2020年1月4週公開の新作映画、「CATS」は日本でも大惨事を起こすのか | 忍之閻魔帳

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▼2020年1月4週公開の新作映画

 

01月24日公開■映画:CATS キャッツ

 

1981年のロンドン初演から現代に至るまで

ブロードウェイミュージカルの最高峰として

日本も含め世界中で愛されているミュージカル「CATS」が映画化。

アンドリュー・ロイド・ウェバーの名曲群がついにスクリーンで楽しめる。

監督は「英国王のスピーチ」でオスカーを席巻し、

「レ・ミゼラブル」の映画化でも大成功を収めたトム・フーパー。

出演は世界的バレエダンサーのフランチェスカ・ヘイワードを始め

テイラー・スウィフト、ジェニファー・ハドソン、ジュディ・デンチら

超豪華キャストを揃えた。

 

01月24日公開■映画:キャッツ(ムビチケ)

 

私が最後のマンスリーパスを昨年末に設定したのも

実はこの「CATS」をリピート鑑賞する気マンマンだったからなのだが

先行公開された海外の評判が最悪で、批評家からはもはや誰が一番的確な言葉で

この作品を腐すかを競い合っているような状態。

一般に目を向けてもレビューサイトの平均が10点満点中2点台をウロウロしており

制作費・広告宣伝費合わせて数億ドルに上る費用を回収するのは困難とのこと。

興行的には過去10年で最も失敗した(赤字を出した)作品になるのはほぼ確実。

日本は海外での評価が出尽くした後の公開と泣きっ面に蜂で

明後日の初日の座席販売状況も芳しくない。

昨秋あたりから長期で大規模な宣伝を打ってきた作品だけに

配給元もよもやこんな状況で公開日を迎えるとは思ってもいなかったのではないか。

 

発売中■Blu-ray:CATS キャッツ

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1998年に発売された「CATS」は

アンドリュー・ロイド・ウェバー自らがプロデュースした舞台版の映像化。

いわゆる「映画」とかまた違うアプローチのため見比べてみるのもいいだろう。

ただし、なにぶん古い作品のため映像は荒く、音声(録音時の環境)も良くない。

舞台のダイナミズムを極力再現しようとしたのは理解できるが

歌唱シーンの音声バランスも非常に悪く、聞き取りづらいこともしばしばあった。

内容が変わるわけではないので、脳内補完できる方ならば何の問題もない話ではある。

今の技術と機材を使って、最新の舞台をもう一度映像化して欲しいのだが

誰かやってくれないだろうか。

 

 

大ヒットを見込んでいたからか、日本語吹き替え版もかなり豪華キャスティング。

主演のヴィクトリアには葵わかな、マンカストラップ役に山崎育三郎、

ラム・タム・タガー役にはOfficial髭男dismの藤原聡をあてるなど

蔦谷好位置がプロデュースしただけありなかなか面白い顔ぶれ。

他にもロバートの秋山竜次、森崎ウィン、大貫勇輔、大竹しのぶ、

山寺宏一、沢城みゆき、宮野真守、浦嶋りんこ、宝田明など

声優や舞台経験者を中心としたキャスティングがされている。

今作での大抜擢は、ジェニファー・ハドソン演じるグリザベラ役の高橋あず美。

何を隠そう、私は彼女をけっこう昔から知っていたりする。

今でも関西系の小さな箱(ライブハウス)で定期的にライブをしており

インディーズミュージシャンの中でも比較的知られた存在と言えるが

まさかこんな大舞台に抜擢されていたとは。

まぁ、彼女はシンガーとして活動する傍らドリカムのツアーにコーラスで参加しており

本作には浦嶋りんこも出演しているので

おそらくその絡みでねじ込んでもらったのだろう。

もともと「ドリームガールズ」の楽曲をカバーしたり

ソウルミュージックを好む傾向があったので

ジェニファー・ハドソン役と聞いて納得はしたが

彼女は自己陶酔のあまり表現がそっちのけになることも多く

その悪い癖がマスコミ向けの歌唱でも少し出てしまっている。

押し付けがましさ、我の強さをもう少し自制できれば一皮剥けると思うのだが。

 

マンスリーパスがあるので観るには観るが、

前評判からして字幕と吹き替えを両方観るほどの興味は薄れてしまった。

となると、やはり字幕か。


01月24日公開■映画:バニシング

 

スコットランド沖の無人島で発生した

謎の失踪事件をヒントにしたサスペンススリラー。

3人の灯台守が流れ着いた孤島で何が起こったのか。

実際の事件は未解決のままとのことで、映画は着想部分を除けば

創作なのだろうが、予告編だけでもとびきり怖い。

主演は昨年の「ハンターキラー 潜航せよ」も記憶に新しいジェラルド・バトラー。

こんなにも面白そうなのに上映劇場が東京の1館限りとは一体どういうことなのか。

関西でもやって欲しい。


01月24日公開■映画:his

 

「愛がなんだ」で一躍映画界で大注目の存在となった

今泉力哉監督が先週の「mellow」に続いて贈る恋愛映画。

THE BOOMの宮沢和史の息子である宮沢氷魚と

「ママレード・ボーイ」の藤原季節をW主演に据え

共演に松本若菜、松本穂香ら同じ空気感を醸し出せる配役がされている。

今泉監督は今後メジャーからの依頼も殺到するだろうが

吉田恵輔監督のようにメジャー配給は出稼ぎにとどめて

今のスタイルを実直に守り育てていって欲しい。

今泉監督の力量を知るためにも、まずは「愛がなんだ」をご覧いただきたい。

 

 

01月24日公開■映画:his(ムビチケ)

配信中■Amazonビデオ:愛がなんだ


01月24日公開■映画:ロマンスドール

 

