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▼NSw「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」
ノスタルジーに頼らない秀逸なミステリー
本日配信■NSw:伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠(公式サイト)
<”あの”タイプのゲームが大復活>
平成も終わり新たな元号の発表まで数ヶ月に迫っている2019年1月に
ファミコン時代に大流行したコマント入力式のミステリーアドベンチャーが復活。
Nintendo Switch用ダウンロードソフト
「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」がついに本日より配信開始された。
キャラクターデザインは、ジジィゲーマーのバイブルである「べーしっ君」や
初代「いただきストリート」でもキャラデザを務めた荒井清和が担当。
荒井氏と言えば、ファミコンAVGの傑作「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」が
まず頭に浮かぶゲーマーは多いはず。
価格は1000円、配信はフライハイワークス、開発はハッピーミール。
本日配信■NSw:伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠(公式サイト)
<火サス+コマンド選択式ながら単なるレトロゲーに非ず>
配信日と翌日の2日でクリア。
プレイ時間は4〜5時間といったところだろうか。
3日目ぐらいから犯人の目星がついてしまったが
ゲームが隅々まで良く出来ていて不満はない。
本作が手本としているのは、火曜サスペンス劇場や土曜ワイド劇場などでお馴染みの
旅情サスペンスをベースに、捜査対象からコマンド総当たりで情報を引き出し
難事件を解決するファミコンアドベンチャーを合わせたもので
前述の「オホーツクに消ゆ」を始め、「山村美紗 京都龍の寺殺人事件」、
「探偵 神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件」「西村京太郎 ブルートレイン殺人事件」など
ファミコンでは一時期かなり人気を集めたジャンルである。
アドベンチャーゲームの主流がコマンド選択式のAVGからコア向けのノベルタイプへと移り、
かつてドラマの花形と言われた2時間ドラマが数字をとれなくなった今、
敢えてファミコン型のアドベンチャーを復活させるのは相当なチャレンジ精神だが
ジジィゲーマーが懐かしさに惹かれて買うだろうと
レトロの皮を被せただけの手抜きゲームではなく、予想以上にしっかり作られている。
<手抜かりない完成度、臣ヤスユキとは何者か>
何よりも先ず、本が良く出来ている。
物語の舞台の伊勢や鳥羽の名所や名物料理がちゃんと解説されているし
(旅情ミステリーでは実はこの部分が丁寧がどうかがクオリティを決める)
鍵を握る真珠も含めて『伊勢志摩である必要性』が高い。
バラバラに存在していた登場人物達が、
捜査の進展に従って思わぬところで繋がっていたり
第一印象を裏切る人柄が顔を出したりと
人物の設定・描き方も相当手慣れている。
ファミコンまでタイムスリップしているのは絵やシステムの部分だけで、
現場保存のための撮影(死体まで撮影するのはちょっと引っ掛かったが)や、
次の目的地への行き方検索でちゃんとスマホを活用したり、
いつでもどこでも中断が可能になっていたりと
ゲーム内での生活レベルは現代に引き上げられ、
プレイ環境の想定も現代になっている。
一日の捜査が比較的短時間で終わり区切りを付け易くなっていたり、
夜にはその日のまとめを、翌朝にはその日の予定確認と救済措置も抜かりがない。
それでいて、不愉快ににならない程度の不親切さ
(ポートピアやファミ探でお馴染みの3Dマップなど)は入っていて
懐かしく楽しい気分のままエンディングまでプレイできた。
シナリオ・脚本としてクレジットされている臣ヤスユキ氏なる人物、
ググってもSNSアカウントすら見つからないし
配信元であるハッピーミールの代表のアカウントですら言及されていないが
ファミコン時代のアドベンチャーを遊び尽くしていなければ
ここまで上手くは作れないはず。
本作が下敷きにしたであろう「オホーツクに消ゆ」の脚本はあの堀井雄二であり
そこを比較してもそれほど遜色があるようには思えない。
一体何者なのだろう。気になる。
<気になった箇所をいくつか>
プレイしていて気になる箇所はいくつかあった。
・テキストが見辛い
3DSでリリース予定だったものを急いでコンバートしたからなのか、
携帯モードはさほど気にならなくてもテレビ画面で遊ぶと字が潰れて読み辛い。
真珠を扱い会社が似通っていてしかも一文字違いのため判別し辛いのだ。
・使い回しの絵が多い
ホテルや繁華街などで背景の使い回しが多い。
絵そのものはファミコンクオリティで充分にしても、
ROMの容量に縛られることはないのだから枚数はもっと用意ができたはず。
3DSでの表示を想定して作られているためか、
テレビでプレイすると描画面積が小さいのも惜しい。
BGMに関しては、重要なヒントを入手した時の効果音や
シーンごとの変化などバリエーションに富んでいるのだから
絵ももう少し頑張って欲しかった。
・完璧を目指すならパスワードは欲しかった
一文字間違えただけで全てが泡となるパスワード。
実際にパスワードをメモするのは今はもう面倒なので
そのまま導入するのではなく、中断時にメモを取る絵を挿入するなど
パスワードで保存した気分を味わわせる演出があれば尚良かった。
・スキップは入れても良かったのでは
当時のファミコンは、同じコマンドを選ぶと何度でも同じ会話を繰り返した。
今でもその名残があるゲームはたまに見掛けるが
さすがに早送り機能すらなく低速で同じ文章を読むのはストレス。
スキップが無理でもせめて早送りはさせて欲しい。
雰囲気の再現が完璧であればそれで良いのであって、
ストレスに感じる部分まで再現する必要はない。
これは上のパスワードにも通じる。
4つ書いたものの、どれも致命的な欠陥ではない。
ここが直れば満点と言って良いレベルの小さな不満である。
<結論・買い>
最近はジジィゲーマー騙しのレトロクソゲーが多い。
昔はクソゲーばっかだっただろとでも言わんばかりに、
バランスが厳しいだけだったり、操作性が劣悪なのアクション、
見た目が往年の名作にそっくりなだけの劣化コピーが乱立する中で
ここまできちんとコマンド選択式アドベンチャーの面白さを理解し
手抜かりなく再現したオリジナル新作が遊べるとは思っていなかった。
かつてファミコンAVGに燃えた世代ならば1,000円以上の価値はある。
これは「買い」である。
ニンテンドースイッチ「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」は現在配信中。
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