登場しない小山朝政 | 塵芥想

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現在放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

歴代大河ドラマの中でもかなり

高いレベルの面白さを発揮していると思う。

 

三谷幸喜さんは大河ドラマ3作目だが

いつも歴史資料の扱いが上手だと思う。

一般的に伝わっている資料を

そのままリアルに表現して見せているように思う。

最初の「新選組!」のころはまだ付け焼刃な感じもあったけれど

「真田丸」あたりでかなり洗練されてきて

ストーリーにうまくなじませることができていると思うのです。

 

登場人物を現代風の解釈でなじみやすく紹介しながら

伝聞だか、資料だかでいわれていることもうまく盛り込んで

そういう形で人物を掘り下げていく。

独自の解釈もあるのかもしれないけど

そういうことで歴史おたくの心もとらえている

そう思うことも多いです。

 

今でも傑作だと思うのが

「真田丸」の本能寺の変の描き方

情報に通じた真田正幸は

信長が殺された情報をすぐに察知

北関東の代官だった丹羽長秀に会いに行くと

何も知らない丹羽長秀は実に牧歌的に真田を迎える。

長秀役の段田安則と草刈正雄のやり取りが

私の中にいまだに鮮明に残っている。

面白過ぎて笑う機会を忘れる見事な設定。

 

その三谷さんの「鎌倉殿の13人」も第3部後半戦だ。

我らが郷土に墓を残す小山朝政は鎌倉時代の有力御家人。

弟の結城朝光は梶原景時を失脚につなげる重要な役どころだった

さらに弟の沼田某も北条義時執権就任時に異論を述べる役で登場

小山朝政は全く登場しない。

兄貴を差し置いて弟ばかり登場とは何とも寂しい。

先の帰省の折はその悔しさから

思わず墓参しまった。

 

しかし、

そう遠くないとは言っても

栃木県小山市の人の墓がなぜ

わが故郷にあるのか

詳細は判らない。