照ノ富士優勝おめでとう | 塵芥想

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2024年名古屋場所は横綱照ノ富士の優勝で終わった。

照ノ富士にとっては10回目の優勝だ。

 

満身創痍といわれながら

心技体鍛錬して

一人横綱として頑張り

10回目の優勝を達成した。

 

本人も目標としていた10回の優勝

名横綱のあかしとされる10回の優勝

大関から序二段まで落ちて復活

大関復帰だけでなく横綱にまで上り詰めた。

それだけでも伝説的な出来事だが

それだけでは納得しなかったのだろう。

本人の自覚が感じられる。

 

日馬富士が9回の優勝のまま引退することになった。

その心残りを後輩が受け継いだ。

言語外の継承をしてのけた。

美しきかな同門の士。

これでやっと不知火型の横綱で二人目だ。

 

これまで優勝10回の名横綱は数あれど

白鵬の45回以外はすべて雲竜型。

なとういう不均衡。

春馬富士の9回の口惜しかったことか。

見事同門で話してくれた。

 

不知火型は伊勢ケ浜や立浪などの

大阪由来の部屋が多く継承してきたといわれている。

そのため横綱も少なく

大成したものはさらに少ない。

 

不運の横綱といわれた玉ノ海が現役のまま死去して

これは挽回しなくてはと急遽双羽黒を横綱にして

大失態を演じることになった。

 

以降不知火型は不吉とまで言われることになった。

短命、不運の型とまで言われた…

これを始めて払拭したのが白鵬だった。

彼の実績はその点についてはとてつもなく大きい。

本人も横綱昇進時は不知火型を敬遠したとも言われた。

 

そうなんだ二人目の不知火型名横綱。

本当におめでとう。