1987年刊とある。
37年前ということか。
私が大学生だったころのことだ。
そうきっと、書店バイトのときに
少し背伸びをして買ったものに違いない。
北ヨーロッパの文化に触れて強い過去がれを抱いた。
大学生の私だった。
北ヨーロッパへのあこがれは
この地域と日本の文化的近似性を感じたからだ。
ヨーロッパと中国
ともに世界史上の大きな文化圏。
周辺に強い影響力を持っていた。
日本文化の中国から受けた影響は
今でも計り知れない。
同じことが北ヨーロッパにもいえる。
ともに文化的には田舎の地域だ。
しかし双方とも独自の文化を維持して
しかも独自性を持っていた。
政治しかり
文化しかり
文学や
その他の表現活動においても
辺境地の独特の文化という点では
似た面があると私は強く感じていた。
その後法学生として大学院に進学したが
その思いは尽きなかった。
法律的な部分で
北欧の研究者になりたかった。
そんな思いのこもった本だ。