコレ。

 

 

 

 

 

 

僕にとって衝撃的な気付きだったので、色んなところで、何度も何度もシェアしてるんだけどね(笑)

 

なんで腰が痛かったのかと言えば、その根元を辿っていくと、詰まるところ、

 

「母親への復讐のために自分を痛めつけて、苦しめて、それで身体に無理をさせて、腰が痛くなっていた」

 

っていうことでした。

 

 

 

ライフスタイルは1日、2日でガラッと変えられないから、それに気付いてからもしばらくは腰が痛かったんですけど、最近は腰が痛くなくなりました。

 

むしろ、ぎっくり腰になる前よりも行動量増えているのに、腰が痛くなくなりました。

 

 

 

母親への復讐をするには、やりたくないことをやって、心身の両方に負荷をかけた方がいい。

 

そして、心か身体のどっちかに不調をきたしている方が、心配してもらえるし、

 

「ほら、おかんの子育ては間違ってたんだよ」

 

って言える(言わないけど)。

 

 

 

痛みや症状は一般的には「悪いもの」とか、「取り除かなければならないもの」って思われがち。

 

でも、何らかの原因があって痛くなってたり、症状が出てたりするわけですよね。

 

 

 

「風邪をひいたから、体調が悪い」

 

っていうのは原因じゃないよ。

 

 

 

「そもそも、どうして風邪をひいたのか?」

 

っていうことを掘り下げていった時の答えが原因ね。

 

 

 

「薄着で外出していた」

 

のであれば、さらに、

 

「なんで薄着で外出しようと思ったの?」

 

みたいなところを掘り下げていく。

 

 

 

「風邪をひいたから」

 

っていうのは理由でもなんでもない。

 

 

 

風邪をひいてる = 体調が悪い

 

ってことなんだから、「から」って理由の接続詞を使ってても、前後で同じことしか言ってないわけだ。

 

 

 

「そもそも、どうして風邪をひいたんだろう?」

 

とか、

 

「自分は、風邪をひいてどうなりたいんだろう?」

 

とかって考えてみる。

 

 

 

体調を崩すことも悪いことじゃない。

 

体調を崩したことを掘り下げていくと、症状が伝えてくれてるメッセージに気付ける。

 

自分に大切なメッセージを、体調を崩すことで伝えてくれてるんだとしたら、体調を崩すことも一概に悪いわけじゃないよね。

 

 

 

そのメッセージを受け取ればいいんだけど、そのメッセージを受け取らずに目を背けていると、いつまでも問題が形を変えて出現します。

 

そうやって、

 

「ネガティブにも意味がある」

 

「ネガティブなことからはどんなメッセージが受け取れるかな?」

 

って考えてみると、ネガティブなことも悪いことじゃなくなるよね。

 

 

 

むしろ、ネガティブなことを経験して、学んで、自分を成長させていける。

 

昨日の記事にも書いたけど、こういうネガティブなことを何て言うかと言えば、

 

「課題」

 

っていうんだよね。

 

 

 

 

 

 

課題は自分に学習させ、成長させてくれて、より良い人生を作れるようにしてくれるから、

 

「課題はギフトだ」

 

っていう言い方もします。

 

 

 

ネガティブなことは避けずに、とことん向き合ってみる。

 

そしたら、何か重要なことが学べるかもしれないよ。

 

 

 

 

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◆イベント情報◆

 

〇オープンカウンセリング ~アドラー実践と親の自己受容~

日時:9月1日(水)10時~12時

※終了時間は多少前後します

 

場所:ZOOM

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参加費:3,000円

 

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日時:9月18日(土)14:00~16:00

 

場所:ZOOM

 

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〇佐伯和也zoom講演会 子どもの声を拾える親であるために

 

日時:9月23日(木・祝)13:30~16:30

 

場所:ZOOM

 

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〇佐伯和也の講演会&座談会

 

日時:11月6日(土)

10時から12時  講演会

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場所:奈良県大和高田市

 

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