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▼2018年8月1週公開の新作映画
8月1日公開■Movide：インクレディブル・ファミリー
「ジュラシック・ワールド」「コードブルー」と
話題作が立て続けにヒットしているところに、ディズニーから届けられた快作。
2004年に世界的大ヒットとなった「Mr.インクレディブル」の実に14年振りの続編。
製作はもちろんピクサー。
ボブ（Mr.インクレディブル）とヘレン（イラスティガール）夫妻と
その子供達で構成された最強のヒーロー家族の活躍を描く。
監督は引き続きブラッド・バード。
製作総指揮のジョン・ラセターはセクハラにより年内での退職が決定しており
来年公開予定の「トイ・ストーリー4」からは手を引いているために
ラセターの名前がクレジットされたピクサー作品は本作が最後となる。
監督のブラッド・バードは前作のヒット後に実写作品を2本手掛けている。
1本は次世代の子供達へ向けたSFジュブナイルの良作「トゥモローランド」、
もう1本は、トム・クルーズ主演の大人気シリーズ
「ミッション：インポッシブル／ゴースト・プロトコル」。
冒険譚とスパイアクションを実写で成功させたブラッドが古巣に戻って作った本作は
実写の良さを充分に踏まえた上で、
アニメでしか出せない迫力ある演出を追及した傑作になっている。
「ミッション〜」はトム・クルーズが吹替無しでスタントをすることが
ウリのひとつでもあるが、本作では生身の人間がどんなに頑張っても
実現不可能なアクションをてんこ盛りにしながら、
「実写を上回る楽しさ」ではなく「実写とはまた違う楽しさ」を追及しているのだ。
近年のディズニー作品らしく、世相を色濃く反映したストーリーでありながら
政治的な匂いは少しもせず、イラスティガールの八面六臂の活躍ぶりは
ワンダーウーマン、キャプテンマーベルに続く3人目のアメコミヒロインといったところ。
やや影の薄くなったインクレディブルも、母親の大変さを知る父親像をうまく出していて
おしゃまな長女といたずら盛りの長男、何をしでかすか分からない赤ん坊に囲まれながら
「キンダーガートン・コップ」のシュワちゃんのような愛らしさを振りまいている。
多くの賛辞が寄せられる一方で、少なくない被害を生む戦闘から批判も多い
ヒーローの苦難はまさに「アベンジャーズ」であり、
そこを家族一丸となって明るく乗り越えてゆく姿は
全ピクサー作品で1、2を争うフェイバリット作品だった前作に負けない楽しさ。
惜しむらくは大勢登場する割には魅力の乏しい他のヒーロー達だが、
ジャック・ジャックにあれだけ様々な能力が備わっているなら仕方がないか。
スパイ映画の枠組みでアメコミ映画のダイナミックさと
カートゥーンアニメの親しみ易さを同時に展開し、
物語の中心にはディズニー作品らしい家族の絆が貫かれる秀逸な脚本。
「インサイド・ヘッド」以降のピクサーはさらに本の質が上がっている。
「リメンバー・ミー」に涙した後に、すぐまたこんな傑作を送り出してくるとは。
字幕派からひとつ文句をつけるとすれば、
上映館の大半が吹替になっているのは一体どうしたことか。
「美女と野獣」で懲りたと思っていたのだが・・・。
発売中■Blu-ray：Mr.インクレディブル MovieNEX
前作は予め観ておいたほうが100%楽しめる。
劇場に足を運ぶなら、まずは復習（予習）を。
映画「インクレディブル・ファミリー」は1日より上映中。
8月1日公開■Movide：センセイ君主
幸田もも子の同名人気少女漫画を「陸王」「ブラックペアン」の竹内涼真と
「君の膵臓をたべたい」「賭ケグルイ」の浜辺美波のW主演で実写映画化。
イケメン数学教師とおバカで一途な女子高生の恋愛を描くコメディ。
共演は佐藤大樹、川栄李奈、矢本悠馬、新川優愛。
監督は「君の膵臓をたべたい」の月川翔。
月川監督は9月公開予定の欅坂46の平手友梨奈が主演を務める「響」でも
メガホンをとっており、今やすっかりポスト三木孝浩になっている。
8月3日公開■Movie：ミッション：インポッシブル／フォールアウト
8月3日公開■Movie：ミッション：インポッシブル／フォールアウト（ムビチケEメール）
トム・クルーズ演じるイーサン・ハントが
不可能なミッションに挑む大人気アクション・シリーズの第6弾。
先行公開された海外ではシリーズ最高記録のOPを叩きだし、
トム・クルーズ主演作で最高のヒットになる可能性もあるとか。
共演はヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、
アレック・ボールドウィン、ヘンリー・カヴィル。
監督は近年のトム主演作のほとんどに関わっているクリストファー・マッカリー。
発売中■Blu-ray：ミッション:インポッシブル ベストバリューBlu-rayセット
発売中■4K：ミッション：インポッシブル 5 ムービー・コレクション
発売中■4K：ミッション：インポッシブル/ローグ・ネイション
発売中■4K：ミッション：インポッシブル/ゴースト・プロトコル
発売中■4K：M:i:III / ミッション：インポッシブル3
発売中■4K：M:i:II / ミッション：インポッシブル2
デ・パルマが監督を務めた初代から、人気を決定付けたジョン・ウーの「2」、
J・J・エイブラムスの「3」、ディズニー作品の監督で知られるブラッド・バードを
実写に抜擢して驚かせた「ゴースト・プロトコル」など、
常に新鮮な魅力を維持してきた大人気シリーズが5作まとめてBlu-rayセット、4Kセットで発売中。
リーズナブルさを優先するならBlu-ray、高画質なら4K。
8月4日拡大公開■Movide：カメラを止めるな
インディーズで活躍してきた上田慎一郎監督の記念すべき長編デビュー作。
観客の予想を裏切る脚本と低予算（300万円とも言われている）を
逆手にとった演出が絶賛され、口コミで上映館は終日満員。
ついに今週末より全国104館へと拡大公開される。
関西圏では京都1館でしか上映していなかったため私も二の足を踏んでいたが
ようやく明日より東宝シネマズなんばで上映開始。
と思ったら、既に土曜も含めて全回ほぼ完売状態だった。
（東宝は2日前からオンラインで購入可能）
▼Blu-ray「劇場版名探偵コナン ゼロの執行人」10月3日発売
10月3日発売■Blu-ray：劇場版名探偵コナン ゼロの執行人 豪華盤 Ama特典付き
10月3日発売■Blu-ray：劇場版名探偵コナン ゼロの執行人 豪華盤
累計83億円を稼ぎ出し、目下2018年度の興行収入No.1となっている
「劇場版名探偵コナン ゼロの執行人」が10月3日にBlu-ray発売決定。
少し前までコナンは伸びても40億程度のシリーズだったはずだが
何故これほどまでに？と思いHuluで安室透の関わったエピソードだけを抜き出した
テレビ版の特集を順に追っていってすっかりハマってしまった。
▼本日よりauビデオパスがキャリアフリー化、映画好きは今すぐダウンロードすべし
なぜあまり騒がれていないのかさっぱり理解できないのだが
本日8月2日よりauビデオパスがキャリアフリー化された。
ドコモやソフトバンクといった他キャリアのユーザーも
本日から利用が可能。
もともとはauユーザー専用だったために
端末に登録されていたIDと紐付けする必要があったのだが
auでない方が利用する場合は予めWow!IDを取得する必要がある。