▼今週発売の新作ダイジェスト
5月24日発売■PS4:Detroit: Become Human
5月24日発売■NSw:ロックマン クラシックス コレクション 1+2
5月25日配信■Amazonビデオ:宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 セル版
▼映画「犬ヶ島」犬と飼い主との心温まる物語、では終わらない。
5月25日公開■Movie:犬ヶ島
「グランド・ブダペスト・ホテル」も数々の映画賞に輝いた
鬼才ウェス・アンダーソンの最新作「犬ヶ島」が25日より公開。
2038年の日本を題材にした「ファンタスティック Mr.FOX」以来の
ストップモーション・アニメで、約100分の本編に14万コマもの
気が遠くなるほどの静止画が撮影・使用されているとか。
ここまで来るとCGで作った方が遥かに効率が良さそうだが
緻密な作業の末に生み出されるファンタジックなビジュアルは
やはりストップモーションでなければ出せない。
ボイスキャストにはエドワード・ノートン、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、
日本からは野村訓市、渡辺謙、夏木マリ、村上虹郎、野田洋次郎ら多彩なキャスティング。
ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した話題作である。
ストーリーは、深刻な感染病であるドッグ病が蔓延したメガ崎市で
犬の隔離政策が動きだし、全ての犬が『犬ヶ島』に追放されてしまう。
ある日、自力で生き延びなければならなくなった犬達の住む島に
愛犬を探して降り立ったひとりの少年アタリがいた。。。というもの。
飼い主とペットの信頼関係を中心に据えながら
人間社会の愚かさを皮肉るような表現が随所に散りばめられたビターな仕上がりで、
CMで坂上忍が言っているほど「犬好きなら一も二もなく観ろ」と言える
分かり易い万人向け作品ではない。
苦味の質で言うと、監督の前作「グランド・ブタペスト・ホテル」や
過去に当BLOGでも取り上げた「ベルヴィル・ランデブー」に近い。
【紹介記事】大人にはビター・チョコレート。映画「ベルヴィル・ランデブー」
ありったけのアイディアを詰め込んだ上質のカートゥーンであり、
フランス人らしいブラックジョークが満載の大人向けの映画であった。
よくぞここまでと思うほど様々な映像表現を詰め込み、
活劇として必要十分なイベントを盛り込んだストーリーを組み立て、
少しの皮肉や残虐さを隠し味にちらしてある。
観終えて「本当に70分だったのか」と思うほどのボリューム感があった。
ウェス・アンダーソンがこんなにも日本(映画)に精通していたのかと思うほど
黒澤映画を始めとする邦画・日本人監督へのオマージュも多い。
私ですら数カ所で「おっ」と思えるシーンがあったので
映画通を自認する方なら元ネタを発見する楽しさもあるだろう。
単に日本を舞台にしただけでもなく、
「ウルヴァリン:SAMURAI」などに代表される「不思議の国ニッポン臭」でもなく、
日本文化へのど直球なラブレターとしてこの映画は作られている。
その代わり、冒険譚であるにも関わらず、娯楽作品としての面白さよりも
美術館や神社仏閣を巡っているような作品になっているため、
キャラクターの精巧な動きや表情の豊かさ、ひねりの利いた演出を楽しめる
ウェス・アンダーソン好きな大人にお薦め。
私的には「ファンタスティック Mr.FOX」を上回る
ストップモーション・アニメの最高峰の仕上がりに大満足であった。
是非とも職人技を劇場で堪能すべし。
映画「犬ヶ島」は5月25日より公開。
配信中■Amazonビデオ:ファンタスティック Mr.FOX 字幕版
配信中■Amazonビデオ:グランド・ブダペスト・ホテル 字幕版
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