デビュー作の頃からずっと応援しているタナダユキ監督の最新作は

2008年に発表した書き下ろし小説「ロマンスドール」の映画化。

主演は高橋一生と蒼井優。

ラブドール職人の夫とその妻の10年に渡る変遷を描く。

共演はきたろう、渡辺えり。 

 

2007年に発表した「赤い文化住宅の初子」から「百万円と苦虫女」、

「ふがいない僕は空を見た」「四十九日のレシピ」と

定期的に良作を生み出し続けるタナダ監督のすごさを久しぶりに実感したのが

一昨年NHKで放送されたドラマ「昭和元禄落語心中」だった。

「さくらん」や「東京独身男子」といった(おそらくは意にそぐわず引き受けた仕事で)

空振りも出したりするのだが、総じてレベルが高いので本作も期待している。

 

 

01月24日公開■映画:ロマンスドール(ムビチケ)

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配信中■Amazonビデオ:百万円と苦虫女

配信中■Amazonビデオ:ふがいない僕は空を見た

配信中■Amazonビデオ:昭和元禄落語心中(NHKオンデマンド)


01月24日公開■映画:風の電話

 

天国に繋がる電話として、東日本大震災の後に設置された

岩手県大槌町に実在する電話ボックス“風の電話”をモチーフにしたヒューマンドラマ。

津波で家族を亡くした少女が、故郷の大槌町を目指して旅をする道中で

出会った人々に触れながら、少しずつ成長してゆく様を描く。

主演は「少女邂逅」のモトーラ世理奈。

「ブラック校則」でひとり異彩を放っていた少女、と聞くと

テレビ派の方でもピンと来るのではないか。

共演は西島秀俊、西田敏行、 三浦友和。監督は諏訪敦彦。 

 

01月24日公開■映画:風の電話(ムビチケ)

 

昨年のNo.1ドラマだと思っている「監察医 朝顔」もそうだが

東日本大震災から今年で9年になる。

不謹慎だとの声もようやく減ってきて

映画やドラマで風化させない動きも出始めている。

3月には、当時原発事故報道の裏で何が起こっていたのかを描く

映画「Fukushima50」も待機中。

 


01月24日公開■映画:サヨナラまでの30分

 

「ちはやふる」「OVER DRIVE」の新田真剣佑と「君の膵臓をたべたい」

「勝手にふるえてろ」の北村匠海のW主演による青春ファンタジー。

人付き合いの苦手な学生が、1年前に亡くなったミュージシャンの青年に

体を貸すという、幽体離脱系ではよくある話。

乗り移ることができるのは、青年が残したカセットテープを再生する30分間のみ。

共演は久保田紗友、葉山奨之、上杉柊平、清原翔。

監督は「東京喰種 トーキョーグール」の萩原健太郎。

マンスリーパスで観られるので、時間があれば。

 

01月24日公開■映画:サヨナラまでの30分


01月24日公開■映画:シグナル100

 

宮月新と近藤しぐれにの同名コミックスの実写映画化。

担任教師にかけられた集団催眠により、

引き金となる行動をした瞬間に自殺してしまうことになった

36人の高校生が生き残りをかけてサバイバルを繰り広げる。

主演は「かぐや様は告らせたい」「午前0時、キスしに来てよ」の橋本環奈。

共演は小関裕太、瀬戸利樹、中村獅童。

監督は「春子超常現象研究所」の竹葉リサ。 

「3年A組」と「十二人の死にたいこどもたち」をミックスしたようで

新鮮味は薄いがコミカルでないハシカンはなかなか新鮮で良い。

 

01月24日公開■映画:シグナル100


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昨年末のサイバーマンデーでは単品で50%OFFだったが

今回は2個同時購入で9,980円。つまり1個分が無料。

価格と性能のバランスでは、数あるスマートスピーカーの中では一番ではないかと思う。

枕元に置いてプライムビデオや音楽を流すもよし、高機能目覚ましとしてもよし、

自分用とプレゼント用に2つ揃えてビデオ通話など、活用法はたくさんあり。

キャンペーンは1月31日まで。


▼鬼束ちひろがオールタイムベストを発売

 

02月20日発売■CD:REQUIEM AND SILENCE 限定盤 / 鬼束ちひろ

02月20日発売■CD:REQUIEM AND SILENCE プレミアムBOX / 鬼束ちひろ

02月20日発売■CD:REQUIEM AND SILENCE 通常盤 / 鬼束ちひろ

 

 

VHSで発売された「シャイン」を今でも持っている

古参のファンとしては、やはり取り上げずにいられない。

元来の性格が生んだ各方面との軋轢やいざこざもあり

レコード会社を移籍している鬼束は権利的に難しいかと思われたが

枠を超えた選曲がされていてなかなか気合の入ったアルバムになっている。

 

仕様が微妙に癖があり、通常版は入門編的なセレクトの14曲入り。

初回限定盤はシングル全曲に配信限定の「End of the world」と

本作のために書き下ろされた「書きかけの手紙」を収録した29曲入り。

1万を超えるプレミアムBOXには、初回盤の2枚組に加え

鬼束が思い入れの深い曲をセレクトした自選ベストを1枚と、

全シングルのインストを収録したCDを1枚の合計4枚組、58曲入り。

さらに高音質SHM-CD仕様を採用し、LPサイズの豪華BOXに収納される。

初代プロデューサーである羽毛田丈史氏との対談などを収録した

特製のブックレットも同梱。

これはどう見てもプレミアム一択だな。

値段は張るが、初回盤ならこれまでに出たベストに毛が生えた程度。

通常版は本当に入門編であり、上澄みにしても薄過ぎるので論外。