2016年11月2週公開の新作映画、「この世界の片隅に」いよいよ公開 | 忍之閻魔帳

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映画 この世界の片隅に のん


▼今週発売の新作ダイジェスト


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▼Kindleセール情報まとめ


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▼2016年11月2週公開の新作映画


11月11日公開■Ticket:「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」
11月11日公開■Ticket:「この世界の片隅に」
11月11日公開■Ticket:「ミュージアム」
11月11日公開■Ticket:「オケ老人!」

*Amazon取り扱いのムビチケは全てEメールタイプ。
 現物のチケットが郵送されるのではなく
 発券に必要なシリアルナンバーがEメールに送られてくるのでお間違えのないように。

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<11月11日公開>
11月11日公開・「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」
11月11日公開・「オケ老人!」

<11月12日公開>
11月12日公開・「この世界の片隅に」
11月12日公開・「ミュージアム」
11月12日公開・「誰のせいでもない」
11月12日公開・「裏切りの街」
11月12日公開・「レミニセンティア」
11月12日公開・「ホライズン」
11月12日公開・「ホドロフスキーの虹泥棒」
11月12日公開・「湾生回家」
11月12日公開・「華麗なるリベンジ」
11月12日公開・「弁護人」
11月12日公開・「きんいろモザイク Pretty Days」




11月11日公開・「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」

ジェームズ・ボンド、ジェイソン・ボーン、ジャック・バウアー。
凄腕のエージェントは「ジ」から始まるの法則から生まれた
4人目の凄腕はジャック・リーチャー。
50歳を迎えてもアクションの最前線で活躍し続ける
トム・クルーズ主演の最新作は2013年に公開された「アウトロー」の続編。
監督はクリストファー・マッカリーが降板し、
新たに「ラスト サムライ」「ブラッド・ダイヤモンド」のエドワード・ズウィックに。

【紹介記事】トム・クルーズの新定番となるか。映画「アウトロー」

前作は邦題が「アウトロー」になっていただけで
原題は「ジャック・リーチャー」だった。
下手な邦題を付けるからこうなる。
ジャック・リーチャーは同じトム・クルーズの
「ミッション・インポッシブル」と違いいぶし銀の魅力がウリ。
日本に前作支持者がどのぐらいいるかがヒットの分かれ目。




11月11日公開・「オケ老人!」

「ちょんまげぷりん」「探検隊の栄光」など
映画化作品も多い荒木源の同名小説の映画化した「オケ老人!」。
主演は「ごちそうさん」「花咲舞が黙ってない」と
テレビドラマで引っ張りだこの杏が映画初主演を務める。
共演は坂口健太郎、光石研、笹野高史、左とん平、小松政夫など。
監督は「ぱいかじ南海作戦」の細川徹。


発売中■Blu-ray:「オーケストラ!」
発売中■Blu-ray:「アンコール!!」
発売中■DVD:「カルテット! 人生のオペラハウス」

「オーケストラ!」「アンコール!!」「カルテット!人生のオペラハウス」など
老人と音楽を結びつけたコメディやドラマは洋画にたくさん名作があり、
タイトル最後に「!」を付けているのも、おそらくは狙ってやっているのだろう。
しかし「オケ老人」というタイトルはコメディにしても
ちょっと失礼(不謹慎)に思えてしまうし、予告編を観る限り新鮮味は薄い。
杏の事務所は満を持しての初主演がコレで良かったのだろうか。




11月12日公開・「この世界の片隅に」


配信中■Kindle:「この世界の片隅に:上 / こうの史代」
配信中■Kindle:「この世界の片隅に:中 / こうの史代」
配信中■Kindle:「この世界の片隅に:下 / こうの史代」
配信中■iTunes:「この世界の片隅に : 1 / こうの史代」
配信中■iTunes:「この世界の片隅に : 2 / こうの史代」
配信中■iTunes:「この世界の片隅に : 3 / こうの史代」
配信中■Kindle:「夕凪の街 桜の国 / こうの史代」
配信中■iTunes:「夕凪の街 桜の国 / こうの史代」

【紹介記事】小さな小さな幸せを。映画「この世界の片隅に」
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原作紹介から劇場アニメーションのクラウドファンディング企画まで
長年かけて追い続けてきた「この世界の片隅に」が今週末より公開。
季節ごとに届けられるすずさんからの葉書や
制作レポートを読んできた私も感慨深い。
主人公すずの声を担当するのは、「あまちゃん」ののん(能年玲奈)。
共演には細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、澁谷天外。
劇版と主題歌はコトリンゴ。

映画「この世界の片隅に」は、原作者のこうの史代(48歳)も
片渕須直監督(56歳)も「戦争を知らない子供たち」の第一世代である。
こうの氏はメディアの取材に対し

「私は戦争を体験していないので、膨大な資料を読み漁って
 勉強しながら描くことしか出来ない。
 そしてそのことを誇りに思いたい。」

と語り、最後にこう添えた。

「もし間違っていたら教えて下さい。いまのうちに。」

片渕監督は今回のクラウドファンディング参加者向けの試写会の挨拶で

「生きていれば(主人公の)すずさんは今年で91歳です。
 私はこの作品を、どこかでまだすずさんが生きていると
 信じながら作りました。
 なので、どこかですずさんを見かけたら教えて下さい。」

と語った。

映画「この世界の片隅に」は、淡々とした日常を描いた作品でありながら
戦争モノを遠ざけてしまう若者達のアレルギーを払拭し、
ある意味で一番困難な「とにかく観てもらう」ことを
クリアできる作品に仕上がっている。


発売中■Book:「この世界の片隅に 公式アートブック」
発売中■Book:「小説 この世界の片隅に」
発売中■Book:「この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック」
発売中■Book:「ユリイカ 2016年11月号 特集=こうの史代」
発売中■Book:「この世界の片隅に 劇場アニメ絵コンテ集」

こうの史代の名前を一気に世間に知らしめた
「夕凪の街 桜の国」の拡大版とも言える本作は
衣食住の全てを切り詰めなければならなかった当時の生活をクローズアップし、
「戦時中でも日々の生活を楽しんでいた人達がたくさんいた」ことが
ほんわかしたタッチで描かれている。
召集令状も空襲警報も、人の死すらも日常の風景に溶け込み、
いつ終わるとも知れぬ戦渦の中、食卓に上るのが粗末なメニューでも
他愛も無い会話で笑い合う瞬間があったのだと教えてくれる。
そしてその小さな小さな幸せをも、根こそぎ奪っていくのが戦争なのだと。

すずの倹しい生活ぶりが微笑ましければ微笑ましいほど
後半の展開には胸が締め付けられる思いがする。
それなのに、またすずは笑っている。
周囲にはこんなにもたくさんの「悲しくてやりきれない」ことが溢れているのに
涙が止まれば、人はまた笑うことが出来る。
笑うことが出来れば、立ち上がる力が沸いて来る。
立ち上がる力があれば、一歩踏み出すことが出来る。
そうやって当時力強く踏み出した一歩の積み重ねが、現代へと続いているのだ。

2016年はアニメの当たり年と言われている。
公開規模からしても、本作が何十億のヒットになることはまずないだろう。
しかし、それらの作品と比べても全く引けを取らない秀作であることは保証する。

この世界の片隅に こうの史代 映画
発売中■CD:「この世界の片隅に オリジナルサウンドトラック」

本編で使用される楽曲、OPテーマ、主題歌、EDテーマの計33曲を収録。




11月12日公開・「ミュージアム」

巴亮介の同名コミックスを、マンガ原作と言えばこの人な
小栗旬の主演で実写化した「ミュージアム」が今週末公開。
監督は「るろうに剣心」「秘密 THE TOP SECRET」の大友啓史。
共演は尾野真千子、野村周平、大森南朋、松重豊、妻夫木聡。
主題歌はONE OK ROCK。
大友監督xワーナー配給xワンオク以下アミューズてんこ盛りは
「るろ剣」と全く同じフォーマット。

試写で鑑賞済み。
大友監督の猟奇サスペンスということでかなり期待したのだが
妻夫木聡が演じる殺人鬼・カエル男がかなり頭が悪く、
自らをアーティストと呼ぶ割には犯行が美しくない。
計画が緻密でなく行き当たりばったりに見えてしまっては
この手のサスペンスは魅力激減してしまう。

公開前なのであまり詳しくは書かないが、納得のいかない箇所が多過ぎる。
中盤以降の中だるみも酷く、130分も尺が必要だったとは思えない。
「ストレイヤーズ・クロニクル」が劣化版の「X-MEN」だったように
洋画に多数存在する猟奇サスペンスの劣化コピー以上のものではない。
期待した妻夫木の怪演も「怒り」ほどの情熱は感じず
過去の猟奇犯をなぞっただけに見える。うーむ。


配信中■Kindle:「新装版 ミュージアム 完本(上)」
配信中■Kindle:「新装版 ミュージアム 完本(下)」